2018年5月25日、Softbankが新しい段階性プラン『おてがるプラン』を発表しました(報道資料)。これと同時に『スマホデビュー割』『ワンキュッパ割』は終了となります。
・2018年6月29日~:『おてがるプラン』導入
・~2018年6月28日:『スマホデビュー割』『ワンキュッパ割』終了
旧『スマホデビュー割』と新『おてがるプラン』はどちらがお得か比較してみましょう。
1.おてがるプラン and スマホデビュー割の料金内訳
スマホデビュー割(1GB)の場合とおてがるプラン(1GB~3GB)の場合の料金を表にしてみました。通話プランは『スマ放題ライト(5分かけ放題)』とした場合です。
プラン | スマホデビュー割 | おてがるプラン | おてがるプラン | おてがるプラン |
---|---|---|---|---|
データ容量 | 1GB | ~1GB | ~2GB | ~3GB |
スマ放題ライト | 1700 | 1700 | 1700 | 1700 |
ウェブ使用料 | 300 | 300 | 300 | 300 |
データ定額 | 2900 | 1480 | 2480 | 3480 |
スマホデビュー割 | ▲2420 | - | - | - |
おてがるプラン専用割引 | - | ▲1000 | ▲1000 | ▲1000 |
おうち割 光セット | -500 | ▲500 | ▲500 | ▲500 |
合計月額料金[税抜] | 1980 | 1980 | 2980 | 3980 |
合計月額料金[税込] | 2138 | 2138 | 3218 | 4298 |
参考資料:おてがるプラン | キャンペーン一覧 | キャンペーン | モバイル | ソフトバンク
※機種変更の場合は「おてがるプラン専用割引」の適用は1年間となります。
ひと月あたりのデータ容量を1GB以内に抑えた場合、スマホデビュー割とおてがるプランの料金は同じとなりました。ただし、1GBを少しでも超えるとおてがるプランは2GB分(+1000円)の料金請求となるため、実際の支払い金額は増えるパターンが多いでしょう。
この月額料金に機種代金(分割支払いの場合)を追加したものが実際の支払い金額イメージとなります。
2.おてがるプラン and スマホデビュー割の対象機種
Softbankサイトに記載ある『スマホデビュー割』『おてがるプラン』それぞれの対象機種と分割支払額(割引適用後)を表にすると以下のとおり。
対象機種 | スマホデビュー割 | おてがるプラン |
---|---|---|
iPhone SE (32GB) | 2000円×24ヶ月 | 1350円x48ヶ月 |
iPhone SE (128GB) | x | 1620円x48ヶ月 |
Android One S3 | 1000円×24ヶ月 | 640円x48ヶ月 |
DIGNO G | 1000円×24ヶ月 | x |
Xperia XZs | 1000円×24ヶ月 | x |
シンプルスマホ3 | 1500円×24ヶ月 | x |
AQUOS R | 2000円×24ヶ月 | x |
iPhone 8 (64GB) | 2500円×24ヶ月 | x |
iPhone 8 (256GB) | 3000円×24ヶ月 | x |
iPhone 8 Plus (64GB) | 3000円×24ヶ月 | x |
iPhone 8 Plus (256GB) | 3000円×24ヶ月 | x |
DIGNO J | x | 価格未定 |
HUAWEI nova lite 2 | x | 価格未定 |
シンプルスマホ4 | x | 価格未定 |
参考資料①:スマホデビュー割 | キャンペーン一覧 | キャンペーン | モバイル | ソフトバンク
参考資料②:おてがるプラン | キャンペーン一覧 | キャンペーン | モバイル | ソフトバンク
毎月の実質負担額はおてがるプランの方が少し安いものの48回払いという最大のトラップが仕掛けられています。
機種代金トータル支払い額
単純に分割支払額から支払回数を掛けると機種代金合計は以下のようになりました。
対象機種 | スマホデビュー割 | おてがるプラン |
---|---|---|
iPhone SE (32GB) | 48000 | 64800 |
iPhone SE (128GB) | x | 77760 |
Android One S3 | 24000 | 30720 |
DIGNO G | 24000 | x |
Xperia XZs | 24000 | x |
シンプルスマホ3 | 36000 | x |
AQUOS R | 48000 | x |
iPhone 8 (64GB) | 60000 | x |
iPhone 8 (256GB) | 72000 | x |
iPhone 8 Plus (64GB) | 72000 | x |
iPhone 8 Plus (256GB) | 72000 | x |
DIGNO J | x | x |
HUAWEI nova lite 2 | x | x |
シンプルスマホ4 | x | x |
御覧のとおりトータルの支払額でみるとスマホデビュー割の方が安くなります。
おてがるプランかつ機種代金を分割支払いしていた場合、25か月目で解約すると残額(およそ半額)を一括支払いする必要がありそうです。
【おてがるプラン】半額サポートの適用の場合
おてがるプランに加入の場合、25か月目以降に機種変更&今使っている機種は下取りに出すと『半額サポート』なるものが適用となり、残り24ヶ月分の機種代金は支払い不要となります。
現行機種は24回の支払いで済むのでお得なように見えますが、新しい機種の分割支払いが25か月目から始まるので月額料金はさほどかわらず実質永久縛りとなるサポートです。
それに最初に記載したとおり『おてがるプラン』は機種変更の場合2年目から1000円UPとなるので月額料金も上がります。
あと半額サポート適用のためには現行機種は下取りに出さなければならないため中古ショップやフリマに売ったりといったこともできません。
おわりに
1GBプランを選択する節約志向のユーザーが当月のデータ容量1GBを超えた場合に料金よりも通信スピードを優先するのか?といった料金プランに対する疑問もさることながら、25か月目に解約もしくはMNP転出しようとしたら、
(店-_-員){端末代金の残り24回分をお支払いいただく必要があります}
/(顧^o^客)\{えっ!}
(店ω員){でも機種変更すると残りの支払いはなくなるんですよねっ☆}
と言われ、これまで使ってきたスマホは召し上げられ、継続して更に2年間契約させられてしまうユーザーが多数出てくる未来が見えます。
現状の条件をみる限りではスマホデビュー割が適用できる2018年6月28日までに契約することの方が圧倒的によいと私は思います。