2018年11月12日にソフトバンクグループの子会社『ソフトバンク株式会社』が上場承認されました。
ブックビルディング(IPOの抽選に参加できる)期間や仮条件決定日、申込期間などは以下のとおりです。
・株式の種類:ソフトバンク株式会社 普通株式
・引受人の買取引受けによる国内売出株式数:1,427,287,400株
・オーバーアロットメントによる売出株式数:160,369,400株
・仮条件:1,500円(一本値)
・売出価格:未定(平成30年12月10日(月)決定予定)
・ブックビルディング期間:平成30年12月3日(月)~平成30年12月7日(金)
・申込期間:平成30年12月11日(火)~平成30年12月14日(金)
・申込株数単位:100株以上100株単位
・上場予定日:平成30年12月19日(水) 東京証券取引所に上場予定
主幹事・幹事
国内主幹事は、
- 野村證券
- 大和証券
- SMBC日興証券
- SBI証券
- 三菱UFJモルガン・スタンレー証券
- みずほ証券
となる模様。
その他IPOの割当株を持つ証券会社は、
- 東海東京証券
- 岩井コスモ証券
- 松井証券
- マネックス証券
- カブドットコム証券
- 岡三オンライン証券
- 岡三証券
- 水戸証券
- 西日本シティTT証券
- あかつき証券
あたりとなる模様。証券口座を用意してBBに参加しましょう。
IPOのルールや初値売りのやり方などは過去の記事をご参照ください。
初値予想・考察
ソフトバンクの価格の上昇要因と下落要因から初値予想や考察をおこなってみましょう。
好材料
- 超大型IPOのほとんどが資金調達規模の大きさにも拘わらず初値は上昇している(SGホールディングス / JR九州 / LINE / かんぽ生命 / ゆうちょ銀行 / 日本郵政)
- 郵政三事業上場もネガティブな意見が多かったが初値は上昇した
- 株式の中でもトップクラスの配当利回り5%(配当利回りランキング | Yahoo!ファイナンス)大きな売り圧力が出にくい要素
- ソフトバンクという知名度の高さ。CMもおこなっており、新規IPO参加者からの資金流入も期待できる。
不安材料
- 超大型IPOであるため初値高騰は期待しづらい
- 総務省がキャリア(docomo/au/Softbank)に「携帯電話料金を4割り程度下げられる」といった圧力がかかる
- 競合のdocomoは2019年春以降に料金を4割下げると宣言
- 注目度の高い他社IPO案件が多い(Kudan / テクノデータサイエンス・エンジニアリング / リンクetc...)
考察
資金調達規模(発行株式数)の大きさをソフトバンクの抜群の知名度でカバーできるかが初値上昇となるかの大きなポイントになりそうです。大幅な利益は期待できないものの、過去の大型IPOは軒並み初値上昇したということと、知名度の高さによる新規IPO参加者からの資金流入も期待できることを考えると公募価格をやや上回る初値を付けるのではないかと予想します。
初値予想
公募価格1,500円に対して初値1,650円 ※あくまで予想です
おわりに
2兆円規模の資金調達、10年に1度の超大型IPOです。私は平成最期の大きなIPO祭りなので参加します。これだけの規模のIPOがどうなるのか、動向と結果を参加者として楽しみたいと思います。
12/11追記:見事当選はしたものの悪材料が増えてきたため購入辞退としました。理由についても以下記事に簡単に記載。