平成30年の厚生労働省のデータによると、三大疾病(がん / 心疾患 / 脳血管疾患)で亡くなった方の死亡総数に対する割合は『51.6%』でした。
死因 | 割合 |
---|---|
新生物/腫瘍(がん) | 28.4 |
心疾患 | 15.3 |
脳血管疾患 | 7.9 |
三大疾病 | 51.6 |
データ参照元:厚生労働省『死亡数・死亡率(人口10万対),死因簡単分類別 』https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai18/dl/h6.pdfより筆者表作成
入院日数の長引きやすい4つの生活習慣病(高血圧性疾患 / 糖尿病 / 肝疾患 / 腎不全)を加えて『七大生活習慣病』と言いますが、3人に1人(31.94%)がこれを理由に入院します。
原因 | 入院数/総数 | |
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がん | 10.83% | |
心疾患 | 4.88% | 三大疾病 |
脳血管疾患 | 11.12% | 26.83% |
高血圧性疾患 | 0.43% | |
糖尿病 | 1.44% | |
肝疾患 | 0.56% | 七大生活習慣病 |
腎不全 | 2.67% | 31.94% |
データ参照元:厚生労働省『推計患者数の年次推移,入院-外来 × 傷病分類別(平成8年~29年)』https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450022&tstat=000001031167&cycle=7&tclass1=000001124800&tclass2=000001124801 より筆者表作成
健康寿命を伸ばす9つの生活習慣目標
厚生労働省が2000年に策定した『健康日本21』では、生活習慣病一次予防のための9分野の数値目標が定められています。
主な生活習慣改善方法は以下のとおり。
- 栄養・食生活→バランスよく摂る
- 身体活動・運動→運動する習慣をつくる
- 休養・こころの健康づくり→7~8時間以上の睡眠、9時間以内の労働時間
- たばこ→吸わない
- アルコール→飲まない、あるいは適度に飲む
- 歯の健康→歯磨きで虫歯および歯周病予防・定期検診
- 糖尿病→糖尿病予防・メタボリックシンドローム予防
- 循環器病(心疾患/脳血管疾患等)→高脂血症予防・健康診断を受ける
- がん→がん検診を受ける(早期発見早期治療)
データ参照元:健康日本21(第二次) |厚生労働省
おわりに
上記いずれの疾病を発病してもQuality of Lifeは大きく損なわれます。なるべく一次予防をし、健康寿命を長くできるよう日々のルーティンを構築していきましょう。