9/16、Nexus 5Xのアップグレードが降りてきたので早速アップグレードしてみました。Android 6.0.1 (Marshmallow) → Android 7.0 (Nougat)へ進化です。 アプリの起動も問題なく、体感上のパフォーマンスは落ちていないように感じます。
今回はアップグレード前とアップグレード後の違いを見ていきたいと思います。
1.HOME画面の変化
1-1.壁紙の変化
1-2.【追加機能】ロック画面とHOME画面の壁紙設定
1-3.【追加機能】2画面表示
2.通知領域の変化
2-1.通知領域の幅
2-2.【追加機能】簡易クイックパネルと通知領域で返信
2-3.【追加機能】クイックパネルカスタマイズ
2-4.システムUI調整ツール
3.設定画面の変化
3-1.備考の表示
3-2.【追加機能】設定の候補
3-3.【追加機能】ハンバーガーボタンの出現
3-4.Doreモード（2.0）でバッテリー節約
3-5.【追加機能】自動システム アップデート
3-6.端末情報
3-7.【追加機能】Android Neko（ねこあつめ）しよう
4.パフォーマンスの変化
4-1.スコアの確認
4-2.メモリ消費量の比較
5.その他
1.HOME画面の変化
1-1.壁紙の変化
Android 6.0.1 (Marshmallow)のときのデフォルトの壁紙は海岸のような画像でしたが、Android 7.0 (Nougat)は夕焼けと山のような画像になりました。なんか色合いUbuntuっぽい。
1-2.【追加機能】ロック画面とHOME画面の壁紙設定
Android 7.0 (Nougat)の追加機能として、ホーム画面とロック画面に別々の画像を設定することができるようになりました。
1-3.【追加機能】2画面表示
Android 7.0 (Nougat)は待望の2画面表示に対応。
『アプリ履歴ボタン（□）』を長押しするか、アプリを長押しして上にドラッグすると、2画面表示になります。
画面比率は4:6～6:4くらいまで調整できます。
横画面にも対応しています。
これでyoutubeを聴きながらsmartnewsを見る、などと言ったことができますね。
タブレットなど大きい画面であればさらに利用価値は高まりそうです。
2.通知領域の変化
通知領域は変化した部分が目立ちます。
2-1.通知領域の幅
まず通知領域の幅が横いっぱいに広くなったため、Android 7.0 (Nougat)ではよりもみやすくなりました。
（左：Marshmallow / 右：Nougat）
2-2.【追加機能】簡易クイックパネルと通知領域で返信
簡易なクイックパネルでWi-FiのON/OFFができるようになったのに加え、ハングアウトやLINEの返信も通知領域から行うことができます。
Gmailなんかも通知領域で返信できて便利。
2-3.【追加機能】クイックパネルカスタマイズ
さらにもう一度通知領域をスライドすると、大きいクイックパネルが見れます。
Android 7.0 (Nougat)では『編集』をタップするだけで、簡単にクイックパネルのタイルを移動・追加・削除ができるようになりました。
デフォルト状態に『リセット』することもできるので、適当移動させても大丈夫です。
また、ユーザーマークをタップすればユーザーの『変更』『追加』『削除』も簡単に行うことができるようになりました。
2-4.システムUI調整ツール
また、Marshmallowのときど同様『設定』のアイコンを長押しすると『スパナマーク』が出現。設定画面より『システムUI調整ツール』を使うことができるようになります。
3.設定画面の変化
3-1.備考の表示
設定画面は以下のように変わりました。
（左：Marshmallow / 右：Nougat）
Android 7.0 Nougatでは各設定項目の下に備考が記載されるようになったため、「今接続しているWi-Fiは何か？」「ログインしているユーザー名は？」「バックアップ設定をしているGmailは？」などといったことがすぐに確認できるようになっています。
3-2.【追加機能】設定の候補
設定の一番上に『候補』が出現。自動で次にやったほうがいいオススメの設定が出るようになりました。
タップして設定することでスマホをより便利に使うことができるようになります。
3-3.【追加機能】ハンバーガーボタンの出現
設定画面左上には『ハンバーガーボタン』が表示されるようになりました。
これで設定中、深い階層に入ってしまったとしても、すぐに設定画面トップに戻ることができます。
3-4.Doreモード（2.0）でバッテリー節約
Marshmalloから搭載されていたバッテリーを節約するDozeモード。Nougatでも搭載されており、より賢くなったとの触れ込み。スマホをポケットやバッグに入れたり、外出中などにスマホのパワーを抑えてより充電が長く持つように調整してくれます。
3-5.【追加機能】自動システム アップデート
Android 7.0 (Nougat)では『自動システム アップデート』機能が搭載されました。
※設定→端末情報→ビルド番号/7回タップ→設定→開発者向けオプション にて確認
この機能はデフォルトにONになっており、バックグラウンドでソフトウェアのアップデートを行ってくれます。
よって次回以降のシステムアップデートで端末の再起動をするときに「アプリの最適化」が最小限になるため、アップデートの時間が短縮されます。
3-6.端末情報
Android 7.0 Nougatのビルド番号は『NRD90S』となりました。
3-7.【追加機能】Android Neko（ねこあつめ）しよう
『設定』→『端末情報』→『Androidのバージョン』を3回素早くタップするとAndroidのロゴが表示されます。
毎度おなじみ、このロゴを長めに何回か押すとゲームが起動します。
Android 7.0 Nougatのゲームはこれまでのゲームとちょっと異なっています。
さきほどの画面でねこのアイコンが出現したら、次は『通知領域』の『編集』をタップします。
『Android Easter Egg』というタイルが追加されているので、通知領域に持っていきます。
『Empty dish (皿は空だ)』と書かれているのでタップして、Bits,Fish,Chicken,Treatの中からねこのえさを選びます。
お皿にねこのえさを設置できました。
えさを設置したまましばらく待つとねこがやってきます。
通知バーに「a cat is here.」と表示されます。通知をタップするか、空になった皿を長押しすると捕まえたねこの画像を確認できます。
ねこをタップするとニックネームを付けることができます。
ねこを長押しするとシェアボタンが出現。
Twitterなどに画像投稿できます。
ねこを集めるなんてポケモンGOを意識しているんでしょうかね。
皿が空になったらまたえさを設置して、色・デザイン違いのねこを集めましょう。
やってみた感じ移動距離は関係なく、数十分～1時間くらいで1匹の猫がやってきます。
4.パフォーマンスの変化
最後にMarshmallowとNougatでパフォーマンスの違いがあったかを確認しておきます。
4-1.スコアの確認
GeekBench 4で2回ずつ測定しました。
まずはNexus 5XのAndroid 6.0.1 (Marshmallow)の頃のスコア。
そしてAndroid 7.0 (Nougat)にしたあとのスコア。
マルチスコアの1回目の計測が大きく伸びてますが2回目ではMarshmallowのときとほぼ同じ数値に。
4-2.メモリ消費量の比較
また『設定』→『メモリ』からメモリの使用量を確認。
計測時は使用量が0.2GB程多くなってしまいました。
無論計測する時々によって数値は異なります。
数日間Android 7.0 Nougatにして実際に使ってみたところ、キビキビ動いてくれているので、体感としてのパフォーマンスの違いはあまり感じられませんでした。非力なスマホだと重くなる可能性はあるかもしれません。
5.その他
他にもAndroid 7.0 Nougatは、
・3DレンダリングAPI『Vulkan TM』
・Googleのモバイル用仮想現実(VR)プラットフォーム『Daydream』
をサポートしており、より仮想現実への没入体験を味わいやすい設計となっています。
『Vulkan TM』によりゲームは高速化・グラフィック向上し、Daydream対応のスマホとヘッドセットとコントローラーがあればあなたを仮想現実にいざないます。
今年の後半にVRは提供される予定。
おわりに
以上、Android 6.0.1 Marshmallow → Android 7.0 Nougat の主な変更点でした。
私が使っているアプリはすべて起動しており、現在のところ不具合はないといった状況です。
すぐさまアップグレードしても大丈夫かと思われますが、ご不安であればしばらく様子見されてください。ご参考までに。
参考資料：Official Android Blog: Android 7.0 Nougat: a more powerful OS, made for you
参考資料：Android Nougat release date: when youll get it and everything you need to know | TechRadar
参考資料：How to activate Android 7.0 Nougats cat mini-game
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