Fire 5th(2015)にカスタムROM『Cyanogen Mod 12.1』を導入してしばらく経ちますが、最新バージョンが更新されたのでアップデートしました。
今回はCM12.1の手動アップデート方法をシェアします。
注意事項
この記事では筆者あひるうさぎが試してうまくいった方法を一例として紹介しています。万が一当該情報に基づいた行動における端末の不具合、その他の不利益・損害等を被ったとしても当ブログの関係者は一切責任を負えませんので予めご了承ください。
0.前準備
CM12.1をアップデートする前に①Super SUの導入と②必要ファイルのダウンロード、③Flash Fireのインストールをしておきます。
0-1.Super SUの導入方法
Fire 5thにカスタムROMを導入する際、合わせてSuper SUを導入しているのであればこの作業は不要です。
CM12.1でのSuper SU導入方法は簡単。
まず『設定』→『タブレット情報』を開き、『ビルド番号』を7回タップし、開発者モードにします。
『設定』の画面に戻ると『開発者向けオプション』が表示されているのでタップ。
『ルートアクセス』をタップ。
『アプリとADB』をタップ。
『OK』をタップ。
ルートアクセスに「アプリとADB」と表示されました。
この状態でGoogle Playを開き『Super SU』を検索、インストールします。
Super SUを起動させて『続行』をタップ。
『通常』をタップ。
Super SUがインストールされます。
インストールが完了しました。『OK』をタップします。特に再起動の必要はありませんが、気になるようであれば再起動をタップしてもよいです。
以上でSuper SUの導入完了です。
Fire OSのときと比べ、だいぶ楽に導入できました。
0-2.『CM』『Gapps』をダウンロード
次にアップデートに必要なファイルをダウンロードしておきます。
XDAのFire 5thフォーラムにアクセス。
http://forum.xda-developers.com/amazon-fire/orig-development/rom-cm-12-1-2015-11-15-t3249416
「XDA Fire 5th CM」などで検索すると一番上に出てくると思います。
Fire 5thの非公式(unofficial)Cyanogen Modのアップデート方法とダウンロードファイルのリンクが記載されています。
まずは『CM-12.1 for Amazon Fire 7" 2015 Tablet』をタップ。
『Begin Download』→『primary download』と順にタップするとダウンロードが始まります。
次に『Open Gapps』をタップ。
・ARM
・5.1
・aroma~picoいずれかを選択(mini~picoを推奨)
上記3項目を選択し、右下のダウンロードマークをタップするとダウンロードがはじまります。
以上で必要ファイルの用意ができました。
0-3.Flash Fireをインストール
Fire OSが5.1.1以降だった場合は、アプリ『Flash Fire』を使ってCMのアップデートを行います。
まだ『Flash Fire』をインストールしていない場合は、Google Playを開き『Flash Fire』を検索、インストールします。
『AGREE』をタップ。
『NO THANKS』をタップ。
以上でFlash Fireの導入完了、Flash Fireが起動します。
1.CM12.1のアップデート方法・手順
ではいよいよCM12.1をアップデートしていきます。
Flash Fireを起動させ、右下の『+』をタップ。
『Flash ZIP or OTA』をタップ。
最初にダウンロードしておいたCMのzipファイルを選択。
(今回は『cm12.1-20160614-UNOFFICIAL-ford.zip』)
Optionsのチェックはそのままで、右上のチェック印をタップします。
最初の画面に戻るので、引き続き画面右下の『+』をタップ、『Flash ZIP or OTA』をタップ。
最初にダウンロードしておいたGappsのファイルを選択します。
(今回は『open_gapps-arm-5.1-mini-20160702.zip』)
チェック項目はそのままで、右上のチェック印をタップします。
引き続き画面右下の『+』マークをタップ。
次は『Wipe』をタップ。
Optionsという画面が開くので、『Dalvik cache』のみにチェックが入った状態にして、画面右上のチェック印をタップします。
①Flash ZIP or OTA(CMのファイル)
②Flash ZIP or OTA(Gappsのファイル)
③Wipe(Dalvik cacheのみ)
になっていることを確認し、『Flash』をタップします。
『OK』をタップします。
CMのアップデートが始まります。
5~10分程度で完了。
『CM12.1-20160528』を『CM12.1-20160614』にアップデートできました。
before
after
以上でCM12.1のアップデート完了です。
おわりに
Nexus端末のCMだとアプリでアップデートできたりしますが、Fire 5thはまだ手動でアップデートする必要があるようです。
アップデート作業で文鎮化することはほとんどないかと思われるので、適宜アップデートをおこなっていきましょう。
今回CMを20160528→20160614、Gappsを20160529→20160702にアップデートしましたが、特に動作がもっさりしたりといったような不具合はありませんでした。
※この記事はH様よりリクエストいただき執筆いたしました。記事のリクエストありがとうございました。