2016年10月4日(日本時間10月5日1:00~)に行われたGoogleのイベント『Made by Google』。
同イベントにてNexusの後継機にあたる『Pixel』『Pixel XL』のスペックや価格が明らかになりました。
価格は649ドルからで発売が予定されている国は、アメリカ・カナダ・ドイツ・イギリス・オーストラリア、インド(後日開始)となっています。
残念ながら日本での発売は未定であるものの、日本語の製品販売ページはすでに作られているため、気長に待ちましょう。
1.Pixel / Pixel XLのスペック
2016年Googleの新スマホ『Pixel』の見た目はこんなデザイン。
5インチが『Pixel』、5.5インチが『Pixel XL』となっており、それぞれのスペックは以下のとおり。
参考:Pixel - 初めての Google 純正スマートフォン - Google ストア
2.Pixel / Pixel XLの価格
米国Google Storeでの価格は、
・Pixel 32GBモデル:$649
・Pixel 128GBモデル:$749
・Pixel 32GBモデル:$769
・Pixel 128GBモデル:$869
となっています。
日本のGoogleストアだと「現在、提供していません」と表示され、購入できないようになっています。(2016/10/6記)
3.Pixel / Pixel XLの特徴
3-1.写真と動画のオンラインストレージ無制限(無料)
Pixel / Pixel XLで撮った写真/動画は元画質であっても無制限に保存することができるというオプション付き。(Googleフォト)
Pixel以外だとファイルサイズを落とした場合のみ無制限となっており、元画質のままではドライブが消費されていました。画質そのままで写真/動画を撮りたい人にとっては重宝。
似たサービスだとAmazonのプライムフォトなんかありますね。プライム会員費3,900円/年で写真のみ(動画対象外)なので、動画をよく撮るならPixelを選択するメリットが高まります。
10/15追記:一部Nexus機器にも容量無制限は提供される模様です。
3-2.iPhone 7を超える写真の画質
「で、写真/動画を無制限に保存できるってことだけど画質はどうなの?」ってところなんですが、モバイル端末カメラの性能を評価するDxOMarkというスコアではiPhone 7を抜き去りPixelが89点と第1位。
旧Nexus端末で撮った写真の画質に不満があった場合でもPixelなら問題ないでしょう。
3-3.会話型人工知能『Googleアシスタント』搭載
人工知能とおしゃべりするだけで、以前撮った写真を出したり、メール送信を手伝ってもらったり、お店の情報や経路検索などをしてもらえます。未来チック。
3-4.15分の充電で最大7時間駆動
急速充電に対応しており、15分の充電で最大7時間駆動するとのことです。ホントかよ。
Nexusシリーズは充電持ちがよくないところが難点だったので、Pixelはより使いやすくなるかも。
3-5.背面に『G』のロゴ
PixelはHUAWEIが製造する予定だったが、製造メーカー名を入れないという条件に難色を示したため、HTCに鞍替えされたという噂もありました。
Pixelの背面は『G』のロゴのみ。初純正Googleスマホの誕生となりました。
Pixelの私的に気になったところはこんなところです。
4.Pixel以外の発表内容
Pixel以外にも『made by google』ではGoogleの新製品の発表が行われておりました。
事前リーク情報通り発表されたものは、
・Daydream View:VRヘッドセット
・Google Home:家庭用据え置き型人工知能アシスタント
・Chromecast Ultra:4Kに対応したChromecast
・Google Wi-Fi:簡単に接続・設置できるWi-Fiルータ
でした。
Chromecast Ultra以外の商品は日本発売が未定で悲しい限りです。言語の壁は大きいということでしょうか。
事前リーク情報にはあったものの発表されなかったのは、
・Andromeda OS:AndroidとChrome OSの統合OS
・Pixel 3:Andromeda搭載2in1タブレット
・Nexus 7 2016:Andromeda搭載タブレット
・Android 7.1
Andromeda OSはすごく楽しみにしてたので、全容が明らかになる日が待ち遠しいです。
おわりに
Google純正新スマホ『Pixel』『Pixel XL』についてでした。
米国価格649ドルということは、日本価格は7万円超になってくるでしょうからちょっと手が出にくいところですね。Nexus 5Xみたいに安価になることに期待しましょう。