2023年7月3日から、楽天モバイルが『データタイプ』を提供開始。通常プランとの違いを簡単に解説します。
楽天モバイルのデータタイプと通常プランの違い
料金
通常のプランと料金体系は同じです。
- ~3GB:税込1,078円/月
- 3GB~20GB:税込2,178円/月
- 20GB~:税込3,278円/月
本人確認書類
データタイプの申し込みには本人確認書類の提出が不要で開通が楽であるというところに訴求するプランの模様です。
- 本人確認書類の提出不要
- 申し込みには楽天カードが必要
データタイプではできないこと
ただし、通常プランとは異なり、データタイプでは以下のことができません。
- OS標準アプリでの電話 → x
- Rakuten Linkアプリの利用 → x
- 110、119などの緊急通報 → x
- MNP転出 → x
- キャリアメール(楽メール)の利用 → x
- キャリア決済 → x
データタイプでできること
以下の部分はデータタイプで利用可能です。
- SMSの送受信 → o
- モバイルデータ通信の利用 → o
つまりデータタイプとは、格安simでいうところの『SMS付きデータプラン』との解釈でよさそうです。
楽天モバイル・データタイプ考察
契約に楽天カードが必要
楽天カードを作成するときに本人確認はおこなっているはずなので、楽天モバイルデータタイプの契約時に本人確認が不要であるところに訴求してもターゲット層は変わらず、料金体系も同じで、できることは通常プランより少ないプラン、つまりユーザー側のメリットは特に無いプランと言えそうです。
楽天経済圏ユーザーがターゲット?
ワンクリックで申し込めるということで、今後、楽天市場やらその他楽天サービスのいたるところに楽天モバイルデータタイプの広告が貼付けられるんじゃないかと予想。手続きを省力化することで、楽天カード保有者でまだ楽天モバイルを契約していない人がワンチャン契約してくれるのを狙う、みたいな戦略かと思います。
ただ、料金も変わらないですし、楽天モバイルを契約するのであれば通常プランの方をおすすめします。キャンペーンに関しても通常プランの方がお得。
おわりに
楽天モバイル、海外旅行中は2GBまでローミングを無料でできて、Rakuten Linkで国内への通話が無料なので非常に重宝する回線ですが、楽天モバイル事業の果てしなき赤字。
各事業身売りする結果になったとしてもAmazonの対抗馬となる国産ECサイトは継続してほしいところです。Amazonが日本ECサイト市場の支配的地位を獲得するとプライム会員費が値上げされることは想像に難くなく。米Amazonのプライム会員年会費$139(約2万円)とか高すぎるんで。