『Pixel 8』『Pixel 8 Pro』は『DisplayPort Alternate Mode』（Type-CポートからDisplayPortに画面出力できる機能）に対応するかも？という発売前のリーク情報がありましたが、
- 発売日時点（2023/10/4）ではDisplayport Alternate Modeに非対応
- ハードウェア的には対応
- アップデートで対応できるかも？
という結果となりました。
- root化でDP Alt ModeをONにできる可能性
- DP Alt Modeのパラメータ
- DP Alt Modeのディスプレイ構成ファイルもある
- まとめ：アップデートでのDP Alt Modeの対応に期待
root化でDP Alt ModeをONにできる可能性
AndroidPoliceなどの海外大手ガジェットメディアによく寄稿する著名人@MishaalRahman氏によると、root化すればDisplayPort Alternate ModeをONにできる可能性があるとのことです。
Since I'm not gonna have my own Pixel 8 for a while, I might as well put this out there so someone else can test it ASAP:
— Mishaal Rahman (@MishaalRahman) October 5, 2023
You might be able to enable DisplayPort Alternate Mode (ie. display output over USB-C) if you root the device. That's because it seems to be disabled at a… pic.twitter.com/SxtBTjLwVj
DP Alt Modeのパラメータ
Pixel 8 Pro (Husky)のdmpファイルにある以下のパラメータが、デフォルトでは"0"になっており、
persist.vendor.usb.displayport.enabled=0
このプロパティは、Tensor G3 (コードネーム：zuma) のUSB構成ファイル『init.zuma.usb.rc』ファイルによって読み取られるが、このプロパティが0に設定されている場合DP Alt Modeは無効になるとのこと。
画像引用元：同＠MishaalRahman氏のポストより
すなわち、Pixel 8 Proをroot化してこのパラメータをオーバーライド（上書き）すればDP Alt Modeを有効にできるかもしれないそう。
DP Alt Modeのディスプレイ構成ファイルもある
DP Alt Modeが有効になっている場合のディスプレイ構成ファイルも以下のパスに用意されていることも発見されています。
/vendor/etc/displayconfig/display_port_0.xml
そして、root化でパラメータを変更するだけでDP Alt Modeに適用できるならば、技術的にはGoogleのOTAアップデートでDP Alt Mode（ディスプレイ出力）を有効にできることを意味します。
まとめ：アップデートでのDP Alt Modeの対応に期待
ディスプレイ構成ファイルにPC用やARグラス用のUIが含まれていた場合、Pixel 8 Proの高性能チップをPC・ARグラス用途にも使えるようになって3倍お得。
過度に期待するのは禁物ではあるものの、DP Alt Mode対応可否についてウォッチしていきましょう。各国のユーザーにPixel 8 Proが届き始める頃の続報に期待。
