Y!mobileの割引を駆使してスマホを0円運用する方法です。
とはいえ店舗の契約条件次第になってくるので、あくまで割引の条件上すべて適用できたと仮定しての試算結果です。ていうかほとんど机上の空論に近いので話半分程度にお読みください。
①端末代:一括購入
②iPhone 5S 32GB月額割引(翌月から): ▲1,782円
③スマホプランS:3,218円
④ワンキュッパ割(18歳以下14ヵ月目以降ヤング割):▲1,080円
⑤家族割引サービス:▲540円(ユニバ料無料)
⑥下取りプログラム(ケータイ):▲432円
合計:-616円(0円)
以下、料金とデメリットについて解説。
1.ワイモバイル2円運用(0円運用)までの手順
・新規契約/MNPどちらでも同じ維持費です。
・下取りに出す他社ガラケーはすでに持っているor中古で購入したものとします。
1-①.iPhone 5S 32GBを一括購入
まずはY!mobileで購入する端末はiPhone 5S 32GBを選択。一括購入します。
iPhone 5Sを選択する理由は、次に説明する月額割引の割引額が大きいからです。
1-②.月額割引1,782円
iPhone 5S 32GBの月額割引*は1,782円×24ヶ月です。新規契約でもMNPでも同じ。
*毎月の利用料金から1,782円割引される。
端末を一括購入した場合でも適用されます
参考:バリュースタイル・月額割引|割引サービス|料金|Y!mobile(ワイモバイル)
Androidスマホの場合だと、
・MNPかつスマホプランS:1080円割引 / M:1,620円 / L:1,620円
・新規契約かつスマホプランS:540円割引 / M:1,080円 / L:1,080円
となり、割引額が比較的少なく、契約方法や選択するプランで割引額が異なります。
しかし、iPhone 5Sの場合は、契約方法・プラン内容かかわらず1,782円割引です。
1-③.スマホプランS(3,218円/月)で契約
iPhone 5Sであればプラン選択によって、月額割引の金額が変わらないので、最も維持費の安いスマホプランSで契約します。スマホプランSの維持費は3,218円/月です。
・スマホプランS:維持費3,218円▲月額割引1,782円
参考:スマホプラン S/M/L|スマートフォン|料金|Y!mobile(ワイモバイル)
1-④.ワンキュッパ割で1,080円割引×12ヶ月
スマホをスマホプランで契約した場合、全員ワンキュッパ割が適用されます。1,080円割引です。
・スマホプランS:維持費3,218円▲ワンキュッパ割1,080円(×12ヶ月)▲月額割引1,782円(×24ヶ月)
ただし、2か月目~13か月目までの12か月間のみ割引です。
参考:ワンキュッパ割|キャンペーン・おすすめ情報|Y!mobile(ワイモバイル)
1-④.【18歳以下】ヤング割で1,080円割引×12ヶ月
利用者が18歳以下であれば『ヤング割』適用。14か月~25ヶ月目の12ヶ月間も1,080円割引が適用されます。(2017/1/20~2017/5/31迄)
・スマホプランS:維持費3,218円▲ワンキュッパ割&ヤング割1,080円割引(×計24ヶ月)▲月額割引1,728円(×24ヶ月)
参考:ヤング割|キャンペーン・おすすめ情報|Y!mobile(ワイモバイル)
*ちなみにワイモバイルオンラインストアの料金シミュレーションではワンキュッパ割のみ表示され、ヤング割は表示されません。
1-⑤.家族割引サービスで▲540円割引
契約したiPhone 5Sが副回線(2台目以降)であれば『家族割引サービス』が適用され、540円割引となります。一人で2台目を契約した場合でも適用されます。
・スマホプランS:維持費3,218円▲ワンキュッパ割&ヤング割1,080円割引(×計24ヶ月)▲月額割引1,728円(×24ヶ月)▲家族割引サービス540円
参考:家族割引サービス|割引サービス|料金|Y!mobile(ワイモバイル)
家族割引サービスを適用するとユニバーサルサービス料金も無料となります。
参考:
http://www.ymobile.jp/corporate/open/agreement/pdf/kazokuwari.pdf
ちなみにワイモバイルの料金シミュレーションで『家族割引サービス』のチェックを入れても利用料金から減算されません。サポートに問い合わせたところ、これは「契約後に適用可能かどうか判断される割引」であるためだそうです。また、ワンキュッパ割やヤング割との併用は可能であるとのこと。
1-⑥.下取りプログラムで▲432円割引
下取りプログラムの対象機種を契約時に下取りに出すと割引されます。他社ガラケーの場合432円×24ヶ月の割引となります。(2017/1/31迄の割引額)
・スマホプランS:維持費3,218円▲ワンキュッパ割&ヤング割1,080円割引(×計24ヶ月)▲月額割引1,728円(×24ヶ月)▲家族割引サービス540円▲下取りプログラム▲432円(×24ヶ月)
1-7.結果
ということで試算を続けていくと維持費は2円/月(0円/月)となってしまうよなぁ…。割引併用不可の明記も見たところないし…。2年目はワンキュッパ割がなくなるので、18歳超の場合は維持費が発生します。
Y!mobileの『iPhone 5S 32GB』の定価は42,876円(税込)。一括購入金額が安いかキャッシュバックを出してくれる店舗で契約すれば、初期費用も安く済ませることができそう。
ですが、実際に契約するとなるといろいろ制限がかかり、上記の試算どおりの維持費の実現は難しいと思います。たとえばですが、
「スマホプランM/L以上でキャッシュバック!」
「コンテンツ加入でキャッシュバック!」
「スマホプランM/L以上でiPhone 5Sの端末代一括○○円!」
「iPhone 5S 32GBの在庫なし!」
「スマホプランSだと家族割引サービス対象外!」
「スマホプランSだと月額割引対象外!」
「ケータイが古すぎるので下取り不可!」
こんな感じのルールを上乗せされ、結局維持費が高くなってしまう可能性が高いです。
あと単純な手続きミスで割引が適用になっていなかったり、代表回線と副回線が反対になっていたりというトラブルも起こりえます。試す場合は条件をよく見てどれだけ2円運用に近づけるか要確認。
2.この契約方法のデメリット
2-1.iPhone 5Sの端末代が高い
以前は一括0円など行っていた携帯会社ですが、2016年以降「実質0円禁止」ガイドラインが施行された現在では、0円に近いような金額で端末を購入できるところはほとんどないと思われます。
一括○○円とかキャッシュバック付きとかの条件を比較し、できるだけ安いところを探す形になりますが、状態のよい中古でも1万円ちょっとで買える機種なので素直にsimフリー端末購入&格安sim契約で運用したくなります。
関連ページ:AmazonでiPhone 5s 32GBと検索
2-2.iPhone 5Sを2年間使い続ける縛り
iPhone 5SはiPhone 7から見てすでに3世代前の端末。2年間使い続けるのはちょっと辛いかもしれません。
2-3.iPhone 5S特有のsimカード
維持費が安いので、iPhone 5Sと同時に購入しておいて、simカードだけ別のsimフリー端末に挿して使おうという考えもすんなりとはうまくいきません。
Softbank系回線のsimカードはau以上に複雑で種類が多いです。Y!mobile(Softbank)がY!mobileのiPhone 5SのsimカードのAPN設定値や構成プロファイルを公開していないので、simフリー端末にsimカードを挿し代えても設定ができないため通信不可。
また、APN設定値や構成プロファイル設定がうまくいったとしても、
・通常と異なる使用法であるため別途料金が発生する可能性
・IMEI制限などSoftbank側の施策で通信できなくなる可能性
というリスクは拭い去れないので、あくまで実験は自己責任となります。(ヒント:n141 SIM)
おわりに
以上、2017年1月版ワイモバイル格安運用方法でした。とはいえこの時期にまともなプランで2円運用できるなんてにわかに信じがたいので実は計算ミスかルールの縛りがあって実現不可能なんじゃないかと思ってます。よって、今回契約は見送り。あと、オンラインストアの維持費シミュレーションでは『家族割引サービス』『ヤング割』『下取りプログラム』は試算結果に反映されないとのことなので356円/月までは試算可能です。ご参考までに。