2018年10月9日(現地時間)の『Made by Google』で発表されたGoogle製Chromebook『Google Pixel Slate (コードネーム:Nocturne)』。2 in 1 Chrome OS搭載タブレットのGoogle Pixel Slateのスペックや価格、発売日について迫りたいと思います。
残念ながらPixelbook 2と噂された『Atlas(アトラス)』は発表はありませんでした。
(初回投稿日:2018/9/26 | 最終更新日:2018/10/12)
- 発売日前のリーク情報
- 【リーク】Nocturne
- 【リーク】Atlas
- Google Pixel Slateのスペック構成と価格
- Google Pixel Slateの発売日
- Pixelシリーズについて
- Campfireについて
- おわりに
発売日前のリーク情報
発売日前のNocturne(Google Pixel Slate)の情報はこの項目にまとめます。Pixelbook 2と噂されたAtlasの情報もメモとして残しておきます。
【リーク】Nocturne
Chromebook NocturneはSurface ProやSurface Goのような着脱式キーボードを持つChrome OS搭載タブレットであるとする説が有力です。
画像
海外サイトAbout ChromebooksによるNocturneのリーク画像はこちら。実物の画像ではないため確定的な画像ではありません。
ディスプレイ上部側面に指紋認証が搭載されていることを確認できます。
新型Chromebookが指紋認証付きであることは海外サイトChrome Unboxedでも言及されていました。
10/7追記:海外サイトmysmartpriceよりGoogle Pixel Slate(Nocturne)のリーク画像追加です。
Chrome OSが動作しており、着脱可能なキーボード、円型キー、スタイラスペン付属、前後にカメラ搭載、アスペクト比3:2のタッチスクリーン、などの特徴が見て取れます。
製品名について
Google 9 to 5によるとNocturneは『Google Pixel Slate』という製品名である可能性があるとのこと。海外のBrydgeというiPad ProやSurface Proを取り扱うサイトにてGoogle Pixel Slateの販売ページが一時誤って公開されたそうです。
動画
NocturneもしくはAtlasのものといわれている実機動画はこちら。
着脱式キーボードであるかどうかは確認できないものの、キーボードの各ボタンが丸いなどGoogleらしいデザインであることが見て取れます。
スペック
主にモバイル端末の性能ベンチマークを計れるサイト(アプリ)GeekBenchに『Google nocturne』という名称のresultsが出現しました。
10/5時点で構成は4点確認できており、最大でIntel Core i7-8500Y、16GB RAM搭載とハイスペック。
CPU | RAM | スコア(S) | スコア(M) |
---|---|---|---|
Intel Celeron 3965Y | 8GB | 2000 | 3500 |
Intel Core m3-8100Y | 8GB | 3900 | 7200 |
Intel Core i5-8200Y | 8GB | 3900 | 8100 |
Intel Core i7-8500Y | 16GB | 3700 | 8000 |
※スコアの数字は丸めています。
スコアテストはAndroid用アプリのGeekBenchを使っておこなわれているため、OSはAndroid 9と表示されています。現状Chrome OSで動作しているAndroid OS & Playストアは『Android 7.1 Nougat』ですが、Googleは10月9日の発表に向けて、Android 9.0 Pieを動作できるようにする計画のようです。
【リーク】Atlas
Atlasは360°ヒンジを回転できる機種であり、Atlasの方がPixelbook 2と呼称される製品になると言われています。
画像
Google広告に一時誤ってPixelbook 2の広告が表示されたそうです(画像引用元:About Chromebooks)。初代Pixelbookよりも狭ベゼルとなっており、画面を広く使うことができます。
---リーク情報はここまで---
Google Pixel Slateのスペック構成と価格
Google Pixel Slateのスペック構成と価格は以下のとおり。
・Celeron/4GB/32GB:599ドル(約68,000円)
・Core m3/8GB/64GB:799ドル(約90,000円)
・Core i5/8GB/128GB:999ドル(約113,000円)
・Core i7/16GB/256GB:1,599ドル(約180,000円)
また、付属品の価格は以下のとおりです。
Pixel Slate Keyboard:199ドル(約22,500円)
Pixelbook Pen:99ドル(約11,000円)
スペック詳細については米Googleストアをご参照のこと。
Google Pixel Slateの発売日
米国は2018年内に発売予定。
日本国内発売については残念ながらこの記事編集時点では未定。
Pixelシリーズについて
Pixelと名の付くGoogle開発のタブレット / PCはこれまでで4種類販売されています。
・Pixel C:Android OS搭載のタブレット。2015年発売
・Chromebook Pixel (2013):Chrome OS搭載のタブレットPC。2013年発表
・Chromebook Pixel (2015):Chrome OS搭載のタブレットPC。2015年発売
・Pixelbook:Chrome OS搭載のタブレットPC。2017年発売
いずれも日本国内向けの販売はされていません。
しかし2018年版のPixel 3 / Pixel 3 XLは日本向けに販売されるため、2018年発売のGoogle Pixel SlateとAtlas(Pixelbook 2との噂)も日本で発売されるのではないかと期待できます。
Campfireについて
Chromebookは対象機種であれば、
・Androidアプリ(Google Playストア)利用可
・Linuxアプリ利用可
となっており、近年その利便性を高めています。
また、XDAの2018年8月12日の記事によると、ChromebookでWindows 10をブートできるようにするプロジェクト『Campfire』も始動していると噂されており、2018年10月の発表と合わせて公表されるかもしれません。
※Campfireとは、いわゆるMacbookでいうところのBootCampであり、開発者モードにせずともWindows 10を起動できるようになると言われています。
ChromebookでWindows 10も利用できるようになればこの上なく便利なPCとなりそうですね。
おわりに
以上、次世代ChromebookのNocturneとAtlasの噂についてでした。
Pixelbook 2(仮称)でAndroidアプリ、Linuxアプリ、Windows 10を利用できるようになったら面白PCすぎるので私的に注目度大なNocturneとAtlasとCampfire。今後日本国内向けに販売されることを期待。