2016年10月28日午前2時(日本時間)~、米カリフォルニアにてAppleの新製品発表イベントが行われました。このイベントで1年7か月ぶりとなる新型MacBook Proを発表。ファンクションキーを廃止した代わりにTouch Barを搭載、新たなるUXを実現しました。
1.MacBook Pro(2016)Touch Barの操作イメージ
1.MacBook Pro(2016)Touch Barの操作イメージ
かつてファンクションキーが占めていたその場所に『Touch Bar』が搭載されました。
操作イメージはこんな感じ。
音量調整や画面の明るさ調整ができたり、お気に入りのサイトにすぐ飛べたりします。
右端にTouch ID搭載。ロック解除やapple pay、ユーザーアカウントの切り替えに便利。
動画の再生・巻き戻しや簡単な写真の加工(トリミング・シーンの追加)もTouch Barでスムーズに。
他にも画像プレビューを素早くスワイプしたり、メールを素早く起動したり、絵文字を選んだりも可能で、Touch Barアプリのカスタマイズも簡単に行えます。
動画編集ならロールの色分けやフレームのズームイン・ズームアウトがしやすくなります。(Final Cut Pro X)
画像編集ならコントラストや色彩の微調整がやりやすくなり(Photoshop)、
音響ソフトならTouch Bar操作でエフェクトを加え音の表現がより豊かにできます。(DJ Pro:同機能は年内のアップデートで対応予定)
Touch Barは画面に手を伸ばさずタッチ操作できるため、より作業を効率的に行うことができるようになるかもしれません。
2.MacBook Pro(2016)の進化したところ
MacBook Pro(2016)のTouch Bar搭載モデルは13インチと15インチの2機種。もうひとつはTouch Bar非搭載の13インチモデル。
2-1.MacBook Pro 13インチ(Touch Bar搭載)モデル
厚みは18.0mmから14.9mmと17%薄くなり体積23%減。重さは3ポンド(≒1.36kg)。
2-2.MacBook Pro 15インチモデル
厚みは18.0mmから15.5mmとなり14%薄くなり体積20%減。重さは4ポンド(≒1.81kg)
2-3.13インチ・15インチ共通
タッチパッドの大きさ2倍となり操作性向上。
キーボードは第2世代バタフライ方式を採用で打鍵感良好。
4つのType-Cポートを搭載し、いずれも充電可能。
あらゆる機器との接続が楽になります。
2-4.MacBook Pro 13インチ(Touch Bar非搭載)モデル
MacBook Pro13インチモデルにはTouch Bar非搭載モデルがあり、こちらがMacBook Airの後継機と言われています。
厚さ17.0mmから14.9mmとなり12%薄く、体積は13%減。重さ3ポンド(≒1.36kg)
3.MacBook Pro(2016)のスペックと価格
13インチTouchBar搭載モデル、15インチモデル、13インチTouchBar非搭載モデルの3機種は、2016年10月27日(現地時間のイベント日)から発売開始となっています。
米国価格は、
・13インチ(Touch Bar非搭載)モデル:$1,499~
・13インチ(Touch Bar搭載)モデル:$1,799~
・15インチモデル:$2,399~
日本でも同日販売開始となっており、
・13インチ(Touch Bar非搭載)モデル:148,800円~
・13インチ(Touch Bar搭載)モデル:178,800円~
・15インチモデル:238,800円~
米国よりもちょっと安めな価格設定。簡易スペックも以下のとおり。
その他スペック詳細やカスタマイズ時の価格についてはApple公式サイトにてご確認ください。
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おわりに
Touch Bar搭載ということでどれくらい操作性が変わってくるのか楽しみなMacBook Pro(2016)でした。意地でもタッチスクリーンにしないのはやはりゴリラ腕を懸念してのことでしょうか。また、Type-Cポート×4というところもすごく便利そうです。DTMやDJ、動画編集、画像編集、プログラミングをするときのUXが大幅に向上しそうです。価格は15インチモデルを少しカスタマイズすると30万円超えそうなところですが、Touch Bar、使ってみたいですね。