スマホのプランは複雑なものが多く、新割引やら新プランやら常時提供されるので毎回勉強するのは大変です。
そこで今回は料金体系のわかりやすい格安simの選び方を案内します。
1.スマホの料金体系の基本
2.格安simとは?ってかsimって何?それ食えんの?
3.電話を使う時間とインターネットの使用量を概算してみる
4.安価なsimカードを選ぶ
1.スマホの料金体系の基本
そもそもスマホ料金ってどういう風になってんの?ってお思いですか?そうでもないですか?一応ざっくり説明しておきます。
基本的には、
電話料金+インターネット料金+端末代(分割の場合)
この合計金額を毎月スマホ代として支払っています。
docomoの例でいくと、
カケホーダイ(電話代)+データSパック(ネット料金)+XperiaZ3 SO-01G(端末代)
=2,916円 + 3,780円 + 3,618円
=10,314円
ただし、端末代は8万円とか平気でしたりするので、
高すぎるということで、毎月割引がされます。
(docomoの場合は月々サポートといいます)
10,314円 - 3,618円 = 6,696円
正攻法で安く契約しようとしたら毎月6,696円かかります。さらにdocomoのメールを使ったり、その他オプションをつけると月額料金が上乗せされます。インターネット料金だけで月々3,780円(税込)、更に電話料金がかかるなんて高いと思いませんか?
2.格安simとは?ってかsimって何?それ食えんの?
当たり前ですがスマホってコードを繋げなくても電話やインターネットができます。じゃあ、スマホの契約が終わってMNPや機種変更をしたとします。前使っていたスマホは急に電話やインターネットができなくなります。なぜでしょうか?スマホに受信機があるわけですから、電波のキャッチはできるはずです。
実は、街中に飛び交う3GやLTEの電波は、勝手に使えないように細工されています。その細工がsimカードと呼ばれているもの。スマホや携帯電話に挿さっている下記のような小さなチップ、見たことありますでしょうか。
実はこの小さなチップが、受信した電波の利用許可を出しているのです。料金を支払わないとこのチップの効力がなくなり、スマホは電波を受信してるけど、電話やインターネットは使えなくなるという現象が起きるのです。
つまり上記の例でいくと、毎月の料金の支払いイメージは、
←コレに毎月6,696円(税込)[電話料金 + インターネット代]
←お手元の毎月スマホに0円(税込)[端末代 - 月々サポート]
となります。
スマホに0円でチップに毎月6,696円ってなんか変な感じしますが実際こうです。携帯キャリアは端末代を通信費に組み込んで採算を合わせているので、電話料金やインターネット料金がやたら高く設定されているわけですね。
すでにスマホを持っており、電話料金とインターネット料金を安くしたいなら、現在の携帯会社との契約を解約して、simカードだけを買って差し替えればいいわけです。このsimカードだけを(または格安スマホとセットで)販売している会社が昨年あたりから話題になっているMVNOというものです。
このMVNOが出しているsimを通称『格安sim』と呼びます。
また、simカードには3つほどサイズがあるので、スマホとサイズの合うsimカードを選ばないと挿さりません。
3.電話を使う時間とインターネットの使用量を概算してみる
格安simに差し替えれば、スマホで電話もインターネットも使えるようになることはわかりました。
「じゃあ、安い格安simってどんなの?それってちゃんと電話もインターネットも使えるの?」
という疑問が湧いてきます。
simカードの毎月の料金は低いに越したことはありませんが、simカードにしてスマホが使いづらかったら意味がありません。
まず、判断基準としては、電話をする時間とインターネットをする時間、格安simの料金です。
そして、格安simもそれぞれ通信速度が異なるので、その点も考慮しておく必要があります。
電話をする時間でsimカードを選ぶ
①かなり電話をする場合
電話かけ放題プランがあるのは、docomo/au/SoftBank/Y!moble(オプション付加)のみなので、日常でよく電話をする場合は、これらのキャリアを選んだ方が格安simよりも安くなるでしょう。
②電話を回数多くかけるけど、10分以上通話することはほとんどない場合
Ymobileが適しています。Ymobileでは10分までの電話を月300回までなら無料です。10分あるいは300回を超えると通常の電話料金が発生します。また、格安simの楽天モバイルには5分までなら無料(回数無制限)というプランがあるので、5分以内でも良いならこちらの方が安上がりです。
⇒楽天モバイルにて5分かけ放題オプション登場!他社にはないメリット!?
③電話はほとんど使わない、もしくはLINE無料通話やSkypeで十分、という場合
格安simが適しています。
・090や080の電話番号をそのまま使いたい、という場合は格安simの音声通話付きを選択
・090や080の番号にはこだわらないけどやっぱり電話番号はもっておきたい、という場合は、アプリで電話番号を取得出来ます。
Smartalkや050Plusというアプリをインストールすれば、050から始まる電話番号を取得できます。格安simのデータ通信のみのものでも電話番号を利用できるようになります。※要クレジットカード
インターネットをする時間でsimカード選ぶ
インターネットの情報量は、GB(ギガバイト)という単位で表記されます。また、MB(メガバイト)という単位も使います。1GB=1,000MBです。
では月にどれくらいインターネットを使っているのか?スマホでデータ使用量を確認すればよいですが、なかなかわかりずらいところであると思います。
そこで以前作成したHPを利用。一月あたりに見るWebページや地図、動画、インターネット電話から月の通信量を概算することができます。
それぞれの項目にどのくらい使用するかを入力してみましょう。また、simカードに変えたらこのくらい使いたいっていう数字を入力するのもありです。そうすると月間の通信量目安が計算できます。
ただし、スマホはバックグラウンドアプリというものがあり、 動いていないように見えて実は内部で稼働しているアプリがあります。このバックグラウンドアプリが通信を行っていると、通信量が上がるため、想定よりも通信量が上がってしまう可能性があります。あくまで目安としてご利用ください。
インターネットの通信量がどれくらい必要かわかったら、後は料金の安いプラン(適したデータ容量)を選びましょう。
格安simの通信品質を考慮
通信速度と安定性ですが、格安simによって速度が出やすかったり、とても遅かったりします。2016年1月時点での速度ランキングは次記事ご参照のこと。
⇒格安simの速度&利用者数比較!?おすすめMVNO 5選!!【2016年1月版】
実測値データは様々はホームページやブログで行われているので、通信品質が良好な格安SIMを選んでおいたほうがよいでしょう。
4.安価なsimカードを選ぶ
以上で『通話時間』『データ通信容量』『通信速度』でsimカードが大体絞り込めました。最後に格安simの料金比較です。SIMカードの価格情報を毎日更新されているサイトを発見したのでシェアします。
ここで、最安のsimカードがすぐに探せます。
選び方としては、例えば、
「電話は050の電話番号で十分。月のインターネット使用量は1GBであればOK。」
この場合は、データ通信のみのSIMで、通信速度も良好なDMMmobileで良い、という選択ができる訳です。(2015/2/4同条件の最安の格安sim)
現在の携帯キャリアとの契約を止めて、DMMmobileの格安simにさしなおせば、スマホの一月の料金は712円(税込)です。なるほど格安ですね。
Smartalkや050Plusがあれば050の電話番号で電話ができ、インターネットも使用することが可能です。
まとめ
結論としては、
①どのくらい電話をするか
②どのくらいインターネットをするか
③格安simの通信速度は良好か
④料金は安いか
という順に考えていき、スマホの使用目的に合わせたプランを選択。そのプランをもつ格安simの通信速度が速いかチェック。料金は安いかをチェック。することで使いやすく安い格安simを選択できると思います。
判断が難しい場合は、通信速度トップクラスでキャンペーン実施中のmineoやBiglobeがおすすめです。詳細については次記事にて。
⇒mineo待望の800円割引復活!?通話付2.5GBを552円で運用可能!
⇒Biglobeの12GBプランが3ヶ月無料!?格安simキャンペーン実施中!