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仮想通貨がバブルなのか、法定通貨がハイパーインフレなのか?仮想通貨暴騰の裏で損したのは誰なのか?【2017年12月15日の妄想】

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ブロックチェーン技術を応用したビットコインを初めとする仮想通貨全体が暴騰し続けている。

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2017年1月初頭、1BTC=10万円前後であったビットコインが、度重なる暴騰を重ね2017年12月15日現在、1BTC=200万円に到達している。

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たった一年で20倍の価値に膨れ上がった。2016年1月初頭は1BTC=5万円前後であったためそこから換算すれば40倍である。

アルトコインと呼ばれるビットコイン以外の仮想通貨も軒並み暴騰を続けている。

モナコイン

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2017年1月初頭:1MONA=3円前後⇒12月15日:1MONA=1600円前後 533倍

イーサリアム

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2017年1月初頭:1ETH1500円前後⇒12月15日:1ETH=80000円前後 160倍

リップル

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2017年1月初頭:0.7円前後⇒12月15日:1XRP=85円前後 120倍

たった12ヶ月で20倍~533倍になるなんて信じられるだろうか?しかし事は実際に起こっている。ビットコインはただの電子上のデータであるため本質的価値を推量することができずチューリップバブルと同じ現象だと主張する人も数多くいる。ビットコインもバブルなのだろうか?

もし給料をビットコインでもらっていたら?

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もし今後12か月間の給料をビットコインか日本円か選択できるという会社に務めていたとしたら、2017年1月時点のあなたはどちらを選択していただろうか。条件は、1BTCでもらうか50万円をもらうかの2択とする。

・1BTC/月 or 50万円/月 [賞与なし]

ほとんどの場合は50万円を選択していただろう。なぜなら2017年1月初頭のBTCの対円レートは10万円程度(約5分の1)だったからである。しかし、このだいぶ不利な選択肢であっても、最終的には日本円でもらった年収を大幅に超えてしまう。

1月 1BTC ¥111,317 ¥500,000
2月 1BTC ¥141,611 ¥500,000
3月 1BTC ¥122,050 ¥500,000
4月 1BTC ¥156,574 ¥500,000
5月 1BTC ¥275,002 ¥500,000
6月 1BTC ¥281,633 ¥500,000
7月 1BTC ¥324,260 ¥500,000
8月 1BTC ¥523,300 ¥500,000
9月 1BTC ¥485,219 ¥500,000
10月 1BTC ¥727,720 ¥500,000
11月 1BTC ¥1,174,880 ¥500,000
12月 1BTC ¥2,017,750 ¥500,000
年収* 12BTC ¥6,341,316 ¥6,000,000
年収 12BTC ¥24,213,000 ¥6,000,000

※*の方は毎月給料を使い切った場合(各月末レートでの加算)
※取引所毎にレートが異なるのであくまで概算。
※12月のレートは12月15日記事執筆時点のものを使用。
※税金は考慮していない。

もし2017年1月初頭のレートでほぼ同額のビットコイン(5BTC)をもらうという契約をして全てホールドしておいたのなら、5BTC×12ヶ月×2,017,750(12/15レート)で年収は1億2106万5000円程度になっていただろう。

仮想通貨のメリット・デメリット

しかし、2017年1月時点で5BTC or 50万円の選択肢を与えられたとしても日本円を選択する人が多いと思う。理由は以下のようなものが考えられる。

・ハッキングで盗まれたら取り返せない(ペイオフ制度がない、ペーパーウォレットやハードウェアウォレットに移すのは面倒)

・コンビニで使えない(仮想通貨対応店舗が少ないので不便)

・税金を払えない(日本円に交換して税金を払わなければならないので二度手間)

送金手数料

ビットコイン(BTC)の場合12月現在送金手数料の高騰と遅延が生じている。ビットコインキャッシュ(BCH)やライトコイン(LTC)であればそのデメリットは補完される。

12月14日時点で仮想通貨にかかる送金手数料平均

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・BTC:$21.714 ¥2654
・ETH:$1.286 ¥157.20
・BCH:$0.185 ¥22.61
・LTC:$0.65 ¥79.45

https://bitinfocharts.com/comparison/transactionfees-btc-eth-bch-ltc.htmlより引用
※ドル円の為替レートは122.24で試算。
※取引所から送金する場合は取引所にて送金手数料が決められているので上チャートよりも割高となる

相手のウォレットのアドレスさえわかれば国内外問わず個人間でこの金額で送金しあえるのはかなり使い勝手が良い。送金の遅延やマイニングにかかる電力など種々の問題はあるものの。また、発行枚数量は定められているので金余りやハイパーインフレを起こす(起こされる)こともない。

法定通貨よりも使い勝手がよいため、あとはどう流通し、使用先が増えるか、といったところが重要になってくる。

大きい価格変動幅

ただし、仮想通貨を日常で使用するには価値の変動幅(ボラティリティ)が大きすぎることがネックだろう。ビットコインで言えばたった1年で20倍~533倍の価値に変わったりするのだから。

ただしこれは法定通貨を基軸としてみた場合の価格変動である。仮想通貨側から見れば日本円の価値が20分の1~533分の1になったことを意味する。ボラティリティが高いのは仮想通貨の方なのか法定通貨の方なのか…?

仮想通貨暴騰の裏側でだれが損したのか

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仮想通貨で1億円以上の資産を持つようになった人のことを『億り人』というが、2017年末現在徐々にその数は増えてきている。彼ら/彼女らは早めに法定通貨を仮想通貨に切り替えただけに過ぎない。一体この"儲け"はどこからもたらされたものだろう。これが"儲け"だというなら、一体だれが"損"したことになるのだろう。

答えは、世界中の法定通貨を持っている人全員だ。

法定通貨に対して仮想通貨の価値が上がっている、すなわち法定通貨をもっている人は相対的に損し続けているのである。

通貨発行権を市民が取り戻した時代

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ブロックチェーン技術が通貨に応用されビットコインが登場し、ようやく通貨発行権を中央銀行から市民が取り戻した稀有な時代である。法定通貨は銀行の通帳に書き込まれた数字に過ぎないと皆気付いてしまっている。

世界にはかたや貧困な人がおり、かたや使っても使っても使いきれないくらいのお金を保有している人がいる。量的金融緩和や日本の異次元緩和により法定通貨は発行されまくっているが一般の人全体的に流通しているようには見えない。すべて資産家や大企業などの一部に吸収されてしまっている。

もし今後も仮想通貨の暴騰が続き、皆が仮想通貨を持ち始め、街のお店やECサイト、アプリどこでも仮想通貨が使われるようになったら、人々の法定通貨と仮想通貨を観る視点が移り変わる。2017年は法定通貨全体がハイパーインフレを起こした年、と言われるようになるかもしれない。

おわりに

とまぁこんな感じの煽り分を書いてみました(笑)2017年末のただの私の妄想です。

今後も仮想通貨全体の価値が上がり続けるかどうかは未来にならないとわかりません。ただ、ここまで不可解に暴騰するとなると基軸通貨の大移動が始まっているような恩寵を感じます。日常生活で仮想通貨を使うことがないので実感はわきませんが、もし仮想通貨が一般に普及したら、もっと社会は納得のいくものになるでしょうか。お金のありがたみではなく人のありがたみを感じられる世界になるでしょうか。人類は旧来の管理通貨制システムに居続けるのか、新しい仮想通貨の世界を選択するのか、今後の流れを観察していきましょう。