諏訪大社には4つのお宮があります。
- 諏訪大社 上社前宮(かみしゃ-まえみや)
- 諏訪大社 上社本宮(かみしゃ-ほんみや)
- 諏訪大社 下社春宮(しもしゃ-はるみや)
- 諏訪大社 下社秋宮(しもしゃ-あきみや)
大社(たいしゃ)とは、全国にある神社の総本社(そうほんじゃ)のこと。すなわち全国各地にある諏訪"神社"が支部だとすれば、本部ともいえる存在が諏訪"大社"です。
お参りする順番
4つの諏訪大社には、社格(しゃかく:国家が神社を待遇するうえで設けた格式)の序列は特に無いので、どんな順番でお参りしても良いそうです。
が、私的には以下の順番がオススメです。
- 下社春宮
- 下社秋宮
- 上社前宮
- 上社本宮
下社、上社、それぞれで6年に1度(寅年と申年に)おこなわれる『御柱祭(おんばしらさい)』で御神木を運ぶルートだからです。
御柱祭(おんばしらさい)
TVなどで、御神木(丸太)にたくさんの人が乗ったまま坂から滑り下る祭りの映像が流れることがあると思いますが、あの祭りが『御柱祭』であり、坂を下ったあとの御神木が運ばれる先が諏訪大社です。
御柱祭は上社と下社それぞれでおこなわれるため、御神木を滑らせる『木落し坂』も上社・下社付近の両方にあり、祭りの映像で有名なのは下社の方の木落し坂です。上社の方の木落し坂は街中にあるためただの丘といった雰囲気。
木落し坂(下社)
木落し坂(上社)
御柱祭で御神木が運ばれるルート
御柱祭で御神木が運ばれるルートは以下のとおり。
下社
- (下社近くの)木落し坂→下社春宮→下社秋宮
上社
- (上社近くの)木落し坂→上社前宮→上社本宮
ということで観光するなら、御柱祭の舞台で有名な諏訪大社下社の春宮と秋宮から参って、上社の前宮と本宮も行ってみるというルートがよいのではないかと思う次第です。
電車でのアクセス方法
電車+徒歩でも回れますが、下社は宮が近く木落し坂が遠い、上社は木落し坂が近く宮が遠いです。
下社
- 『下諏訪駅』で下車
- (体力がある人)下諏訪駅→木落し坂:徒歩52分
- 下諏訪駅→下社春宮:徒歩17分
- (オプション)下社春宮→おんばしら館よいさ:徒歩5分 ※御柱祭についての資料館です。入場料300円。
- 下社春宮→下社秋宮:徒歩17分
- 下社秋宮→『下諏訪駅』:徒歩10分
下社春宮
下社秋宮
上社
- 下諏訪駅→『茅野(ちの)駅』:16分240円 ※本数が少ないので注意
- 茅野駅→木落し坂:徒歩12分
- 木落し坂→上社前宮:徒歩29分
- 上社前宮→上社本宮:徒歩24分
- (帰り徒歩)上社本宮→『茅野駅』:徒歩50分
- (帰りバス)上社本宮→『上諏訪駅』:約45分
上社前宮
上社本宮
木落し坂に行ってみた感想
下社春宮から木下り坂は徒歩だと1時間弱かかる上り坂なので結構体力を使いますが、行ってきましたw
坂の上には御神木が飾られており、坂の下には「天下の木落し坂」という立て札があるので行ってみたらすぐに分かると思います。冬に行ったので雪が積もってますがこれもまた風情あり。御柱祭の舞台を楽しみたい方はお立ち寄りあれ。※あ、もちろん諏訪大社も参りましたよ!w