2016年11月に彗星の如く現れたsoftbank回線を無制限で月額2,980円で使えるという高コスパレンタルルーター『Fuji Wi-Fi』。現在価格は3,696円/月に上がり、法人/個人事業主のみの受付となってしまいましたが、それでもSoftbank回線を無制限で使える(3日間○○GBなどの制限もなし)のは魅力的なサービスです。
今回Fuji Wi-Fiを契約し、WiMAXが届かないエリアで混雑時の速度測定を行ってみたので、Fuiji Wi-Fiを簡単にレビューしてみたいと思います。
1.Fuji Wi-Fiの回線速度
WiMAXエリア範囲外で2回ほど速度測定を行ってみました。指標の見方と簡単な説明は以下のとおり。
・ping(ms):応答時間(オンラインゲームなどのラグが少なくなる。値が少ないほうが良い)
・ダウンロード(Mbps):ダウンロード速度(ネットサーフィンやyoutube動画閲覧が快適になる。値が高いほうが良い。)
・アップロード(Mbps):アップロード速度(文字や画像、動画の投稿などがスムーズになる。値が高いほうが良い。)
ダウンロード速度は『下り速度』、アップロード速度は『上り速度』ととも言います。
速度測定に使用したアプリは『Speedtest』。
1-1.8時台
1回目:ping38ms / DL 51.79Mbps / UL 23.92Mbps
2回目:ping41ms / DL 32.20Mbps / UL 19.95Mbps
1-2.12時台
1回目:ping565ms / DL 8.09Mbps / UL 2.44Mbps
2回目:ping46ms / DL19.55Mbps / UL2.42Mbps
1-3.考察
ping値
時間帯などによりますが格安simの場合は概ね80ms~130msあたりになる印象ですが、fuji Wi-Fiは概ね40ms前後と反応速度はかなり早め。オンラインゲームプレイも合格のping値と言えそうです。
ただし、まれに数百msを出してしまうので安定性にイマイチ不安が残るところ。
ダウンロード速度
格安simの場合、数Mbpsと一桁台になる場合も多いところ、Fuji Wi-Fiのダウンロード速度は概ね数Mbps〜50Mbps前後の速度を測定できます。youtube動画やTVerアプリの閲覧も留まることなく快適に閲覧可。
アップロード速度
上り速度は調子のよいときは20Mbps超の速度を測定できますが、調子の悪いときはコンマ数Mbpsしかでないときがあります。格安simの場合、上り速度は一桁台~十数Mbpsくらいを出すことが多い印象。
2.Fuji Wi-Fiを10日ほど使ってみた感想
Fuji Wi-Fiはsoftbank回線だけあってWiMAXの届かないエリアでも快適に動作しています。
ファイルのダウンロードやyoutube、TVerの閲覧にはストレス全くなし。格安simで安定して下り速度二桁台を出せるのはY!mobile*と
UQ mobileくらいでしょうか。*Y!mobileは厳密には格安simでない。モバイルルータの充電や持ち運びは面倒ですが、その分のメリットは享受できます。
残念なところはアップロード速度が不安定でたまに激遅になってしまうところ。計測中も上り速度がいきなり上がったり下がったりするので、何やら制限をかけているのかもしれません。ブログの画像投稿でも少し時間を食うことアリ。youtubeやInstgrameで画像や動画をたくさん投稿している場合はかなり時間を要する恐れがあるのでご注意ください。
おわりに
仕事の都合でとある僻地(?)にショートステイすることになり、本当はRaCouponのWiMAXを契約しようと思っていたのですが、WiMAXエリアは範囲外であることに愕然。急遽softbank回線のFuji Wi-Fiを契約したら思いのほか快適で毎日使い倒しています。トータルコストはRaCouponを駆使した場合よりもやや高いですが、解約金がかからないので短期間の使用ならFuji Wi-Fiに軍配が上がります。
難点は現状、法人/個人事業主でない場合契約できないことと、今後もこの通信速度と低価格料金を維持できるのかという点。2017年3月中旬にはSoftbank回線の格安simも解禁されるので、必要に応じて使用を続けていきたいと思います。
関連ページ:FUJI Wifi @ biz
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