本日(2016/9/5)、日本HPより高スペックWindows 10 mobile搭載スマホ『Elite x3』が販売されました。
Elite x3の本体価格は通常77,800円(税抜)、イヤホン付属のプレミアムパッケージが79,800円(税抜)。
9/5~9/30までは『早割キャンペーン』を行っており、この期間に注文すると1万円安い69,800円(税抜)で購入することができます。出荷は10月上旬以降の予定。
2-2.『Elite x3』でContinuum機能を試す/ノートPC風に使う
1.『Elite x3』のスペックや特徴
Elite x3のOSは『Windows 10 Mobile』。
CPUにQualcomm Snapdragon 820を採用し、メモリは4GB(RAM)と高性能。
対応周波数は以下のとおり。
source:HP Directplus -HP公式オンラインストア- よくある質問
au VoLTEやキャリアアグリゲーション、WiMAX 2+にも対応しています。
Continuum機能にも対応しており、専用ドック(デスクドックやノートドック)を用いることでPCライクにマウス&キーボードで操作することが可能になります。
ただし、『Windows 10 Mobile』とPCに搭載されているWindows 10は別物でPCのソフトウェアは基本的に使用不可。
そこでHPは『HP Workspace』というクラウドサービスを提供しており、これを別途契約することでクラウド上でデスクトップ用のソフトウェアを使用することができるようになります。
2.『Elite x3』の使い道と料金
『Elite x3』の使用用途別の料金を考えてみます。早割を加味します。
2-1.『Elite x3』をスマホとして使う
Elite x3を単純にスマホとしてだけ使うならそのまま購入して78,624円になります。
・Elite x3 プレミアムパッケージ(早割適用):69,800円
・配送料:3,000円
・消費税:5,824円
合計:78,624円
この場合、専用ドックを購入していないのでContinuum機能が試せません。
Miracast対応デバイスを持っているなら使用できるようです。
http://h50146.www5.hp.com/3in1/elite_x3/より
2-2.『Elite x3』でContinuum機能を試す/ノートPC風に使う
基本Elite x3をスマホとして使いながら、たまにノートPCっぽく使いたい場合は、専用のノートドックを合わせ買いします。
・Elite x3 プレミアムパッケージ(早割適用):69,800円
・ノートドック:49,800円
・配送料:3,000円
・消費税:9,808円
合計:132,408円
ノートドックなので単体では動作しません。
また先述のとおり中身はただのモバイルOS(Windows 10 Mobile)なので、この状態ではデスクトップ用のソフトウェアを使用することができません。
デスクトップ用ソフトウェアを使いたい場合は別途『HP Workstation』(56,400円(税抜)/年)に契約し、合計193,320円。
2-3.『Elite x3』をデスクトップPC風に使う
Elite x3でデスクトップ用のソフトウェアを使用するなら、HPのクラウドサービス『HP Workstation』に契約し、有線LANやHDMI、Type-C USBなども接続できるようになる『デスクドック』を購入します。
・Elite x3 プレミアムパッケージ(早割適用):69,800円
・デスクドック:12,000円
・HP Workstation 1年分:56,400円
・配送料:3,000円
・消費税:11,296円
合計:152,496円
これにノートドックも併せて購入しフルセットにすると206,280円……た、高い!
さらにHP Workstationは毎年お金かかります。
2-4.普通にそれぞれを揃えた場合
ちなみにスマホ端末×キャストデバイス×Windows 10搭載PCをそれぞれ揃えた場合の一例としてはこんな感じ。
・Nexus 5X 32GB ブラック:32,670円
・Chromecast:4,980円
・Surface Pro 4(Core i5/8GB RAM):172,584円
合計:210,234円(2016/9/5時点価格)
Elite x3+周辺機器フルセットとほぼ同じ金額という結果に。
やっぱりそれぞれの端末を購入したほうがコスパ高いんじゃなかろうか。
おわりに
ということでオモシロ機器な『Elite x3』の発売についてでした。
手に入れると決めていた場合は早割の期間中(9/5~9/30)に注文しておいた方がお得です。定価よりは。