2020年9月30日(日本時間10月1日 AM3:00~)に毎年恒例のGoogleイベントが開催されました。発表された製品を簡単にまとめます。
発表製品一覧は目次にてご確認のこと。
※イベントフルバージョン(31分3秒)はYouTubeでご照覧ください。
Google Pixel
Pixel 5
日本ではPixel 3から販売開始されたGoogle謹製スマホPixelシリーズ。2020年版最新作『Pixel 5』の発表です。
スペック詳細は公式サイト(Googleストア)をご参照ください。
Pixel 5のスペック確認・予約 → Google Pixel 5 の技術仕様を比較 - Google ストア
日本でも予約注文可能となっており、10月中旬出荷予定です。
Pixel 5の主なスペック
- SoC:Qualcomm Snapdragon 765チップセット
- メモリ:8GB RAM
- 内部ストレージ:128GB
- バッテリー:4,080mAh
- ディスプレイ:フルHD+ / 90Hzリフレッシュレート / 6インチOLEDディスプレイ
- 筐体:アルミニウム製
- 充電:Qiワイヤレス充電可 / 逆ワイヤレス充電可
- リアカメラ:2個
- フロントカメラ:1個
- 5G回線:対応
- 色:JustBlack / SortaSage
- 価格:74800円
Pixel 5のプロモーション動画
イベントのPixel5及びPixel4a5Gのみの動画は以下。
Pixel 5の特徴・感想など
- Pixel 4にはあったSoliレーダーが、Pixel 5には搭載されませんでした。すなわち手を触れずにスマホを操作できる『Motion Sense』は使えないことに。Motion Senseの進化に期待していたので残念な結果です。
- カメラ性能上位スマホは軒並み中国メーカーのHUAWEI、OPPO、Xiaomiあたりが上位独占しています。Pixel 5のカメラ性能がどれくらい上位に食い込めるかに期待。(参考指標:DXO mark)
Pixel 4a 5G
Pixel 4aは2020年8月3日に発表されましたが、その5G回線対応版が『Pixel 4a 5G』です。
スペック詳細はGoogle公式サイトをご参照ください。
Pixel 4a 5Gのスペック確認・予約 → Google Pixel 4a (5G) の技術仕様を比較 - Google ストア
日本でも予約可能となっており、10月中旬出荷予定となっています。
主なスペック
- SoC:Qualcomm Snapdragon 765G
- メモリ:6GB RAM
- 内部ストレージ:128GB
- 充電容量:3,800mAh
- 3.5mmヘッドフォンジャック:あり
- 筐体:プラスチック
- ワイヤレス充電:非対応
- 5G回線:対応
- 色:Just Black
- 価格:60500円
(New) Chromecast with Google TV
ChromecastにGoogle TVが搭載されるようになりました。
Chromecast With Google TVの特徴
- 外観がより柔らかく洗練された印象に進化しました。
- 色はsnow / sunraise / skyの3色。どれも淡く明るい美しい色です。
- 新しいChromecastにはGoogle TVを搭載。リモコンも付属。
- Googleアシスタントのクイックアクセスボタンで音声による入力や操作がしやすい。
- YouTube / Netflixへのボタンもリモコンに搭載。
- 映像:60FPS / 最大4K HDRのビデオストリーミング
- HDMIパススルーを介してドルビービジョン / ドルビーオーディオに対応
- Googleアシスタントを介してスマートホームを制御可
- 2021年初頭にはStadiaをサポート。
- 価格:49.99ドル
- 日本での価格、発売日は不明(米では10/1から発売開始)
Chromecast With Google TVのプロモーション動画
ChromecastとGoogle TVの使用感については以下の動画で確認。
Chromecast With Google TVの感想
- 日本での発売が遅い点は毎度おなじみ(笑)
- Google TV搭載で、AmazonのFire TVに完全に対抗してきた製品となりました。
- Fire TV自体も搭載OSのコアな部分はAndroidなので、Googleが手掛けるChromecast With Google TVの方が使い勝手はよいんじゃないか、と予想しています。
- 音声アシスタントの出来は2020年現在もAlexaよりもGoogleアシスタントの方が圧倒的に使いやすいので、音声操作による操作性にも期待。
- これは私の妄想ですが、GoogleアシスタントはGoogle検索とGoogleマップのデータが使えるわけなので、「近くのおすすめのランチ」とかで音声入力して、ストリートビュー出してくれるとかトップレビューを読み上げてくれるとか、そんな感じの連携をしてくれたら神デバイスだと思います。
- アメリカは土地が広大で家と車の滞在時間が長く、室内・車内の環境にGoogleとAmazonが競って参入している状況だと思います。 自動運転車の時代も見据えるとGoogleマップが使えるGoogleとアライアンスを組んだ企業の方が有利になってくるんじゃないかと思ってます。あくまで個人の意見です。
(New) Google TV UI
- 現在のAndroid TVのパートナーとなっているテレビ(ソニーなど)も、2021年以降にはGoogle TVを利用できるようになるとのこと。単純にAndroid TVがGoogle TVに名称変更かつアップデートされるイメージでいいと思います。
- YouTube TV(米のみ:YouTube上でテレビ番組を見れる機能:35ドル/月)はGoogle TVに統合済。
- クラウドゲーミング『Stadia』は2021年以降統合予定。
日本対応するかどうかはわかりませんが、テレビ番組とクラウドゲーミングも統合するとなるとかなり何でもできちゃうGoogle TVです。
※プロモーション動画はChromecastの動画で確認。
Nest Audio Speaker
Nest Audioスピーカーの特徴
- Google Homeの進化版です。名称はNest Audioとなりました。
- サイズ感はNestMiniとGoogleHomeMaxの間。
- 元のGoogle Homeスマートスピーカーに比べ、音量は75%、ベース音は50%大きく出力できます。
- その他のNest Audioと連携することができます。
- 19mmのツイーター(高音域スピーカー)と75mmのウーファー(低音域スピーカー)内蔵。
- 色:(日本では)チョーク、チャコールの2色。
- 価格:11,550円。(2台購入するごとに2500円割引)
- 購入可。10月中旬以降発送予定。
Nest Audioスピーカーのプロモーション動画
おわりに
Apple(iPad / Apple Watchなど)とFacebook(Oculus Quest 2など)の発表に引き続き、Googleの発表となりました。私的に今年はGoogleの発表が一番ワクワクしました。
Google TVでFire TVをどれくらい追い上げられるかに注目。あとStadiaも含め日本に対応してほしい(笑)