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楽天モバイル新料金プラン『スーパーホーダイ』の1~3年間のトータルコストを試算してみた

楽天モバイルが2018年6月14日から『スーパーホーダイ』の新料金プランを発表しました。プランは従来のS、M、Lに"LL"が新設されました。

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この記事ではスーパーホーダイのトータルコストの試算やUQ mobile、Y!mobileとの料金比較を行います。

スーパーホーダイプラン一覧

・プランS(2GB | 10分かけ放題):2980円/月
・プランM(6GB | 10分かけ放題):3980円/月
・プランL(14GB | 10分かけ放題):4480円/月
・プランLL(24GB | 10分かけ放題):5480円/月

※2018年6月14日~

上記の月額利用料金から『楽天会員割』『長期割(2年契約 or 3年契約)』『ダイヤモンド会員割』の割引が差し引かれます。

新割引 一覧

・楽天会員割:500円割引 × 24ヶ月
・長期割(2年契約):500円割引 × 24ヶ月
・長期割(3年契約):1000円割引 × 24ヶ月
・ダイヤモンド会員割:500円割引 × 12ヶ月

※2018年6月14日~

以上より、プランSの場合、1~3年目の維持費は以下のようになるはず。

1~3年目の月額使用料

楽天会員割 長期割 ダイヤモンド会員割 1年目 2年目 3年目
- - - 2980 2980 2980
o - - 2480 2480 2980
o - o 1980 2480 2980
o 2年契約 - 1980 1980 2980
o 2年契約 o 1480 1980 2980
o 3年契約 - 1480 1480 2980
o 3年契約 o 980 1480 2980

それぞれを単純に12ヶ月ずつかけて足すと2~3年間の月額使用料合計は次のようになります。

2~3年間の月額使用料合計

楽天会員割 長期割 ダイヤモンド会員割 2年分 3年分
- - - 71520 107280
o - - 59520 95280
o - o 53520 89280
o 2年契約 - 47520 83280
o 2年契約 o 41520 77280
o 3年契約 - - 71280
o 3年契約 o - 65280

この維持費に初期費用(税込3665円)と機種代金を加算すればかなりトータルコストに近い値が出るはず。HUAWEI P20 lite(税込34,538円)を買った場合で試算してみましょう。

P20 liteの場合のトータルコスト(2~3年)

楽天会員割 長期割 ダイヤモンド会員割 2年+機種代等 3年+機種代等
- - - 115444 154065
o - - 102484 141105
o - o 96004 134625
o 2年契約 - 89524 128145
o 2年契約 o 83044 121665
o 3年契約 - - 115185
o 3年契約 o - 108705

※月額使用料にx1.08(税込)したものに初期費用と機種代を加算

UQ mobileやY!mobileと比べてお得なのでしょうか。2年間トータルコストで比較。

楽天モバイル vs UQ vs Y!

内訳 楽天モバイル UQ mobile Y!mobile
プラン スーパーホーダイプランS 2年契約 おしゃべりプランS スマホプランS
HUAWEI P20 lite 34538 34452 45900
キャッシュバック - -10000 -
初期費用 3665 3240 3240
(A)機種代+手数料-CBなど 38203 27692 49140
1年目維持費 1980 1922 1328
2年目維持費 1980 3002 2408
(B)2年分使用料x1.08 51321 63815 48418
(A+B)トータルコスト 89524 91507 97558

※端末代や端末の割引額は全て2018年6月16日時点のものです
※楽天モバイルはダイヤモンド会員割ありの場合79,723円となる

競っていますが楽天モバイルがもっとも安いという結果になりました。

それぞれのメリット・デメリット

楽天モバイル

×通信速度が遅い
○楽天市場のポイントが+2倍

UQ mobile

×5分かけ放題で同等の金額(楽天とY!mobileのプランSは10分かけ放題)
○通信速度が速い
○機種によっては端末の割引(マンスリー割)額が大きい

Y!mobile

○Yahoo!ショッピングのポイント5倍など
○通信速度が速い
○機種によっては端末の割引(月額割引)額が大きい

現状Y!mobileが最もバランス取れていると思います(あくまで個人の意見です)。

おわりに

以上、スーパーホーダイトータルコスト試算と新機種における3社の単純計算での比較でした。

月額通信費は端末のセールや割引(マンスリー割 | 月額割引)によってトータルコストは大きく異なってくるので、各社のキャンペーンなどを狙っていけば納得のいく選択ができると思います。

楽天モバイル スーパーホーダイ / UQ mobileキャッシュバックキャンペーン / Y!mobile タイムセール

※以前の記事内容(2017年9月1日~2018年6月13日までのトータルコスト試算)は以下に記載

2017年9月1日から楽天モバイルにて新料金プラン『スーパーホーダイ』が始まります。

同プランは『音声通話+5分かけ放題+データ容量2GB~14GB』を合わせたプランで月額、

・プランS(2GB):1年目1980円/月、2年目2980円/月
・プランM(6GB):1年目2980円/月、2年目3980円/月
・プランL(14GB):1年目4980円/月、2年目5980円/月

で使えるというもの。

あと特徴的な部分は、

・楽天会員のランクがダイヤモンドである場合は1年目の月額使用料が500円/月OFF
・高速データ容量を使い切っても最大1Mbpsの通信速度が出る
・最低利用期間を1年間/2年間/3年間から選択することができ、2年間の場合10000円分)、3年間の場合20000円分の楽天ポイントをもらえる(or端末同時購入の場合端末代から差し引く)

というもの。

『スーパーホーダイ』プランを1年間~3年間契約した場合お得なのか、トータルコストを簡単に試算してみました。

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1.楽天モバイル2017/9/1~スーパーホーダイプラン 詳細
2.スーパーホーダイ1年、2年、3年契約した場合のトータルコスト
2-1.スーパーホーダイトータルコスト【通常】
2-2.スーパーホーダイトータルコスト【ダイヤモンド会員】
3.スーパーホーダイ考察
3-1.端末同時購入の場合
3-2.ダイヤモンド会員は1年契約の方が安い
3-3.無料音声通話ありの端末同時購入かつ2年契約目的ならサブブランド有利か

1.楽天モバイル2017/9/1~スーパーホーダイプラン 詳細

楽天モバイルスーパーホーダイの料金は記事冒頭で説明した通り。料金イメージはとしては、

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詳細についてはスーパーホーダイ9/1お申し込み受付開始 | 楽天モバイルをご参照のこと。

 

2.スーパーホーダイ1年、2年、3年契約した場合のトータルコスト

この記事執筆時点で『スーパーホーダイ』は未リリースのため、

・初期費用は通常通り3394円かかるのか
・楽天モバイルパッケージは使えるのか
・ 初月の月額使用料は無料なのか
・ダイヤモンド会員割引は再契約時も有効なのか

といった詳細はプレスリリースを拝見する限り明記ありませんでした。 

というわけで、初期費用と初月分の月額使用料金を試算に含め、1年/2年/3年とそれぞれ解約金のかからない13か月目/25か月目/37か月目に解約した場合のトータルコストを試算してみました。

端末の購入の如何にかかわらず、2年契約で10000円分の楽天ポイント、3年契約で20000円分の楽天ポイントをもらえるので、これも試算にいれています。※なお、以下から税込表示

2-1.スーパーホーダイトータルコスト【通常】

表左側がそれぞれ解約金が必要なくなった月に解約した場合のトータルコスト、右側は1年あたり(13か月分)にした場合のトータルコストを試算しています。

楽天会員 1年 2年 3年 1年 2年 3年
プランS 32544 60365 88186 32544 31389 30984
プランM 46584 87365 128146 46584 45429 45024
プランL 74664 141365 208066 74664 73509 73104

 

2-2.スーパーホーダイトータルコスト【ダイヤモンド会員】

同じく左側はトータルコスト、右側は13ヶ月分にした場合の費用。

ダイヤモンド会員 1年 2年 3年 1年 2年 3年
プランS 26064 53885 81706 26064 28019 28707
プランM 40104 80885 121666 40104 42059 42747
プランL 68184 134885 201586 68184 70139 70827

 

3.スーパーホーダイ考察

3-1.端末同時購入の場合

スーパーホーダイプランS(5分かけ放題+2GB)を1年契約で13か月目に解約した場合32544円かかる試算となりました。端末を同時購入する場合これに端末代金が上乗せされるので、例えばAQUOS SH-M04(税込一括26,784円)を購入したとすると、

・32544円+26784円=59,328円

くらいになると思われます。

IIJmio期間限定(8/24~11/30)コミコミセットのトータルコストはほぼ同じ端末(AQUOS SH-M04-A)で54,879円だったのでほぼ同じ価格設定。

 楽天モバイルスーパーホーダイのプランSは、5分かけ放題+2GBに対して、IIJmioコミコミセットは3分かけ放題+3GBというプラン内容となっているので、データ容量重視ならIIJmio、無料通話時間が長い方がいいなら楽天モバイルといった選択になりそうです。

 

3-2.ダイヤモンド会員は1年契約の方が安い

楽天会員のダイヤモンド会員である場合、スーパーホーダイの1年目のみ税込540円/月の割引がされます。試算してみたところ1年契約で13か月目に解約した場合よりも[2年契約で25か月目に解約した場合の金額×13か月/25か月]、[3年契約で37か月目に解約した場合の金額×13か月/37か月]の方が高くなりました。

ダイヤモンド会員特典が何度も使用可能であれば、1年契約で13か月解約を繰り返した方が料金的には安くなると思われます。

 

3-3.無料音声通話ありの端末同時購入かつ2年契約目的ならサブブランド有利か

2年契約をするなら維持費同じで通信速度の速いサブブランド(Y!mobile / UQ mobile)の方が有利です。

Y!mobileのプランS(10かけ放題+2GB)の場合:1年目1980円/月、2年目2980円/月
UQ mobile のおしゃべりプランS(5分かけ放題+2GB)の場合:1年目1980円/月、2年目2980円/月

また、

長期優待ボーナスによる値引きを始めるため、「端末個別の大幅な値引きは原則行わない」

Source:「通信利用制限でも最大1Mbps」 楽天モバイルの新プラン「スーパーホーダイ」 - ITmedia Mobile

と中の人も言っているので、今後楽天モバイルの端末割引が減少する可能性があります。Y!mobileやUQ mobileではミドルスペックのスマホでも実質0円で提供されることがあるため、楽天モバイルスーパーホーダイの2年契約▲1万円・3年契約▲2万円という長期優待値引きを端末割引少な目でサブブランドに対抗できるかどうかは疑問。私的にはこれまでどおり端末割引+データsim契約が有利なmvnoでやっていってほしいところ。

おわりに

IIJmioと楽天モバイルがほぼ同時期にセットプランを提供し始めました。サブブランド無きdocomoが少しテコ入れをしてきた感じですかね。

5Gの導入は2020年(東京オリンピック前後)を目指すとdocomoが言ってますので、2017年時点で3年契約をしてもかろうじて大丈夫そうです。

関連ページ:楽天モバイル スーパーホーダイ