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ドラゴンボール作者『鳥山明』の印象深いコメント

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私の実家に眠っている古の書物の中に鳥山明著の『ドラゴンボール』全巻があります。ジャンプコミックスの表紙裏には作者のコメントが載っていますが、鳥山明氏の作者コメントが深いー感じだったので紹介してみます。

1.ドラゴンボール1巻表紙裏作者コメント

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こちらはドラゴンボール1巻の表紙裏のコメント。

ドラゴンボールの舞台は、なんとなく中国風ではありますが、とくに中国だという限定はしていません。時代も、いったいいつ頃なのか決めてありません。全体のストーリーは、簡単にはできていますが、細部やラストは、いきあたりばったりで作っていこうと思っています。その方が、ボク自身も、この先、どうしようか、というハラハラ感や、なにを描いてもいいわけですから、楽しめるのです。

 

「なにを描いてもいいわけですから、楽しめるのです。」

 

特に綿密な計画をせずにいきあたりばったりで『ドラゴンボール』なる名著を作り上げたことになります。鳥山氏、あなたが神か

いきあたりばったりで漫画を描いて自分が楽しめるというスタンスがすごくいいですね。鳥山氏自身が考えずいきあたりばったりで漫画を描いていないとすると『ドラゴンボール』を創りだしたのはいったいだれなんでしょう。

 

2.もし鳥山明氏が綿密な計画を立ててストーリーを構築するタイプだったら。

もし鳥山明氏が綿密な計画を練って『ドラゴンボール』を脚本・作画するタイプの漫画家だったら、いったいどんなストーリーになってしまっていただろう。

たとえば・・・

・レッドリボン軍がドラゴンボールを偽造する。

・神龍(シェンロン)に「願い事を数を無限大にしてくれ!」とお願いするクリリン。

・アックマンがセル第1形態をアクマイト光線でやっつけてしまう。

・ナッパがスーパーサイヤ人となり常時太陽拳が使える最強キャラに。

・餃子はエスパーであるため物理攻撃が効かないというルール。

・実は全宇宙の人類はドラゴンボールで記憶が改ざんされており、地球の本当の姿は惑星ベジータだった。

・天津飯のひたいの目は戦闘力と引き換えに身につけられる邪眼だった。

・宇宙人フリーザ様の企業が常時地球人採用募集をしており、ホワイト企業として有名に。孫悟空たちは株式会社フリーザの反対勢力として駆逐される。

・魔人ブウが気に入らなかったダーブラは、魔人ブウに不意打ちでツバをはきかけ石化させることに成功してしまう。そして、死にたいと思っても死ねないので-そのうち魔人ブウは考えるのをやめた。

(なんというか鉄拳ノリになってしまいました。一枚絵がほしいところです。)

 

このように最近の漫画のように意外性に次ぐ意外性と漫画内のルールを超えることで敵キャラを屈服させるという展開になるはずである。

全国の少年たちはそんな綿密に創りあげられた『ドラゴンボール』を読んで、

・「ドラゴンボール超おもしろい!展開がよめない!」

・「やっぱ鳥山明すげぇ!」

・「将来漫画家に、俺はなる!」

などと感嘆な感想を述べるに違いない。

 

その全国の少年たちの感嘆の声を聞いて、鳥山明氏はきっとこうほくそ笑むのだろう。

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「こんな鳥山明はいやだ。」

(いやまぁ、こんな人だったらそれはそれで面白いですけどね。)

 

※2015年8月16日(日)に『デスノート』夜神月のドラマ版「計画どおり!」が見れます。どんなゲス顔を見せてくれるのか楽しみ!

3.いまだに続くドラゴンボール人気。

実は漫画のドラゴンボールが週刊少年ジャンプで連載終了したのは1995年(20年前!)

その後TVアニメは続編として『ドラゴンボールGT』など続いておりましたが、

20年後の現在、更に映画やアニメの続編がつくられております。

・2015年4月18日に映画『復活のF』放映開始。

・2015年7月5日にTVアニメ『ドラゴンボール超』の放送開始。

 

カズログさんのところでわかりやすくレビューされておりますな。

漫画では魔人ブウを倒したあと、時間軸はいきなり未来になりますが、

その間の話として『ドラゴンボール超』や『神と神』『復活のF』などの

エピソードが追加されるようです。これはストーリーの調整・設定がむずかしい。

 

おわりに

いまだファンを魅了して止まないモンスターコンテンツ『ドラゴンボール』。

作者鳥山明氏ですら細部にいたってはいきあたりばったり(もちろん都度苦労はされたことと思いますが)で描いていたとされるストーリー。ではいったいだれが『ドラゴンボール』を描いていたのか。きっと内なる鳥山明氏なんでしょうね。しゃーんなろー。