Windows 10のmicrosoftストアから導入したUbuntu 16.04(WSL)を使ってPython3の導入とvenvを使った仮想環境づくりをしてみたので流れをシェアします。
Windows 10にUbuntuを導入する方法については前回の記事をご参照のこと。
Ubuntuのバージョンは16.04LTSでした(2018年4月時点)。
1.Pythonとvenvをインストールする
最初にapt-getコマンドでPython3とvenvをインストールします。
sudo apt-get install -y python3
sudo apt-get install -y python3.4-venv
Python3のインストールができたら
python3 -V
でバージョンの確認とかしてみましょう。3.5.2でした。
※一応ユーザー名は全部黒塗りで消してる。
2.venvで仮想環境をつくる
次のコマンドを実行します。
python3 -m venv [仮想環境名]
特に何も反応はありませんが、カレントディレクトリ内にtestディレクトリが作成されました。今回testとしていますが仮想環境名はなんでもいいです。
ls test/
でディレクトリ内を見てみるとbin include libなどが確認できます。
3.仮想環境に入る(アクティベート)
次のコマンドで仮想環境に入ります。
. test/bin/activate
※.(ドット)と引数の間にスペースを入れる
user名の頭に(test)と表示されたら仮想環境にアクティベートしている状態です。
仮想環境内でPython 3の実行可。
コマンドのパスはtest/binディレクトリ内を指しています。
which python
仮想環境を抜け出す(ディアクティベート)
仮想環境を抜け出すときは、
deactivate
頭のディレクトリ名がなくなったら抜け出せています。
4.インタラクティブシェルの起動
python
とのみ入力してEnterを押すとプロンプト(インタラクティブシェル)が起動。
とりあえず四則演算とかで遊んでおきます。
インタラクティブシェルから抜け出す
exit()
もしくはキーボードの
ctrl + D
でもとに戻ります。
5.仮想環境を削除する
venvでつくった仮想環境を削除するときは
rm -rf [仮想環境名]
ディレクトリまるごと削除でOKでした。
おわりに
Pythonの仮想環境作成まで非常にスムーズでした。
anacondaよりWSL?