現地時間2017年9月12日(日本時間9月13日AM2:00~)、『Apple Special Event. September 12, 2017』が行われました。今回新たに発表された製品と受付開始日、発送日は以下の通り。
・iPhone 8 / 8 Plus:10/27受付開始、11月3日発売
・iPhone X:9/15受付開始、9/22発売
・Apple WATCH SERIES 3:9/15受付開始、9/22発売
・Apple tv 4K:9/15受付開始、9/22発売
Apple Event 2017の動画は公式ページよりご閲覧ください。
1.iPhone X、iPhone 8のスペックと特徴
1-1.iPhone X、iPhone 8のスペック
1-2.iPhone X、iPhone 8の特徴、iPhone7から進化した点
1-3.iPhone Xの特徴
2.Apple Watch Series 3
2-1.SIMカード内臓(eSIM)格安simは使えない見通し
2-2.同じキャリアのiOS11、iPhone6以降が必要
3.Apple TV 4K
3-1.Amazonでは購入不可
1.iPhone X、iPhone 8のスペックと特徴
1-1.iPhone X、iPhone 8のスペック
新しく発表された『iPhone X』と『iPhone 8 Plus』『iPhone 8』の簡易スペック表は以下のとおり。参考までに旧バージョンiPhone 7も載せておきます。
参考:iPhone X - 仕様 - Apple(日本)
参考:iPhone 8 - 仕様 - Apple(日本)
参考:iPhone 7 - 仕様 - Apple(日本)
1-2.iPhone X、iPhone 8の特徴、iPhone7から進化した点
チップが『A11 Bionic チップ』へと進化。2コアのハイパフォーマンスコアと4コアの高効率コアの6コア64bitの構成となっており、A10と比べると処理速度は2コアが25%向上、4コアは70%向上。GPUの処理速度は30%高速化しているとのこと。
またA11 Bionicチップが搭載する『ニューラルエンジン』により「機械学習」「拡張現実(AR)アプリケーション」「没入型3Dゲーム」「Face ID」「アニ文字」を可能にするとのこと。※Face IDとアニ文字はiPhone Xのみ対応
一寸主題から脱線しますが、iOS11からは拡張現実(AR)アプリ開発キットの『ARKit』が使えます。拡張現実(AR)アプリにより、バンジーガムでトランプをばら撒いたり、ザ・ワールドで時を止め無数のナイフを投げたりできます。※元ネタがわからない方ごめんなさい。
MagicMovieCamera with ARkit!"Whew,I did not want to use this ability only..."
— next-system (@next_kinesys) 2017年9月8日
上司「やれやれ、この能力だけは使いたくなかったんですけどね・・・」#MagicMovieCamera #ARkit #AR pic.twitter.com/WtNlrIHeYj
MagicMovieCamera with ARkit! "Im so cute!"ぶりっ子したら思ったより殺意(物理)を感じたのでやめた。#MagicMovieCamera #ARkit #AR #cutesy #cute #MannequinChallenge pic.twitter.com/zXNVL1LZ7O
— next-system (@next_kinesys) 2017年9月11日
チップの高性能化により『ARアプリ』が発展してくると考えると…いよいよ日本人の出番ですね(笑)
1-3.iPhone Xの特徴
iPhone Xはリーク情報にもあったとおりベゼルレス(枠なし)ディスプレイとなっており、本体サイズはiPhone 8 Plusよりも小さいにも拘わらず、ディスプレイサイズは5.8インチと最も大きい設計となっています。
ホームボタンがなくなった代わりに顔で認証できる『Face ID』を搭載。
また、A11という高性能チップが可能にした『アニ文字』という新機能も搭載。『TrueDepthカメラ』で撮影し表情を解析することで、12種類のアニ文字いずれかに変化させることができます。
2.Apple Watch Series 3
2017年9月22日に新しく発売される『Apple Watch Series 3』は、『セルラー対応』『GPU搭載』『防水』となり水中での使用も可能とのこと。
2-1.SIMカード内臓(eSIM)格安simは使えない見通し
GPS+CellularモデルではSIMカードが内蔵(eSIM搭載)されており、仕組み上格安sim(mvno)は使えないものと思われます。
本日発表となったApple Watch Series 3ですが、現時点で弊社に何ら情報はなく、実機も入手できていません。今後情報が分かり次第お知らせします。なおドコモがspモードサービスの契約を必須とするなどからして、MVNOでの利用ができない可能性もありますが、ご了承ください。
— IIJmio (@iijmio) 2017年9月12日
2-2.同じキャリアのiOS11、iPhone6以降が必要
また、Apple Watch Siries 3の販売ページにはこんな気になる注意書きアリ。
Cellularには対応していますが、やはりiPhone(6以降/iOS11以降)は必要な模様です。さらにiPhoneとApple Watch Siries 3は同じキャリアである必要があるとのこと(auなら両方auで契約、docomoなら両方docomoで契約、Softbankなら両方Softbankで契約)。
格安simも使えないとなるとApple Watch Series 3の維持費は高く付きそうです。
3.Apple TV 4K
Apple TVが『HDR 4K』に対応。より鮮明な映像で『Netflix』や『Hulu』『AbemaTV』など対応コンテンツを楽しめるようになりました。
画像引用元:Apple TV 4K - Apple(日本)
3-1.Amazonでは購入不可
新しいApple TVをAmazonで入手したい方もいると思いますが、残念ながら2015年10月にAmazon Fire TV Stickの競合商品である『Apple TV』と『Chromecast』は販売禁止となっています。単なるAmazonの意向です。
おわりに
次期iPhoneについては「リーク情報どおり」とあまり好評ではなかったものの、ポストスマホの世界が垣間見えるような発表でした。『ニューラルエンジン』を搭載しリアルタイム情報をクラウドなしにAIが介入できる『A11チップ』、『AR機能』強化によるデジタルとリアルの融合、ウェアラブルデバイスの『Cellular対応』によりスマホなしでどこでもネットに繋がることのできる世界、Apple TV 4Kによりリビング環境の充実。
スマホの次に生活をガラッと変えるメインストリームとなる技術は何になるのか。これからの世界に期待していきましょう。
AI:Google Assistant / Siri / Cortana / Alexa
音声アシスタント搭載スピーカー:Amazon Echo / Google Home / Apple Home Pod
ストリーミングデバイス:Roku / Chromecast / Fire TV / Apple TV
ウェアラブルデバイス:Apple Watch / Android Watch
AR系HMD:Microsoft HoloLens / Google Glass
VR系HMD:HTC Vive / Oculus Rift
自動運転車:Waymo / Tesla