Android One(アンドロイド ワン)とは、Googleが展開するAndroid搭載スマートフォンのブランドである。
今回はAndroid Oneの概要と日本国内で発売されている機種、スペックなどをまとめてみました。(最終更新:2018年4月17日)
1.Android Oneとは?
2.Android Oneの特徴やメリット
3.Android One機種・スペック 一覧表
4.Android One対応周波数
1.Android Oneとは?
Googleがメーカーと協力し作り上げるAndroidスマホです。主にアジアの開発途上国や新興国市場向けに作られる低価格帯の端末となっています。2017年6月現在までにAndroid One端末が発売された国は、インド・バングラディッシュ・ミャンマー・パキスタン・フィリピン・インドネシア・ナイジェリア・ポルトガル・スペイン・タイ・トルコなど。
日本では2016年7月29日に初めてのAndroid Oneスマホ『507SH』が発売されました(SHARP製)。
Source:https://en.wikipedia.org/wiki/Android_One
2.Android Oneの特徴やメリット
Android Oneの主な特徴やメリットとして以下のものがあげられます。
①メーカーやキャリアのプリインストールアプリが少ない
②18か月間アップデート保証
※なお、Nexusシリーズはソフトウェアアップデート期間は24ヶ月保証とAndroid Oneより長め。
③その国独自のハードウェア機能搭載
Android OneはGoogleが直接開発するAndroidスマホであるため、メーカー(SONY、SHARP、Samsung、Huawei、ASUSなど)やキャリア(docomo、au、Softbankなど)のアプリは極力少なくインストールされています。余計なプログラムが入っていないため、UpDateが早くセキュリティも強固に守られるという特徴があります。
Google開発のスマホと言えばAndroid Oneのほかにも『Nexus』や『Pixel』もありますが、これらよりも『Android One』の方がハードウェア面での関与度は低いため、その国独自の機能を盛り込むことも可能な端末というわけです。
日本の場合、一例としてNexusシリーズにはおサイフケータイや防水機能は付いていませんが、Android One 507SH/S1/S2/X1には防水機能が付いており、X1はおサイフケータイ機能搭載となっています。
3.Android One機種・スペック 一覧表
日本国内で発売された『Android One』の機種とスペック一覧表は以下のとおり。
3-1.Android One Sシリーズ
Sシリーズは余計な機能を省いたシンプル設計の低価格エントリーモデル。対応周波数は少な目。SHARP(507SH、S1、S3)と京セラ(S2、S4)が製造を担当。
※Sシリーズは処理速度控えめのSoC搭載、おサイフケータイや指紋認証などの機能は削られているため、日常使用でもストレスを感じるスペックかもしれません。
Sources:
http://www.ymobile.jp/lineup/507sh/index.html
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-s1/spec/index.html
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-s2/spec/index.html
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-s3/spec/#spec
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-s4/spec/#spec
3-2.Android One Xシリーズ
Xシリーズは多機能かつスペック高めで対応周波数も広め。SHARP(X1)・HTC(X2)・京セラ(X3)が製造を担当。
※Xシリーズは主に国内スマホ特有の機能であるおサイフケータイ(Felica)やワンセグ(X1、X3のみ)を搭載。他、防水、指紋認証にも対応しており多機能。ミドルスぺックのSoCを搭載しているため日常生活で使いやすい水準といえそうです。
Sources:
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-x1/spec/#spec
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-x2/spec/#spec
http://www.ymobile.jp/lineup/androidone-x3/spec/#spec
4.Android One対応周波数
Android Oneシリーズのスマホの各キャリア対応周波数(4G LTE)を表にしてみました。
〇…そのキャリアの周波数に対応
×…端末は周波数に対応しているが、キャリアに対応していないもの
※Android One X2の800MHzはBand 19のみ対応(Source)
4-1.Android One Sシリーズ
Android One 507SHとS1~S4までの対応周波数は同じです。
Softbank/Y!mobileの周波数をフルに活かせる端末となっています。docomo回線とau回線の対応周波数は少なくプラチナバンドにも対応していないため、山間部など電波の届きづらいところでは受信が困難の可能性があります。
4-2.Android One Xシリーズ
Android One X2のみBand 19に対応しています。その他の対応周波数はX1~3まで同じ。
こちらもSoftbank/Y!mobile回線に適した対応周波数。X2のみdocomoのプラチナバンド(Band 19)に対応しているため、docomo回線でも快適に使用できるでしょう。
おわりに
イチオシは2017年12月7日に発売されたHTC製『Android One X2』。指紋認証、おサイフケータイ機能搭載に加えSIMロック解除後にdocomo系格安simの使用も快適、スペックも現時点で最も高いです。唯一ワンセグには非対応。
関連ページ:ワイモバイルオンラインストア
関連記事: