AndroidスマホやiPhone、タブレットなどで、自宅のWi-Fiをこれまで普通に使えていたのにいきなり「Wi-Fi接続エラー」「保存済み」「認証に問題」「制限付きアクセス」などと表示され、インターネットに接続できなくなった場合の対処法をシェアします。
※こんな表示が出て自宅のWi-Fiに繋がらないときの対処法紹介です。
1.ルーターの電源を入れ直してみる
ネットの調子が悪い時に試す基本の解決方法です。自宅のルーターが一時的に調子が悪くなっている可能性があるので、電源を入れなおしましょう。
ルーターに電源ボタンはないので、コンセント側から一旦抜いて、10秒ほどしたら再度差し込みます。
コンセントを挿すとルーターが自動で再起動するので、数分待ってWi-Fiがつながるかどうか確認しましょう。
※家庭内のスマホやタブレットが全部繋がらないというときは、この対処法で直る場合が多いです。
※ルーターの電源を入れなおしても全ての端末が接続できない場合、回線側の問題の可能性が高いのでサポートに電話をかけた方が早いかも。
2.スマートフォンを再起動する
ルーターではなく受信側(スマホ/タブレットなど)の一時的な不具合だった場合は、端末を再起動することで接続できる場合があります。
※「他のスマホやタブレットは繋がっているのに、このスマホ1台だけ繋がらない」というときはこの対処法で直る可能性があります。
3.Wi-Fiパスワードの入力をし直す
特に「認証に問題」「制限付きアクセス」と表示された場合は、スマホやタブレット側のWi-Fi設定が間違っている、あるいは消失してしまっている可能性があります。
『設定』→『Wi-Fi』とタップし、そのSSIDを長押しすると「ネットワークから切断」「削除」などと表示されるので一旦『削除』します(Androidスマホの場合)。
再度SSIDをタップするとパスワード入力画面が出てくるので、再設定を行いましょう。
※Wi-Fiの(デフォルトの)パスワードは英数字が混在しているので入力ミスが起こりがちです。大文字小文字も区別するので入力は正しく。
※これも「複数の端末でWi-Fiが使えているにも関わらず、スマホやタブレット1台だけ繋がらない」という症状のときに直る可能性が高いです。
4.ルーターの設定を見直す
自身でルーターの設定をいじったことがある人は自力で解決できるかと思いますが、考えられる点を2点ほど挙げておきます。ルーターの設定とかしたことがない!という場合はこの項目は確実に飛ばしてOK。
4-1.DHCPサーバ機能の設定を見直す
手動でIPアドレスを設定していたり、DHCPサーバーをOFFにしておりIPアドレスが割り振られなくなっていたり、割当数上限を少なくしていたところ接続台数を増やしすぎていたり、などの原因がないかどうか確認しておきましょう。
4-2.MACアドレスフィルタリングを見直す
複数台のスマホ/タブレットは繋がるにも関わらず、新しく買ったスマホ/タブレットだけがつながらない!などという場合、過去にMACアドレスフィルタリングなどの設定はしていなかったでしょうか。心当たりがある場合は新しい端末のMACアドレスも登録orフィルタリング解除
5.Wi-Fiルーター(APモード)を増設する
ルーターに接続できる端末の台数上限は、
・有線LAN接続:理論上256台(IPアドレスを割り振れる数)
・無線LAN(Wi-Fi)接続:同時接続は目安10台くらい(BUFFALOより)
※一般的な家庭用ルーターの場合
です。
最近Google HomeやChromecast、Fireタブレット、Fire TV Stickなどを購入し、Wi-Fiで接続しているデバイスが増えていないでしょうか。※2018年1月にGoogle Home配下のWi-Fiネットワークが途切れやすくなるといった事象も報告されています(9to5 Google)。今後ルータ側のファームウェアアップデートで改善するかもしれません。
の場合はルーターを増設することでWi-Fiで接続できる端末の台数を増やすことができます。
※Wi-Fi接続台数増設のイメージ図
ルーターを単純に「中継器」として使う場合は、もう一台ルーターを購入し、「APモード(ブリッジモードなどとも言う)」にして元々あったルーターと有線LAN接続すれば簡単に増設可能です。※無線接続(Wi-Fi)で中継できる機種もありますが、機器の相性もあるので有線LAN接続での増設を推奨。
「複数のスマホやChromecastは繋がる(Wi-Fiは使える状態)にも関わらず、何台かのタブレットはWi-Fiに繋がらなくなってしまった」という症状の場合は、ルーターを増設することでつながるようになる可能性があります。
※ただ、お金がかかる解決方法なので最後に記載しました。まずはお金のかからない解決法を試してみてこれが原因だと確信できた場合に検討した方がよいと思います。
※ハードウェアが対応していればPCをWi-Fi親機として使う方法もありますが、電源入れっぱなしでないとWi-Fi飛ばなかったり。
おわりに
Wi-Fiに繋がらない現象が運よく(?)起こったので解決法を記載してみました。私の場合はすでに中継機を使っていたので、「Wi-Fi接続エラー」だったタブレットをルーターではなく中継機のWi-Fiを繋げてみたところ解決しました(「Wi-Fi接続エラー」→「接続済み」)。
ルーターの電源の入れなおしなど基本的な無料で解決できるところからチェックしていくとよいと思います。