イヤホンやヘッドセットを主に製造・販売する『Soundpeats』が2022年10月22日に発売した完全ワイヤレスイヤホン『SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HS』を提供していただいたのでレビューします。
似たような名前の製品が4種類ありますが、今回レビューするのは4つ目のDeluxe HSです。
- SoundPeats Air3
- SoundPeats Air3 Pro
- SoundPeats Air3 Deluxe
- SoundPeats Air3 Deluxe HS
Deluxeの名を冠する製品はLDAC対応です。定価は7,180円。2022/11/06 00:01 ~ 2022/11/13 23:59まではクーポン使用で5%オフで購入できます。
- クーポンコード:A3DHSBLG12
それでは製品レビューいってみましょう。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの外観・デザイン
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSの外箱はApple AirPodsと同じサイズ感。
中身は『本体』『説明書』『予備的解説の紙』の3つとシンプルな内容。
充電ケースの表・裏はこんなデザインでした。
黒字にゴールドのロゴで高級感を演出するデザイン。ただし価格なりの質感といった印象。
充電バッテリーに『マルチボタン』が搭載されており、長押しすると「白色に点滅」しペアリングモードになります。
Earbuds本体はインナーイヤー型で(AppleのAirPodsと同じく)装着しやすい形状。
イヤホンタップで簡単な操作も可能です。説明書に操作方法の記載あり。
また、アプリをインストールすることでイコライザーを調整できます。
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HSレビュー
装着して使ってみた感想は主に以下のとおり。
メリット
- 軽い
- 装着感良し
- 運動中も付けていられる
- バーピージャンプをしても耳から落ちない ※耳の形にもよると思いますが
- 周辺の環境音が聞こえるため外で使っても危なくない
- インナーイヤー型でこの価格帯のわりには高音質
- ENC(Environment Noise Cancellation)ノイズキャンセリング搭載で、通話の声が届きやすい
デメリット
- カナル型のイヤホンに比べ没入感は劣る
- 高音域はシャリシャリ聞こえる
- 高音域・低音域のボリュームが大きめに聞こえるドンシャリ型
- (スピーカー側の)アクティブノイズキャンセリング機能はない
- 音漏れは多少する
SOUNDPEATS Air3 Deluxe HS聴き比べ
『SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HS』とSONYの『WF-1000XM4』でクラシック音楽の聴き比べをしてみました。選んだ曲は、
- ドヴォルザーク新世界より
- モーツァルト交響曲第40番
- レクイエム第2曲「怒りの日」
の3曲。全てAmazon MusicのUltra HDの音源を選択。
ドヴォルザーク新世界より
SONY WF-1000XM4
- 低音域から高音域まではっきり聞こえ、曲の盛り上がりがよくわかる
- 弦楽器の主旋律も副旋律もよく聞こえる
- ホルンとティンパニの迫力がレベチ
- 音がクリアなため管楽器・弦楽器両方のリズムをよく感じ取れる
Air3 Deluxe HS
- 全体的に音がシャリシャリした印象を受ける
- 高音域がやや割れて聞こえるため迫力減
モーツァルト交響曲第40番
SONY WF-1000XM4
- ヴァイオリンの音が聞こえやすくメロディを追いやすい
- 小音量から大音量まで聞き取りやすい
Air3 Deluxe HS
- 弦楽器の主旋律は聞こえやすいが、副旋律の弦楽器の音は聞こえづらい
- 小音量の部分は聞き取りづらく、大音量だと若干音割れして聞こえる印象
レクイエム第2曲「怒りの日」
SONY WF-1000XM4
- ヴァイオリンの音の粒もよく聞こえる
- 全音域クリアに聞こえる
- 没入感が高い
Air3 Deluxe HS
- バスドラは強く聞こえるがティンパニは弱く聞こえる
- 高音域と低音域が強めのドンシャリ
- 合唱(歌声)も弱く聞こえる
- 音量が大きくなると音が少し割れる印象
総合比較
SONYのWF-1000XM4は33,000円(2022年11月時点定価)でカナル型でANC対応なのに対し、SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HSは定価7,180円でインナーイヤー型のANC非搭載なので、さすがに音質ではXM4に敵わないものの、1万円以下のイヤホンとしては十分よい音質といった印象です。
また、SOUNDPEATS Air 3 Deluxe HSの軽くて装着感がいいので、シチュエーションによってはこちらのほうが使い勝手がよいです。
SONY WF-1000XM4のデメリット
- 遮音性が高すぎて車の存在に気が付きにくくなる
- 耳を密閉するため長時間装着するのはしんどい
- 運動をするときは若干重く煩わしく感じられる
Air3 Deluxe HSのメリット
- 適度に周辺の雑音が聞こえるため、外でも使いやすい
- インナーイヤー型で軽いため比較的長い時間装着していられる
- 運動をするときも軽いので付け続けやすい
音楽そのものを楽しむならやはりSONYのWF-1000XM4などのANC搭載カナル型イヤホンがよいと思いますが、テレワークでのオンライン会議、運動をするとき、あまり雑音の大きくない外出先、などの場合だと、装着感のよいAir3 Deluxe HSのほうが使い勝手がよいです。何よりリーズナブルですしね。
おわりに
価格を勘案すると十分な音質のSOUNDPEATS Air 3 Deluxe HSでした。正直無印AirPodsを買うくらいならAir3 Deluxe HSのほうがいいんじゃないですか?と思います。
1万円以下のイヤホン候補にどうぞ。
- クーポンコード:A3DHSBLG12