Pixel 2をAndroid 8.0からAndroid 8.1にアップデートしてみたので、UIの変更点や新機能をシェアしたいと思います。
1.Android 8.1 新機能と変更点
1-1.クイックパネルのテーマ自動変更
1-2.クイックパネルが半透明になった
1-3.Bluetooth接続デバイスバッテリーレベル表示
1-4.設定画面の検索フィールド固定
1-5.電源メニューがタイル型に
1-6.バックグラウンド動作確認がより簡単に
1-7.通知1秒に1つ
1-8.オープンネットワークに接続する機能消去?
1-9.Oreoアイコン変更
1-10.Camera HAL HDR + 有効可
1-11.その他
2.Android 8.1開発者向け新機能
2-1.Android Goをサポート
2-2.Neural Network APIに対応
1.Android 8.1 新機能と変更点
Android 8.1で追加された新機能をまとめていきます。
1-1.クイックパネルのテーマ自動変更
Pixel 2ではAndroid 8.0の頃からですが、壁紙の明るさに応じてクイックパネルのテーマが変わります。暗めの壁紙だとダークテーマ、明るめの壁紙にするとライトテーマに自動で変更されます。
※壁紙を変更した様子。両方ともAndroid 8.0 (Pixel 2)の画像
1-2.クイックパネルが半透明になった
Android 8.1ではクイックパネルが半透明となり、背景(壁紙など)が薄く見えるようになりました。立体感とお洒落さUP。
※前者Android 8.0、後者Android 8.1のクイックパネル
1-3.Bluetooth接続デバイスバッテリーレベル表示
Android 8.1ではBluetoothで接続しているデバイスの電池残量を確認することができます。クイックパネルから確認可。Bluetoothスピーカーなどの電池残量も丸わかりに。
※両方ともAndroid 8.1の画像。ただし、iPhoneやAndroid端末などスマホ機器の充電残量は確認できませんでした。
1-4.設定画面の検索フィールド固定
設定画面上部に表示される「検索」ボックス。Android 8.1では固定されておりスクロールしても追尾します。またナビゲーションバーは明るい色になりました。
※前者Android 8.0、後者Android 8.1の画像。アルファベットでは検索にひっかからないので微妙に不便。
1-5.電源メニューがタイル型に
電源メニューがタイル型で表示されるようになり、片手でも押しやすくなりました。
※Android 8.1の画像。Pixel 2ではAndroid 8.0の頃からタイル型で表示されていました。
1-6.バックグラウンド動作確認がより簡単に
Android 8.0からバックグラウンドで動作しているアプリが通知バーに表示されていましたが、Android 8.1では「バッテリーを消費しています」というメッセージが加えられ、その場で停止操作を行うこともできるようになりました。
1-7.通知1秒に1つ
通知は1秒に1つずつという制限が加えられました。大量の通知が一斉に届いた場合のメッセージを確認しやすくなります。
1-8.オープンネットワークに接続する機能消去?
Wi-Fi設定の項目から「オープンネットワークに接続する」設定がなくなりました。
※前者Android 8.0、後者Android 8.1
12月13日追記:今日みたら復活してました(笑)Android 8.1のままでダウングレードとかはしてないです。
1-9.Oreoアイコン変更
「端末情報」の「Androidバージョン」連続タップで確認できるAndroidのロゴが、黄色い丸からオレオに変わりました。
※前者Android 8.0、後者Android 8.1の画像
1-10.Camera HAL HDR + 有効可
「開発者向けオプション」に『カメラ HAL HDR +』の項目追加。ONにして再起動することで有効に。サードパーティ製アプリが対応していればHDR+品質の写真撮影が可能になります。
※両方ともAndroid 8.1の画像。Pixel 2の純正カメラアプリはもともとHDR機能がONらしいので純正カメラアプリに関しては画質に変化はないそうです。
1-11.その他
他にもこういったところに変化があったらしいです。
・ナビゲーションバーが明るさに応じで自動調光
・新しいフォント『Google Sans フォント』が適用に
・ダウンロードマネージャーの通知の優先度が低めに(通知領域を圧迫せずにすむ)
2.Android 8.1開発者向け新機能
詳細:Android 8.1 Features and APIs | Android Developers
2-1.Android Goをサポート
正式名称は『Android Oreo (Go Edition)』。1GB RAM以下のデバイスで以下のような最適化を行えます。
・メモリ1GB以下でもアプリが効率的に動作
・通信量を抑えるデータセーブ機能搭載
・Google Appsはストレージ消費を抑えるため軽量版を利用可能に
・Google Play Storeではエントリーレベル端末向けの軽量アプリを上位表示する
Android GoはAndroid Oreo 8.xの機能を大きく削っているわけではなく、ターゲットは低スペックスマホシェア率の高い新興国であろうものの提供地域を限定しているわけでもないです。2018年中にでも対応機種/互換機が発売されるかもしれません。
2-2.Neural Network APIに対応
Neural Network APIに対応。TensorFlow LiteやCaffe2の基礎レイヤー。スマホ上でハードウェアアクセラレーショによるNeural Networkの推論を行い、訓練済みの機械学習モデルを高速に実行できるようになります。
NN APIで、ユーザーの次の行動予測やスマホ上の画像分類といったアプリの作成が可能になるとのこと。
おわりに
以上、Android 8,1の新機能や変更点まとめでした。
Bluetoothデバイスの電池残量確認ができるようになったのは何気に便利です。あとAndroid 8.0以降起動の早さはかなり驚き。アップデートファイルインストール後の起動のスムーズさもぜひ体感してほしいです。
幅広いシェアが期待できるAndroid Go用アプリやNN APIを使った画像分類や行動予測アプリ開発は面白そうですね。スマートスピーカーよりもまだまだスマホの方が面白いような(笑)これら組み合わせて何かできると楽しいんですけどね~。