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【Windows 10】WSLでGUIアプリを動かす方法と日本語入力設定方法【VcXsrv】

WSL (Windows Subsystem for Linux)でGUIアプリを使う方法と日本語入力方法をシェアします。ディストリビューションはUbuntuを使用。VcXsrvインストール後はLinuxアプリを小ウィンドウで開くことができるようになります。完成図↓

f:id:ahiru8usagi:20180927113411p:plain※WindowsのGIMP(左)とLinuxのGIMP(右)を同時に開いてるの図

VcXsrvをインストール

ダウンロード

WSLのGUIアプリを起動できるようにするにはまずSource Forgeから『VcXsrv Windows X Server』をインストールします。

https://sourceforge.net/projects/vcxsrv/

にアクセスし、『Download Latest Version』をクリック。数秒待つとダウンロードが始まります。

f:id:ahiru8usagi:20180927102357p:plain

 

適当な場所に『保存』。

f:id:ahiru8usagi:20180927102402p:plain

 

インストーラーのダウンロードが終わったら『ダブルクリック』で起動しましょう。

f:id:ahiru8usagi:20180927102405p:plain

 

インストール

インストーラーを起動したら、デフォルト設定のまま画面を進めてOKです。インストールを完了しましょう。

f:id:ahiru8usagi:20180927102408p:plainf:id:ahiru8usagi:20180927102411p:plainf:id:ahiru8usagi:20180927102414p:plain

 

インストール完了後、VcXsrvのショートカットが表示されるので『ダブルクリック』で起動します。

f:id:ahiru8usagi:20180927102417p:plain

設定&起動

初期設定画面が開きます。細かい設定をいくつかいじれますが、今回はデフォルト設定のまま進めます。

f:id:ahiru8usagi:20180927102420p:plainf:id:ahiru8usagi:20180927102424p:plainf:id:ahiru8usagi:20180927102427p:plain

 

VcXsrv起動後は通知領域アイコンに常駐するようになります。

f:id:ahiru8usagi:20180927102430p:plain

 

オーバーマウスをすると「0.0」などといった数字が出るので、ここの数字を覚えておきましょう。

f:id:ahiru8usagi:20180927102433p:plain

 

Ubuntu起動

次にWSLのUbuntuを起動します。WSLのUbuntuを未導入の場合は以下の記事をご参照のこと。

ahiru8usagi.hatenablog.com

 

Ubuntuを起動したら以下のコマンドを入力します。

$ export DISPLAY=localhost:0.0

※localhostは大抵は"0.0"ですが環境によっては異なるかもしれません。通知領域アイコンに常駐しているVcXsrvにオーバーマウスしてご確認のこと。

あとはLinuxのGUIアプリを起動するのみです。例えばGIMPなどを起動してみましょう。

$ gimp

以下のようにLinuxアプリのGIMP(画像右)が起動します。WindowsのGIMP(画像左)と一緒に起動してみました。

f:id:ahiru8usagi:20180927102436p:plain(GIMPを2つ起動しても意味ないのでこれはただのメモリのムダ使い♡)

フォントのインストール

Linuxアプリの起動はできましたが文字化けしてしまっているのでフォントもインストールします。

$ sudo apt-get install fonts-ipafont

Linuxアプリを再起動すると正常に文字が表示されるようになりました。

f:id:ahiru8usagi:20180927113411p:plain

 

日本語入力設定

GUIアプリで日本語入力するには、mozcやfonts、dbusをインストールします。

$ sudo apt-get install fcitx-mozc
$ sudo apt-get install fonts-noto-cjk
$ sudo apt-get install dbus-x11

また、以下コマンドを入力。

$ export GTK_IM_MODULE=fcitx
$ export QT_IM_MODULE=fcitx
$ export XMODIFIERS=@im=fcitx
$ export DefaultIMModule=fcitx

そして以下コマンドを入力することで日本語入力切替が有効になります。

$ fcitx-autostart

Ctrl + スペースで入力切替

文字入力ができるテキストエディタやブラウザなどを開き、Ctrl + スペースを押すと「Mozc」と表示され、

f:id:ahiru8usagi:20180927125441p:plain

 

日本語入力が可能となります。

f:id:ahiru8usagi:20180927125444p:plain

設定確認&変更

$ fcitx-config-gtk3

とコマンドを入力すると、GUIでfcitxの設定変更をすることができます。

 

おわりに

以上、簡単にWSLのUbuntuでGUIアプリ起動と日本語入力設定をやってみました。WSLをより楽しく使っていきましょう。