本日(1/7)softbankから1GBのデータ定額パックを導入するとの発表がありました。導入時期は2016年4月以降。実際に月額費用はお得になるのでしょうか。
1.1GBプランの維持費計算
softbankのプレスリリースより表を引用すると、確かに1GBで月額料金4,900円となっています。(1GBプランの維持費:税込5,292円/月)
引用元:SoftBank、1GBのデータ定額パックを導入 | ソフトバンク株式会社 | グループ企業 | 企業・IR | ソフトバンクグループ
ただし、これはスマホの端末代の除いた金額です。
総務省は先日の有識者会議にて実質0円を禁止するような指示を出しているため(参考記事)、もし実質0円がなくなり、月月割や端末購入サポートがまるまるなくなってしまったとすると、『4,900円+スマホ端末代』が毎月かかります。
○(想定される)端末代を含めた場合の維持費
例えば、softbankのXperia Z5端末代は24回払で3,680円/月なので、月月割分がなくなった上でXperia Z5のスマ放題ライト+1GBプランを契約したとすると、
・スマ放題ライト 1,836円
・S!ベーシックパック 324円
・データ定額パック・小容量(1) 3,132円
・Xperia Z5 端末代 3,680円
⇒端末代を含めると、毎月8,972円(税込)かかる計算になります。
2.現在のプランと比較
現在他社からsoftbankにMNPし、Xperia Z5をスマ放題+2GBプランで契約した場合は(Android機は下取りに出すものとする)、
・スマ放題 2,916円
・S!ベーシックパック 324円
・データ定額パック・小容量(2) 3,780円
・Xperia Z5 端末代 3,680円
・月月割 ▲3,281円
・のりかえ下取りプログラム ▲900円
⇒端末代含め、毎月6,519円(税込)となります。
source:Xperia™ Z5 料金・機種代金 | 製品を一覧からさがす | 製品情報 | モバイル | ソフトバンク
プランの内容と料金の比較を表にすると、
となります。一例にはなりますが、あきらか~~~~~に今のプランの方が安いしプラン内容も充実しているという結果に。
3.低容量プラン増設ではなく、実質0円廃止なら料金そのものを下げないと意味がない。
2016年4月から増設される1GBプラン2,900円。2GBプランは3,500円とそのままのつもりのようです。実質0円を廃止するならデータ通信費や通話料も下げないと根本的な値下げに繋がりません。いままでの最新機種は月月割で3,000前後の割引をしていたわけですから、実質0円廃止(スマホ端末代別請求)にするのであれば、通信費を3,000円前後安くしないと意味がないのではないでしょうか。
やはり総務省の指示は失敗に終わり、大手3キャリアは実質値上げとなりそうです。
4.格安simとの比較
最後に端末代を除いた場合(プラン料金のみ)の比較です。Y!mobileや格安simでも通話料○○分無料やかけ放題のプランがあるので、スマ放題ライト+1GBに近いプランを比較表にしてみました。
ご覧の通り、単純なプラン比較でもやはり格安simの方が断然安くプラン内容も充実していると言えるでしょう。ただし、データ通信速度については格安simは大手キャリアに敵わないので、その点は注意が必要です。
おわりに
スマホ料金を簡単に安くしたいのであれば、格安simに移行することをオススメします。総務省が携帯料金にメスを入れていますが、現状あまり期待できません。本来改善してほしいところは通信料金値下げと2年契約の自動更新禁止なんですけどね。