総務省さんが頑張ってくれている模様です。
2017年11月19日~12月19日までに意見募集を行い、
(1)「モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針」の策定(一部修正)
(2)「電気通信事業法の消費者保護ルールに関するガイドライン」の改正
されることになりました。
結果、simロック解除の条件が大幅緩和になるようなので、情報シェア。
①simロック解除までの期間の短縮
(1)割賦払:100日程度以下(2017年8月1日~適用)
(2)一括払:支払いを確認でき次第(2017年12月1日~適用)
②解約時に原則simロック解除(条件・手続を説明)(2017年5月1日~適用)
③MVNO向けのsimロックの廃止(2017年8月1日以降新たに発売される端末~適用)
1.simロック解除までの期間の短縮
2017年1月現在はスマホ購入から181日目以降でなければsimロック解除ができないルールとなっています。
参考:2015年5月以降に発売された機種の手続き | お客様サポート | NTTドコモ
参考:SIMロック解除のお手続き | スマートフォン・携帯電話をご利用の方 | au
参考:ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する / SIMロック解除 | モバイル | ソフトバンク
これが2017年8月1日からは分割購入の場合100日以下でsimロック解除可能に、2017年12月1日からはスマホを一括払いならすぐsimロック解除ができるようになるということですね。
simロックをかける意味。
2.解約時に原則simロック解除
2017年5月1日~は、スマホを解約するときにsimロック解除の条件と手続きについて説明してくれるようになります。解除すると手数料はとられそうですよね。
3.MVNO向けのsimロックの廃止
2017年8月1日以降に発売されるスマホは、MVNO向けのsimロックはかからなくなります。
現状au端末だとsimロック解除しないとVoLTE simが使えないとか、Softbank端末だとsimロック解除しないとY!mobile回線は一切使えないとか縛りがあるので、ここら辺がかなり緩和されそうです。
とはいえ「2017年8月1日以降に発売されるスマホ」とわざわざ明記あるので、これまでに発売されたsimロックありのスマホをそのまま同回線mvnoで使用できるようになるという可能性は低そうですね。
その他詳しい情報については総務省|モバイルサービスの提供条件・端末に関するガイドライン についての意見募集の結果をご参照のこと。
おわりに
simロック解除条件の緩和でdocomo以外の端末(特にSoftbank)を再利用しやすくなります。結果mvnoに移行しやすくなり、携帯料金を安くできるようになるのでgoodな施策でしょう。ただし、全体的にmvnoは通信速度が遅く、あからさまにUQ mobileとY!mobileの通信速度が優遇されているので、こういう優遇措置の禁止であったり、周波数オークションの導入の提案をしてもらいたいなとか思ったりもします。