PayPay経済圏とは、日々の様々な消費・投資をPayPay(≒Softbank)関連のサービスにまとめることで、PayPayポイントを効率的・お得に貯めて使っていく生活圏のことです。
PayPayポイントが貯まる・使えるPayPay経済圏のサービスを項目ごとにまとめると以下のようになります。
- キャッシュレス決済:PayPay、LINEPay ※相互利用可
- 貯まる/使うポイント:PayPayポイント(旧PayPayボーナス)、LINEポイント、ソフトバンクポイント ※LINEポイント→PayPayポイント、ソフトバンクポイント→PayPayポイント、への交換可
- 銀行:PayPay銀行
- クレジットカード:PayPayカード(旧ヤフーカード)
- 証券会社:PayPay証券、LINE証券
- 携帯キャリア:Softbank、Y!mobile、LINEMO
- キャリア決済:ソフトバンクまとめて支払い、ワイモバイルまとめて支払い
- 固定回線:ソフトバンク光
- 電気:ソフトバンクでんき
- ガス:ソフトバンクガス
- 保険:ソフトバンクかんたん保険
- 請求書払い:PayPay(対応自治体一覧)
- ECサイト:Yahoo!ショッピング、Amazon
- ふるさと納税:(Yahoo!ショッピング内の)さとふる、ふるなび
- フリマ:PayPayフリマ
- オークション:ヤフオク
- ポイントサイト:LINEショッピング
- グルメサイト:PayPayグルメ
このページでは、以下、PayPay経済圏の始め方を案内します。
※2023年1月時点情報です。
PayPay・Softbank・Yahoo!・Y!mobile・LINEの関係
最初に簡単にそれぞれの会社の関係をリストアップします。
すべてソフトバンクグループです。
- ソフトバンクグループ株式会社:代表取締役 孫正義
- └ソフトバンク株式会社:主要株主ソフトバンクグループ株式会社
- └Aホールディングス株式会社:主要株主ソフトバンク株式会社
- └Zホールディングス株式会社(旧ヤフー株式会社):主要株主Aホールディングス
- └LINE株式会社:主要株主Zホールディングス
- └旧ワイモバイル株式会社:ソフトバンク株式会社に吸収合併
- └旧LINEモバイル:ソフトバンク株式会社に吸収合併
- └LINEMO:ソフトバンク株式会社が提供するモバイル回線のブランド名
- └PayPay株式会社:ソフトバンクグループ㈱50%、ソフトバンク㈱25%、Zホールディングス㈱25%
PayPay経済圏の始め方
PayPay経済圏の必須アカウント
PayPay経済圏利用に必須のアカウントとなるのは以下3つ。
- LINEアカウント
- Yahoo!メールアドレス(Yahoo! ID)
- PayPayアプリ
LINE
大体の人はアカウントを持っていると思います。持っていなければインストールして作成。

- 使えるようになるサービス:LINE、LINEポイント、LINE Pay、LINEショッピング、LINE証券、etc...
Yahoo! ID
ブラウザからでも登録可能。Yahoo!メールアドレスがYahoo! IDとなります。

- 使えるようになるサービス:Yahoo!メール、Yahoo!ショッピング、ふるさと納税、ヤフオク、etc...
PayPay
キャッシュレス決済アプリ『PayPay』も言わずもがな必要です。インストールして初期設定を済ませましょう。

インストールしたらYahoo! IDと連携しておきましょう。
連携方法:Yahoo! JAPAN IDとの連携方法が知りたい - PayPay ヘルプ
- 使えるようになるサービス:PayPay(ECサイト|Yahoo!ショッピング・Amazonなど)、PayPay(街のお店)、請求書支払い(対応自治体一覧)、PayPay証券、etc...
以上をインストールしておけば、PayPay経済圏のサービスを利用することができます。
PayPay経済圏をアップグレードするサービス
以下のアカウントやサービスを登録すると、PayPay経済圏がさらにお得・便利に使えるようになります。
Softbank or Y!mobile or LINEMO
スマホの回線をSoftbankかY!mobile、LINEMOにすると以下のメリットがあります。
- Yahoo!ショッピングのPayPayポイント付与率が常時+2%(SoftbankとY!mobile)
- キャリア決済(ソフトバンクまとめて支払いorワイモバイルまとめて支払い)が使えるようになる
- ebookjapan(電子書籍)の還元率が金曜日は最大50%になる(SoftbankとY!mobile)
- Yahoo!プレミアム会員に無料で加入できる(SoftbankとY!mobile)
Softbankにするなら
キャンペーン期間中はGoogleのスマホ『Pixel 6a』を24円で使えます。月額1,078円~。条件達成難易度高め。
Y!mobileにするなら
SIMカードのみ乗り換えで2.3万円分のPayPayポイントをもらえます。各条件詳細は以下記事にて解説。条件達成難易度中。
LINEMOにするなら
3GBプランで月額990円、2023年1月時点のキャンペーンでは実質8ヶ月分無料です。条件達成簡単。
Yahoo!プレミアム会員(LINEMOユーザー向け)
Yahoo!プレミアム会員(月額508円)に登録すると、
- Yahoo!ショッピングのポイント付与が常時+2%
- Yahoo!ショッピングの10%オフクーポンがたまにもらえたりする
- ヤフオクの割引クーポンをもらえることがある
- ヤフオクの手数料が10%→8.8%になる
ただし、Yahoo!プレミアム会員はSoftbankとY!mobileユーザーは無料で加入できます。
PayPayカード(クレジットカード)
PayPayカードを発行すると、
- 年会費無料、常時1%のPayPayポイント還元
- PayPayカードゴールドは年会費税込11,000円、常時1.5%のPayPayポイント還元
- PayPay残高に直接チャージ可能
- 入会キャンペーンで7,000 PayPayポイント付与
などのメリットがあります。
クレジットカードの支払いで貯まるポイントもPayPayポイントに統一しておきたい場合はつくっておくとよいでしょう。入会ポイントもついてお得。
PayPay銀行
PayPay銀行の口座をつくることで、
- 月1回までATM引き出し手数料無料
- 2回目以降は3万円以上ならATM引き出し手数料無料
- ヤフオクの売上の振込手数料が無料
- PayPayフリマの売上の振込手数料が無料
- 積立NISA対応(S&P500やオールカントリーなどの銘柄アリ)
などのメリットがあります。

PayPay証券
PayPay証券の口座を開設すると、
- PayPayポイントでポイント運用ができる
- PayPay残高で株や投資信託が買える
- PayPay銀行口座の残高から、送金せずに株や投資信託が買える
- ソフトバンクカードのチャージ残高から株や投資信託を買える
などのメリットがあります。

その他
その他のサービスは以下のようなメリットあり。
- ソフトバンク光:スマホ料金が割引に
- ソフトバンクでんき:節電してPayPayポイントがもらえる
- ソフトバンクガス:電気代とガス代がセットで安くなる
- (Yahoo!ショッピング内の)ふるさと納税:5の付く日や倍!倍!ストアなど付与率UPが重なる返礼品なら20%以上の還元率になることも
- LINE証券:タイムセールで安く株を買える
- PayPayグルメ:予約でグルメマイレージがたまる(1回最大100円分、10回ごとに最大1000円分のクーポンがもらえる)
PayPay経済圏のメリット
PayPayの使用範囲の広さは圧倒的
請求書払いの対応自治体の多さや2022年4月中旬からはAmazonで使えるようになったり、田舎のお店やタクシーでもPayPayのQRコードだけは置いてあったりして、その使用範囲はキャッシュレス決済界でも圧倒的です。シェア率も群を抜いてNo.1。
支払いで困ることが少ないのがPayPay経済圏の魅力のひとつです。
ECサイトで還元率が高い
Yahoo!ショッピングでの還元率が高く、楽天市場のポイント達成条件よりはシンプルであるところもPayPay経済圏の使いやすさのうちのひとつです。5の付く日(+4%)や倍!倍!ストア(+5% or +10%)対象店舗などで還元率が高まるので生活費の削減に◎
Yahoo!ショッピングは品数が少ないところが弱点でしたが、2022年4月にAmazonでの支払いに対応したので、無い商品はAmazonで購入すればよくなりました。
ヤフオク/フリマの売上金の振込に手数料がかからない
PayPay銀行があればPayPayフリマやヤフオクの売上金の銀行振込に手数料がかからないのもお得。メルカリだと1回200円取られる上にメルペイで売上金を使って支払おうと思っても対応店舗が少なかったりします。
ふるさと納税で20%以上の還元率
住民税(一部所得税)で返礼品がもらえるふるさと納税で、Yahoo!ショッピングの還元率が高い日を狙えばPayPayポイントがたくさんもらえます。間接的に節税できる効果あり。
株や投資信託が買いやすい
PayPay残高やPayPay銀行口座からPayPay証券への送金すること無しに株や投資信託を購入できるようになりました(おいたまま買付)。振替しなくていいのですごく楽。
ただし、楽天やau、三井×SBIであるようなクレジットカードによる積立でポイント付与される仕組みは未対応です(2023年1月時点)。今後のPayPay証券の対応に期待したいです。
ポイント投資もできる
PayPayポイントでの投資も可能です。
通信エリアが広く通信速度が速い
docomo、auと同じくSoftbankの通信エリアも問題なく広く、通信速度も(LINEMOでも)ストレスなく通信できるくらい速いです。
おわりに
もちろん、au経済圏もdocomo経済圏、楽天経済圏もそのシェアを取るために自社ECやキャッシュレス決済で都度還元をおこなっているので、使いこなせば利益を享受することが可能です。ポイントと投資をぐるぐる回したいなら複数の経済圏を攻略してみても良さそうです。適宜塞がれる出口戦略をめげすに探し続ける意志があるならばw
PayPay経済圏の一番のメリットはPayPayの普及率だと思います。支払いたいときにその決済方法に対応していないとストレスですし、決済方法を都度替えなきゃいけないのは時間効率が悪いですよね。PayPayの便利さと時短効果、いわゆる使い勝手の良さがPayPay経済圏の魅力といえそうです。
