microsoftストアでインストールしたWSL版Ubuntu 16.04でPythonのスクリプトファイルを実行したい場合の実行方法や保存場所をメモ。
Windows 10にWSLのUbuntuを導入する方法やPythonと仮想環境導入方法については過去記事をご参照のこと。
1.Pythonスクリプトファイル(.py)の保存場所
以下の場所にスクリプトファイル(仮にsample.py)を保存したら
python sample.py
で実行可能でした。
C:\Users\【Windowsユーザー名】\AppData\Local\Packages\
CanonicalGroupLimited.UbuntuonWindows_*\
LocalState\rootfs\home\【Ubuntuユーザー名】\sample.py
rootfsにUbuntuのルートファイルシステムあり。
2.スクリプトファイル(.py)作成から読込までの流れ
2-1.テキストエディタでHello world作成・保存
では簡単にprint(Hello world)
というスクリプトファイルをsample.pyという名前で作ってみます。
保存場所はUbuntuユーザー名配下。拡張子を.pyにして文字コードはUTF-8にして保存。
2-2.パーミッションの変更
スクリプトファイルを保存した時点で、Ubuntuを起動し、
ls -al
を実行するとsample.pyが追加されていることとパーミッションを確認できます。
権限が何も付与されていないので最低でも400、
chmod 400 sample.py
で所有者に読込権限を付与。
2-3.スクリプトファイル(.py)の読込
スクリプトファイルを作成し、パーミッションを整えたらPython仮想環境(仮にvenvtest)にアクティベートします。
. venvtest/bin/activate
※.(ドット)と引数の間にスペースを入れる
そして、
python sample.py
でHello worldが表示されます。
おわりに
UbuntuのインストールとPython、venvの導入からスクリプトファイルの作成・実行までとてもスムーズなWSL版Ubuntuでした。