2022年10月前後に発売するとされるGoogle開発のスマホ最新機『Pixel 7』と『Pixel 7 Pro』。搭載されるチップ名やモデム名、コードネームなどのリーク情報があったのでみていきましょう。
Pixel 7 / Pixel 7 Proの搭載チップ
第2世代Tensorが搭載される
海外メディア9to5Googleによると、Pixel 7 / Pixel 7 ProにはGoogleの開発するチップの第2世代『Tensor GS201』が搭載されるとのことです。※Pixel 6 / Pixel 6 Proに搭載されている第1世代チップの名称は『Tensor GS101』。
Tensor GS201にはSamsung未発表のモデムが搭載される
9to5Googleの関係者であるCstark27氏は、Samsungの未発表のモデムである『Exynosモデム5300』がTensor GS201に組み合わされることも発見したとのことです。
※Pixel 6はモデム名は『g5123b』。
モデムから3つのコードネームが発見される
『Exynosモデム5300』に関連付けられた、3つのデバイスのコードネームも発見されています。『Cheetah』と『Panther』、『Ravenclaw』です。
コードネーム『Cheetah(チーター)』『Panther(パンサー)』
9to5Googleはこのチーターとパンサーの2つのコードネームがPixel 7 / Pixel 7 Proであると予想しています。
明らかに猫科のコードネームとなっています。
コードネーム『Ravenclaw(レイブンクロー)』
小説『ハリーポッター』に出てくるホグワーツ魔法学校の寮の名前の一つに『レイブンクロー』がありますが、もっと別の意味が込められているのではないかと考えられています。
これまでのPixel、Nexusのコードネーム
これまでのGoogleのスマホ『Pixel』と『Nexus』シリーズのコードネームと、今回判明したコードネームをざっくり並べてみましょう。
- Nexus~Pixel 5まで:魚や海洋生物のコードネーム
- Pixel 5:Redfin(コイ科の魚)
- Tensor GS101:Whitechapel
- Pixel 6:Oriole(コウライウグイス)
- Pixel 6 Pro:Raven(ワタリガラス)
- Pixel 6a:Bluejay(アオカケス)
- Pixel Notepad:Pipit(タヒバリ)
- Pixel 7:Cheetah(チーター)
- Pixel 7 Pro:Panther(パンサー)
Pixel 6シリーズ+Pixel Notepadは鳥の名前、Pixel 7シリーズは猫科の名前となっています。
Googleが初代Tensorチップ開発中にPixel 5のSnapdragon 765だけをTensorチップに置き換えて、社内でテストしていたことがありました。このTensor搭載のPixel 5のコードネームは『Whitefin』、すなわちTensorのWhitechapelとPixel 5のRedfinのコードネームをかけ合わせた名称となっていました。
Ravenclawとはすなわち、『Pixel 6 Pro(コードネーム:Raven)』の本体に第2世代『Tensor GS201』チップ(Pixel 7シリーズの猫の「Claw:爪」)を搭載したテスト機のコードネームなのかもしれません。
おわりに
以前『Pipit』のコードネームしか発見されなかったため「Pixel 7 Proは出ないのではないか?」という予想もありましたが、PipitがPixel NotepadでPixel 7 / Pixel 7 Proは別の2つのコードネームが見つかり、両方発売されそうで何よりです。
また、Pixel Notepadのコードネームが鳥ということはチップは第1世代Tensorが搭載されそうですね。Pixel 6aと同様にリーズナブルなデバイスになることに期待。