PC(Windows 10)のディスプレイに実機Androidの画面を表示&操作する方法を案内します。※画面遷移はWindows 10 1903、Android 9.0 Pie、Pixel 3の例です。バージョンや機種によって手順が異なる場合があります。
PC(Windows10)でAndroidを操作する方法
Androidを操作する方法は様々ありますが、ここではScrcpyを使った方法を案内します。
【Android】USBデバッグをONにする
まずはAndroidスマホとPCをUSBケーブルでつなぎ『USBデバッグ』をONにしましょう。
手順がわからない場合は以下の記事をご参照のこと。※OEMロックの解除は不要です。
【PC】Scrcpyをダウンロード
次にWindows 10でAndroidを操作するためのソフトウェア『Scrcpy』をダウンロードします。
→https://github.com/Genymobile/scrcpy/releases/tag/v1.9
にアクセスし画面を下にスクロール。自身の環境にあった『scrcpy』のZIPファイルをダウンロードします。※Windows 10搭載PCなら大体64bit版です ※開発元を信用しない場合はソフトの使用はしないでください。
ZIPファイルを展開すると『scrcpy.exe』とあるのでダブルクリックで起動します。
以上でPC(Windows 10)のディスプレイ上に実機Androidの画面がミラーリングされました。PC上で操作もできるので試してみましょう。
操作し終わったときは
操作をし終えたら、
- Windows 10側は画面右上の『×』ボタンで閉じればOK
- Android側はUSBデバッグをOFF
で終了です。
Scrcpyの諸注意
開発元はGenymobile
Scrcpyの開発元は、サンフランシスコとパリに拠点を持つ『Genymobile』という会社です。企業のビジネスのニーズに合わせ、Androidのツールを提供している会社です。
この企業を信用する場合に限りScrcpyを使用するようにしましょう。
ワイヤレス接続も可能
USBケーブルがない場合はワイヤレス接続による操作も可能です。手順は同社のGithubにて。
→https://github.com/Genymobile/scrcpy#wireless
Androidの長押しはダブルタップ2回目で長押し
タッチパネル対応PCのディスプレイ上でAndroid画面の長押しをする場合は『ダブルタップで2回目にタップしたときに長押し』します。
単に長押しするとWindows 10の右クリックと判定されます。
その他のAndroid操作ツール
その他のAndroid操作ツールとしては、
- AirDroid
- Vysor
- Wrapping up
などがあります。開発元が信用できると思うツールをチョイスするとよいでしょう。
Microsoft開発のスマホ同期アプリ
SMSと画像のやり取りだけならMicrosoftが開発している『スマホ同期(YourPhone)』というアプリがあるので、これらの機能だけで事足りるならこのアプリでもよいです。第3者開発のツールよりも信頼できると思います。
おわりに
以上、PC(Windows 10)で実機Androidを操作&ミラーリングする手順でした。
スマホ同期アプリがもっと便利になってほしいです。