今回は、WiMAXルータをなくしてしまった場合の対処法と解約済のWiMAXルータの使い道を調べてみました。
1.WiMAXルータを紛失した場合
1-1.WiMAX→WiMAX2+ルータへの無料機種変更
1-2.(simカード取出し不可の場合)別のWiMAXルータを購入し、機種変更する
1-3.(simカード取出し可能なルータの場合)simカードを再発行し、ルータは別に購入する
2.解約済みルータの再利用
2-1.ECサイト、オークションサイトなどで売却する。
2-2.(クレードルセットがある場合)WiMAXルータをアクセスポイントとして使う。
2-3.(simカード差し替え可能な場合)格安simを挿してWi-Fiルータとして使う
2-4.(simカード差し替え不可の場合)ルータ持ち込みで新規契約(非推奨)
2-5.ルータを複数台契約し、家族で使う[機能追加オプション/ファミ得パック]
1.WiMAXルータを紛失した場合
WiMAXのルータを紛失すると、次のようになるようです。
○『解約』扱いとなり、WiMAXルータを有償で再郵送、もしくはそのまま解約。(source)
通常、紛失は『解約』扱いとなるようで税込16,848円〜25,509円(とくとくBBの例)という高額な解約金がかかってしまいます。ではなくしてしまった場合の対処法から。
1-1.WiMAX→WiMAX2+ルータへの無料機種変更(source)
紛失したルータが『WiMAXルータ』である場合、『おトクに機種変更』(キャンペーン終了日不明)を利用しWiMAXルータをWiMAX2+ルータに無料で機種変更してしまうという手が使えそうです。(料金プランはWiMAX2+に変わってしまいますが)現在契約しているプロバイダ(UQ WiMAX/GMO/So-netなど)でWiMAX→WiMAX2+機種変更キャンペーンを行っているか確認してみましょう。
機種変更について|UQ WiMAX|超高速モバイルインターネットWiMAX2+
現在使っている(紛失した)ルータの返却の必要があるかは要確認です。
・返却必要か不要かの見分け方レンタルルータでも機種変更できるかどうかは未確認ですが、一般的にルータのシールに記載ある製造型番でレンタルルータか返却不要か確認できるようです。
○製造型番に『(AT)』という記載があれば返却不要。基本的にどのプロバイダでも使えるルータです。
○製造型番に(AT)以外(So-netなら(SO)、@niftyなら(NY)など)が記載されている場合返却が必要。
すでに紛失してしまった場合は、ルータが梱包されていた外箱を見るか、契約しているプロバイダに確認をとったほうがよいでしょう。
1-2.(simカード取出し不可の場合)別のWiMAXルータを購入し、機種変更する
WiMAX2+プランにせず現在のWiMAXプランのままがしたくない場合の方法。別のWiMAXルータを購入し、(紛失した)WiMAX→(購入した)WiMAXに機種変更をしてしまうという手があります。『フリマアプリ(メルカリなど)』『オークションサイト(ヤフオクなど)』『ECサイト(Amazonなど)』でWiMAXルータを購入することができます。
機種変更の手順はUQ WiMAXの場合はこんな感じ→変更方法。契約中のプロバイダ(UQ WimaxやとくとくBB、Biglobe、@nifty、so-netなど)によって変更手順は異なるかと思いますので、端末購入前に確認しておいたほうがよいでしょう。
中古WiMAXルータは数千円で購入できるため、数万円の解約金を支払うより安く済みます。
1-3.(simカード取出し可能なルータの場合)simカードを再発行し、ルータは別に購入する
simカード取出し可能なルータの場合、simカード再発行をしてもらいましょう。(一般的に発行手数料は2,160円前後)ルータのsimカードのみを紛失したと伝えれば対応してくれる可能性があります。こちらも各プロバイダによって対応が違うので要確認。
新しいsimカードを入手できたら、同じくsimカード取出し可能なWiMAXルータを購入。simカードを挿して使います。『simカード再発行代+端末代 < 解約金』になれば安く済みます。
2.解約済みルータの再利用
2-1.ECサイト、オークションサイトなどで売却する。
解約済みルータをAmazonやヤフオク、メルカリなどで販売する方法があります。端末を紛失した人やsimカードを別ルータに差し替えたい人に需要があるでしょう。
2-2.(クレードルセットがある場合)WiMAXルータをアクセスポイントとして使う。
有線LANしかない環境でWi-Fiを飛ばすのに使えます。
①WiMAXルータをクレードルセットにセットし、LANケーブルを挿し込む。
②クレードルセットのスイッチを『AP(アクセスポイントモード)』に入れる。
とするだけで、ルータからWi-Fiが飛びます。
SSIDと暗号化キーはルータ本体のシールに記載があるので、お手元のスマホやゲーム機でこのSSIDを選択し、暗号化キーを入力すればWi-Fi接続完了。
2-3.(simカード差し替え可能な場合)格安simを挿してWi-Fiルータとして使う
simカードが差し替え可能なルータであれば、au系格安simを挿してWi-Fiルータ代わりにできます。機種によっては格安simが動作しないものもあるので、mineoやUQ mobileの動作確認端末を確認しておきましょう。
auプラン(Aプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
動作確認端末一覧 | SIM | mobile製品 | 格安スマホ・格安SIMのUQ mobile
mineo Aプラン デュアルタイプ 1GB UQ mobile データ無制限プラン
2-4.(simカード差し替え不可の場合)ルータ持ち込みで新規契約(非推奨)
simカード差し替えができないルータであっても、もう一度WiMAXを契約できます。一例として、解約済みWiMAXルータ『WM3800R』を再契約する方法は、
①WiMAXのクレードルセットを用いて、PCと接続。
(クレードルのスイッチは『RT』側にしておく。)
②ブラウザ(Internet ExplorerやGoogle Chrome)を開いて、画面上のURL入力項目に「192.168.0.1」と入力して検索をする。
③IDとPWを入力
ID:admin
PW:(初回ログイン時は自分で設定)設定したPW
④手続きをする
ログイン後、『WiMAX統合ポータル』という画面にしたがって進めば、WiMAXの契約完了。
やや設定が難しく、持込新規による割引措置などはないため、非推奨です。
2-5.ルータを複数台契約し、家族で使う[機能追加オプション/ファミ得パック]
・ファミ得パック
WiMAXルータを複数台持っており、契約中のものと解約済みのルータがある場合。
契約中のプロバイダに連絡し、2台目のルータとして契約したい旨を伝えれば、2台目として使用可能です。この場合『ファミ得パック』という割引措置があり、2台目のルータはBiglobeの場合は月々2,550円(税込)で使用することが可能です。
source:「BIGLOBE WiMAX」ファミ得パック
こちらもプロバイダによって適用できるプランや対応機種、割引額など異なるので要事前確認。
・機能追加オプション
主に、1台WiMAX搭載のPCを持っている人向けのプラン。WiMAXルータを購入し、自宅ではPCを使い、外出先ではWiMAXルータでスマホをWi-Fi接続をしたい、など、要はPCかルータ、どちらか片方でWiMAXを使えればいいという人向けの『機能追加オプション』。(もちろん、ルータが2台の場合でも、機能追加オプションは使用可能)
月額206円(税込)で使用可能なプランなので、リーズナブル。しかし、使用するWiMAX搭載機/WiMAXルータを毎回ルータ登録画面で変更しなければならない若干利便性の悪い。
ルータ設定が得意な人には苦にならないかもしれませんが、ルータのことはよくわからないとか毎回設定するのが面倒という人には、あまりおすすめできないプランです。
まとめ
・ルータをなくした場合
⇒まず機種変更できないかを確認(解約金を払わないようにするため)
⇒(simカード差し替え可能端末の場合)simカード再発行ができないかを確認
・解約済みルータの使い道
⇒売却する
⇒AP(アクセスポイント)として使う
⇒(simカード差し替え可能端末の場合)au系格安simを挿してWi-Fiルータとして再利用
⇒(simカード差し替え不可の端末の場合)再契約する(非推奨)
⇒2台目ルータ、機能追加オプションに登録して、複数台運用する。
こういう解約金回避方法、使い道があるかと思います。ご参考までに。