2016年初頭に勃発したゲスの極み乙女不倫騒動。この時期にゲス極の曲をYoutubeで聴くと、毎回曲が終わった後の自動再生で星野源さんの『SUN』が流れてきたのを覚えています。
その時は普通に毎回飛ばしていたんですが(すみません)最近友人たちとカラオケに行った機にこの曲を聴き、やたら歌詞が気になったので、改めて『SUN』を聴いた感想なんかを(今っさらですが)つづってみたいと思います。
『SUN』で歌い上げるは生命力!
『SUN』は、理由なきパワー(生命力)を『太陽』と表現し、『生きること/死ぬこと』という根源的なテーマをポジティブに歌った曲だそうです。
「壊れそうになりながらも必死に生きる人々が、すべてを忘れて楽しく踊りまくる姿を想像しながら作りました」
たしかに曲調は明るいですが、歌詞の内容は一部重め。
Baby 壊れそうな夜が明けて 空は晴れたよう Ready 頬には小川流れ 鳥は歌い
出典:星野源『SUN』(アルバム『YELLOW DANCER』収録)より
これは自分が壊れるほど苦悩に苛まれた夜を過ごし、涙しながら迎えた朝の表現かもしれません。
一番気になった部分はここ。
僕たちはいつか終わるから 踊る いま
出典:星野源『SUN』(YELLOW DANCER収録)より
いずれ死ぬことを前提としつつ今をひたすら楽しく生きるみたいな意味合いに捉えられます。
なぜ琴線に触れたか
私自信はこれまでの人生で一度死にかけてますが、死を乗り越えても頭の中で鳴りやまぬ思考および感情、激しい苦悩。ここで「もういいわw苦しむの飽きたわっw」って苦しみに対してサレンダーしたところでようやくなぜか湧き出てくる『理由なき生命力』に気づきました。遅い!(笑)
それからは思考と感情が減少し、生命力ある"今"を楽めるようになりました。
そういった経験もあって、友人がカラオケで『SUN』を歌っているのを聴いて、「ひょっとしてなぜか湧き出てくる生きる力みたいなものを表現した歌詞だろうか」「そうだとしたら人って死にかけずともこんな歌詞が書けるんだろうか/こんな心境になれるんだろうか」とすごく気になってしまったんですね。
そう思いググってみたら星野源さんはかなり重い病気をしていらっしゃった。
Source:星野源の闘病生活が壮絶!後遺症の心配は?【病気/くも膜下出血】 | LAUGHY [ラフィ]
死の淵から蘇ることいまをひたすら踊る(生きる)という心境になったのは自分だけじゃなかったんだ!と思った瞬間でした。
※もちろん単なるマイケルジャクソン賛歌かもしれませんので、あくまで私一個人の歌詞解釈です。
ただし、今が苦しいからと言って死にかけるのはオススメしない(笑)。
生命力(表現はいろいろあります)に気づいても苦悩がなくなるわけではありませんですし。なんというかノイズが減る感じです。
おわりに
以上、星野源さんの『SUN』を改めて聞いた感想でした。
というわけで、今日も、いまも、踊りましょう。ひたすら踊る踊る♪
君の声を聞かせて 雲をよけ世界照らすような 君の声を聞かせて 遠い所も 雨の中も すべては思い通り
出典:星野源『SUN』(YELLOW DANCER収録)より