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【2/2】Nexus7(2012)root化の簡単な方法・手順

(前回の記事の続きです。)Nexus7(2012)のroot化の手順・方法を案内します。

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はじめに

●root化とは?

root化とは、主にAndroid端末において、ルート(スーパーユーザー)の権限を取得すること。ルートの権限を取得することで、メーカーが端末に施した制限を外し、より自由に端末の設定変更をすることができます。その反面、不具合を起こしたり、プログラムが起動しなくなったりというリスクが増大します。 

●用意するもの

①Nexus7 2012本体

②Windows PC(『Nexus Root Toolkit v2.0.5』インストール済みのもの)

③microUSB-USBケーブル(充電専用不可・データ通信が行えるもの) 

●免責事項

root化をすることで、端末のメーカーの補償は一切効かなくなります。
作業中のデータの損失、Nexus7の故障など、当方では一切責任は負えません。
また、齟齬のない表現・案内に努めておりますが、再現性について保証はできかねます。自己責任のもとで作業を行ってください。

はじめに

(前の記事にて)1.『Nexus Root Toolkit v2.0.5』をインストール

2.『Nexus7』用のドライバをインストール&チェック

2-1.『Toolkit』の『Full Driver Installation Guide - Automatic + Manual』をクリック

2-2.『STEP3』タブの『Driver Solution』をクリック

2-3.インストールウィザードの開始

2-4.『Nexus7用のドライバ』のテストを行う。

3.『Bootloader』のロック解除(アンロック)をする

3-1.『Unlock』をクリック

3-2.『OK』をクリック

3-3.『Nexus7』にて『Yes』で電源ボタンを押す。

4.『root化』をする。

4-1.『Custom Recovery』にチェックを入れ、『Root』をクリック。

4-2.『root化』の確認

5.『root化』から普通の状態に戻したい場合

5-1.『Flash Stock + Unroot』をクリック

5-2.『OK』をクリック

 

2.『Nexus7』用のドライバをインストール&チェック

『Nexus7用のドライバ』とはNexus7とPCを通信できるようにするソフトウェアのことです。microUSB-USBケーブルで接続するだけで、ドライバは自動でインストールされますが、このドライバではroot化するのに不十分であるため、より精巧なドライバを『Toolkit』を用いインストールします。

2-1.『Toolkit』の『Full Driver Installation Guide - Automatic + Manual』をクリック

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このボタンをクリックすると、ドライバインストール画面が開きます。

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2-2.『STEP3』タブの『Driver Solution』をクリック

『STEP3』タブをクリックすると下図のような画面に。

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#1と出ている場合は#1のDriver Solution『Google Drivers』をクリックします。#2~4も同様に対応したDriverを選択しクリック。通常は#1と出ます。

次の画面が出たら『OK』をクリックします。

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2-3.インストールウィザードの開始

インストール画面が開くので『次へ』をクリック

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「このデバイスソフトウェアをインストールしますか?」と出た場合は『インストール』をクリック

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インストールが完了します。『完了』をクリック。

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「~コンピューターを再起動する必要があります。」と出ますが、特に再起動しなくても問題ありません。『後で再起動する』を選択。どうしてもドライバのインストールがうまくできない場合は再起動した方がよいかもしれません。

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これで『Nexus7用のドライバ』のインストール完了です。

 

2-4.『Nexus7用のドライバ』のテストを行う。

インストールしたドライバが正常に作動しているかテストを行います。『Full Driver Configration Guide』画面の『Step4』タブをクリック。『Full Driver Test』を行います。

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しばらくいくつかの画面が表示され問題なければ『Success!』の文字が出ます。ドライバのインストール正常です。

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『ADB device was not found』と表示された場合

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この場合何か問題があります。以下のことをチェックしましょう。

Nexus7とPCをUSBケーブルで接続していない
Nexus7でUSBデバックモードを有効にしていない
Nexus7でPCに接続した時の『USBを許可しますか?』の画面でOKを押していない
Nexus7でMTPにチェックを外していない(稀になぜかMTPが有効でなければSuccessしない場合があります。両方試してみましょう。)

以上でNexus7用のドライバインストールおよびテストは完了です。

 

3.『Bootloader』のロック解除(アンロック)をする

次に『Toolkit』を使って『Bootloader』のロックを解除します。『Bootloader』とは、タブレットを起動するときにほぼ一番最初に使われるプログラムのことです。root化に際して、このbootloaderをいじる必要があります。デフォルトでは設定変更できないようにロックがかけられているので、先にこのロックを解除(アンロック)を行います。(一応Bootloderアンロックをしない手法もあるようですが、手順が煩雑になるため、アンロックをする方法で案内します。)注意:Bootloaderアンロックを行うと初期状態になるため、全てのデータが消去されます。必要であれば事前にバックアップをとっておきましょう。

3-1.『Unlock』をクリック

『Toolkit』の『Unlock』をクリックします。

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3-2.『OK』をクリック

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3-3.『Nexus7』にて『Yes』で電源ボタンを押す。

PCの画面にこのようなメッセージが出ます。

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同時Nexus7の画面を見るとこのような画面が表示されています。

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『Yes』と『No』が選択できるようになっているので、『Yes』を選択します。(ボリュームボタンで上下移動、電源ボタンで決定します。)

『Yes』を選択し、Nexus7が再起動すると『Bootloader』アンロックされた証である南京錠が外れたアイコンが表示されます。

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順次自動で画面が切り替わり、下記のような初期設定画面が表示されたら『Bootloader』アンロック完了です。(数十分かかる場合があるので途中でケーブルを抜いたりしないようにしましょう。)

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あとは『Nexus7』で初期設定を済ませればOKです。

 

同時にPCの画面はこのようになっています。

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『OK』をクリックしましょう。

 

以上で『Bootloader』のアンロック完了です。

 

4.『root化』をする。

いよいよ『root化』をします。

4-1.『Custom Recovery』にチェックを入れ、『Root』をクリック。

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Custom Recoveryにチェックを入れることで『TWRP』も同時にインストールされ、『Recoveryモード』が使いやすくなります。

『Recoveryモード』とは

システムの初期化やキャッシュパーティションクリアをおこなえるモードのこと。ボリューム下ボタンと電源ボタンを同時押しで起動することで、Recoveryモードが起動できます

『TWRP』とは

上記Recoveryモードを更に使いやすくするのが『TWRP(Team Win Recovery Project)』というツールです。『TWRP』をタブレットにインストールすることで、Recoveryモードでもタッチパネルが使えるようになったりと、いろいろと便利になります。) 

このような画面が出るので『OK』をクリック。

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画面が自動的に切り替わります。

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『root化』が完了したら次のような画面に。

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『OK』をクリックして完了です。

 

 4-2.『root化』の確認

『root化』が完了すると、アプリ一覧画面に『SuperSU』というアプリが追加されています。

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タップすると、『スーパーユーザー有効化』にチェックが入っています。チェックが入っているのでroot化ができていることが確認できます。

 

5.『root化』から普通の状態に戻したい場合

『Toolkit』を使えば『root化』から普通の状態に戻すことも簡単です。

5-1.『Flash Stock + Unroot』をクリック

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5-2.『OK』をクリック

元に戻す場合、OSも選択できるようになっています。歴代のAndroidから最新版まで自動でアップロードされているので、好きなバージョンを選択します(ダウングレードも可)。

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OSを選択したら『OK』をクリック。root化から元に戻ります。

 

おわりに

以上でNexus7(2012)のroot化は完了です。『root化』した場合にしか使用できないアプリ『Titanium Backup』や『Multirom』が利用できるようになります。自由にお楽しみください。

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