Appleが9月12日(現地時間)に『iPhone Xs』『iPhone Xs Max』『iPhone XR』の発表を行いました。それぞれの予約開始日と発売日は、
・iPhone Xs:2018年9月14日予約開始、9月21日発売
・iPhone Xs Max:上に同じ
・iPhone XR:2018年10月19日予約開始、10月26日発売
となっています。
主なスペックやDSDS、eSIMなどについてみていきましょう。
iPhone Xs / Xs Max / XRのスペック
iPhone Xs / Xs Max / XRの主なスペックは以下のとおり。
Xs | Xs Max | XR | |
---|---|---|---|
カラー | ゴールド、スペースグレイ、シルバー | ホワイト、ブラック、ブルー、イエロー、コーラル、(PRODUCT)RED | |
容量 | 64GB、256GB、512GB | 64GB、128GB、256GB | |
重量 | 177g | 208g | 194g |
サイズ | 70.9×143.6×7.7mm | 77.4×157.5×7.7mm | 75.7×150.9×8.3mm |
ディスプレイ | 5.8インチ | 6.5インチ | 6.1インチ |
解像度 | 2436×1125ピクセル(458ppi) | 2688×1242ピクセル(458ppi) | 1792×828ピクセル(326ppi) |
SoC | A12 Bionicチップ | ||
アウトカメラ | デュアル12MPカメラ(広角と望遠) | デュアル12MPカメラ(広角) | |
インカメラ | 7MPカメラ | ||
simスロット | デュアルSIM(nano-SIM + eSIM) | ||
連続通話時間 | 20時間 | 25時間 |
参考:https://www.apple.com/jp/iphone-xs/specs/
iPhone Xsがスタンダードな機種、Xs Maxはその上位版にあたります。
iPhone XRは廉価版。iPhone 5C以来のカラフルなラインナップとなっています。
eSIMとは?
格安simなどを契約したことがあるなら馴染みあるsimカード。サイズは最近では下記画像一番右の最も小さい『nano SIMカード』が主流となっています。
画像引用元:SIMカード - Wikipedia
これをスマホに挿すことでWi-Fi接続なしでも通信できるようになるわけですね。
ではeSIMとは何でしょうか?これはスマホの基盤に埋め込まれたsimカードのことを指します("e"は"embedded (組み込み、といった意味合い)"の略)。
※画像はイメージです。iPhoneの基盤ではありません。
画像引用元:https://www.xda-developers.com/esim-standard-att-verizon-colluded-sabotage/
eSIMは遠隔でsimカードの加入者情報を書き換えることができるので、従来のようにsimカードを物理的に差し替えたりしなくても、契約している携帯会社のモバイルデータ通信を利用したり、切り替えたりが可能となります(eSIMの実例としては、Apple simやGoogleのProject Fi、docomoのdtab d-01K、Apple Watch Series 3 Cellularモデルなど)。
eSIM提供可能な業者
eSIMのプランを提供できる国内業者はキャリア(docomo / au / softbank)とフルMVNO(この記事執筆時点ではIIJmioのみ)だけ。IIJmioもプランを提供してくれると面白くなりますね。
iPhone Xs / Xs Max / XRはDSDS対応(eSIM + nano SIMで同時待ち受け可)ですが、そもそもキャリアの通信料が高いので、フルMVNOがeSIM向けサービスを提供してくれなかった場合、あまりメリットはなさそうです。
中国モデルはデュアルsimスロット
なお中国版iPhone Xsはデュアルsimスロット(nano SIM x 2)なので、こちらの方が現時点では使い勝手が良いですね。入手したいところですが技適問題で日本での使用はNGの可能性高め。
おわりに
iPhoneがeSIM搭載の機種を発売、フルMVNO向けのeSIMは解放されていないことから、日本ではキャリアの囲い込みがより激しくなりそうです。
Xs / Xs Max / XRの新機能も特に真新しいものはないので、型落ちとなったiPhone Xの値下げを待つのもアリかもしれませんね。