ソフトバンクが2023年10月3日から以下の4つの新プランを提供開始します。
旧プラン『メリハリ無制限』と新プラン『メリハリ無制限+』(2023/10/3~)の違いは以下のとおり。
- PayPayカード割(▲187円/月)を適用すれば月額料金は同じ(7,238円/月)
- 旧プランは3GB以下、新プランは2GB以下の利用月で▲1,650円の割引
- テザリング&データシェアの上限は30GB→50GBに増量
- 新プランのみ200GB超過で最大4.5Mbpsの速度制御あり
メリハリ無制限+(プラス)は料金はやや改悪。テザリング容量は改善しています。
以下、プラン詳細を比較していきます。
メリハリ無制限とメリハリ無制限プラスの違い・比較
メリハリ無制限とプラス・料金比較
料金と割引の違いは以下のとおりです。
メリハリ無制限 | メリハリ無制限+ | |
---|---|---|
月額 | 7,238円/月 | 7,425円/月 |
新みんな家族割 | ▲1,210 | ▲1,210 |
おうち割光セット | ▲1,100 | ▲1,100 |
PayPayカード割 | - | ▲187 |
3GB以下の月 | ▲1,650 | - |
2GB以下の月 | - | ▲1,650 |
割引適用なし | 7,238円/月 | 7,425円/月 |
PayPayカード割のみ | 7,238円/月 | 7,238円/月 |
家族割+光割+カード割 | 4,928円/月 | 4,928円/月 |
割引全部適用& データ利用料少 |
3,278円/月 | 3,278円/月 |
- 新プラン『メリハリ無制限+』(2023/10/3~)には『PayPayカード割(▲187円/月)』が追加されており、これを適用すれば旧プランと同じ月額料金になります。
- データをあまり使わなかったときの割引額は同じく▲1,650円で同じですが、その容量が旧プランは3GB以下/月であったのに対し、新プランは2GB以下/月に減少。
- テザリング&データシェアの容量上限は30GB→50GBにUPしており、この点は改善しています。※容量超過後は低速化。最大速度の明記なし。
- 新プランのみ200GB容量超過で最大4.5Mbpsに速度制御。
テザリングやデータシェアで容量を多く消費していた人にとっては、最大50GBに増量するので改善と言えそうです。テザリングオプション料は両方とも無料です。
メリハリ無制限とプラス・特典の違い
YouTube Premiumの無料特典(6ヶ月無料・7ヶ月目以降957円)はいずれのプランにも提供されています。
- メリハリ無制限
- メリハリ無制限+(プラス)
- ペイトク無制限
- ペイトク50(50GB)
- ペイトク30(30GB)
ペイトク無制限・ペイトク50・ペイトク30の違い
新設されたペイトクプランの料金と特徴は以下のとおりです。
ペイトク30 | ペイトク50 | ペイトク無制限 | |
---|---|---|---|
月額 | 7425円/月 | 8525円/月 | 9,625円/月 |
データ容量 | 30GB/月 | 50GB/月 | 無制限/月 |
ペイトク特典 | +1% | +3% | 5% |
付与上限 | 1,000円相当/月 | 2,500円相当/月 | 4,000円相当/月 |
新みんな家族割 | -1,210 | -1,210 | -1,210 |
おうち割光セット | -1,100 | -1,100 | -1,100 |
PayPayカード割 | -187 | -187 | -187 |
割引適用なし | 7,425円/月 | 8,525円/月 | 9,625円/月 |
PayPayカード割のみ | 7,238円/月 | 8,338円/月 | 9,438円/月 |
家族割+光割+カード割 | 4,928円/月 | 6,028円/月 | 7,128円/月 |
割引全適用& PayPay特典上限 |
3,928円/月 | 3,528円/月 | 3,128円/月 |
- PayPayの「残高/クレジット」で決済するとペイトク特典のポイントが付与されます。
- 2024年2月20日までペイトク特典が3倍になるキャンペーン実施(ペイトク30→3%、ペイトク50→9%、ペイトク無制限→15%)。キャンペーン期間は延長される可能性あり。
- データ容量を少なく使った場合の割引はなし。
- 200GB容量超過で最大4.5Mbpsに速度制御(メリハリ無制限+と同じ)
- テザリング&データシェアの容量上限は50GB(メリハリ無制限+と同じ)
決済シェアとPayPay経済圏拡大を推進するソフトバンク
PayPayカードを使えば『メリハリ無制限』と『メリハリ無制限+(プラス)』を同じ月額料金で使えるのと、『ペイトク』プラン契約でPayPayのポイント付与率が上がることから、SoftbankはクレジットカードやQRコード決済のさらなるシェア拡大に力をいれている印象を受けます。
また、2023年3月から「LYPマイレージ」を導入。LINE・Yahoo! JAPAN・PayPayの連携を強め、PayPay経済圏でユーザーを囲い込みたい、という狙いのようです。
まとめ:ソフトバンクの特典を取るか、安さを取るか
メリハリ無制限+もペイトクも、ソフトバンクユーザー向けの割引特典・ポイントUP特典が配られるでしょうから、『PayPay』や『Yahoo!ショッピング』をよく利用している人にとっては恩恵が大きいと思います。
シンプルに料金が安い方がいい場合はソフトバンク直回線はコスパが悪いので、「容量無制限がいい」→『楽天モバイル』、「安いiPhoneがほしい」→『ワイモバイル』、「月額料金が安い方がいい」→『LINEMO』、あたりが最適解になってくるかと思います。