度々ニュースで『世界で住みやすい都市ランキング』みたいな記事を目にしますが、あんまり納得のいくランキングがなかったので、外務省の統計から自分で勝手に『日本人にとって住みやすい海外都市ランキング』を作成してみました。
1.日本人にとって住みやすい海外都市ランキング
統計のいじり方は色々あると思うので、あくまで私が考える日本人にとって住みやすい海外都市ベスト24です。どうぞ。
※データは外務省ホームページから引用し筆者によりデータ加工
シアトル都市圏が1位となりました。永住するとなるとやはりアメリカがしやすいみたいですね。カナダのバンクーバーやオーストラリアのゴールドコーストとシドニーもランキング高め。オークランドはどっちかわかりません(笑)
2.ランキング作成までの流れ
2-1.データ取得元
外務省が公開している『海外在留邦人数調査統計』のデータを引用し、加工しました。
使用したデータの公開日は2017年版ですが統計は2016年10月1日時点のものです。
邦人永住者数だったらこんな感じの統計が見れます。
※ホントは50位まで記載されてます。ロスに3万人もいるのか…。
2-2.永住者と長期滞在者
この統計の中に『永住者』と『長期滞在者』の人数TOP50が記載されています。単純にこれらの和をランキングにしてもよかったのですが、長期滞在者の定義は「3か月以上の海外在留者のうち、海外での生活は一時的なものであり、いずれ我が国戻るつもりの邦人」という定義。
ビザや永住権の取りやすさや日系企業の数なども関連してくると思いますが、長期滞在に比べ永住するのはかなりその都市での生活を気に入らないとできないことだと思ったので、TOP50のうち共通する24都市を『永住者/長期滞在者』の比率にしてそれをランキング化してみた次第です。多くの日本人が長期滞在どころか永住を選択しているのなら日本人にとって住みやすい都市だろうという発想ですね。異論は認める(笑)
例えば、2016年10月1日時点でシアトル都市圏なら長期滞在者の1.945倍の永住している日本人がいることになります。
3.日本国内都市のランキング?
しかし上記の発想でいくと日本人が最も住みやすい国は圧倒的に日本です(笑)
2017年7月5日に野村総合研究所の発表で都市のランキングが記載されているので、日本国内都市の住みやすさとしてはこのデータが参考になるのではないかと思います。転用が禁止されてたのでこれに関してはやんわり触れる感じで終わります。
おわりに
海外旅行から帰ってくると日本のご飯は安くて精彩な味付けで改めてその美味しさに感動しますよね。接客もいいしチップ不要のハイコスパ社会。ただしブラック労働多め(笑)ここらへんはトレードオフですかね。統計いろいろといじってみると面白いですよ。