※2015/1/21時点の記事です。LTEプランは継続されましたが、2015年11月16日に従量制プランは廃止となりました。過去の情報としてご照覧ください。
予定では、2015/2/28にLTEプランの新規受付が終了します。
つまり、今年2月はauのスマホを1,008円で維持できる最後のチャンス。
そこで今日は、auへ5台分MNPをした場合の損益分岐点を概算することにしました。
損益分岐点試算
想定する条件は、
①docomo系格安simで5つ分のMNP弾を作る。
②auへ5台分を同時にMNP
この条件で、5台全てGRATINAで2円維持するケースと
5台全てiPhone6へMNPする場合の比較を行います。
また、損益分岐点も算出してみたいと思います。
MNP弾諸費用試算
まずはMNP弾を作る諸費用の計算。
今回は最もMNP費用が安くブラックリストの心配がないであろう
So-net モバイル LTE +Talk S2プラン の5台分を計算します。
結果から申し上げると、5台分で63,125円となります。
初期手数料 | 3000 |
1ヶ月分の手数料 | 1690 |
解約金 | 5000 |
MNP費用 | 2000 |
合計 | 11690 |
合計(税込) | 12625 |
(12,625円 x 5台 = 63,125円)
GRATINAにMNPした場合
それでは、この5台をGRATINAにMNPしたときの損益分岐点。
GRATINAは2円維持が可能なため、
(キャッシュバック + 転売価格x5台)- MNP諸費用 > 0
であれば損益分岐点を超えていると思います。
GRATINAの転売価格を5,000円と仮定すると、
(キャッシュバック + 5000 x 5)- 63,125 > 0
キャッシュバック + 25,000 - 63,125 > 0
キャッシュバック > 38,125
MNP弾を作りGRATINAに5台分全てMNPするなら、
38,125円以上のキャッシュバックがあれば、利益が出ます。
本体の転売を諦めるなら、63,125円以上のキャッシュバックがあれば利益が出ます。
ただし、誰でも割適用時のみ、2円維持は可能であるため、
このまま2年間寝かすのであれば上記が損益分岐点となります。
120日後(4ヶ月後)解約すると仮定すれば、
解約金のない誰でも割なしのプランEシンプル(1,486円)に加入する方が安くなります。
●転売する:38,125円 + (1,604円-900円) x 5台 x 4ヶ月 = 52,205円
●転売を諦める:63,125円 + (1,604円-900円) x 5台 x 4ヶ月 = 77,205円
この金額以上のキャッシュバックがあれば利益が出ます。
iPhone 6 16GBにMNPした場合
次に、iPhone6 16GBに5台分MNPし、4ヶ月後に解約した場合の損益分岐点。
(キャッシュバック + 転売価格x5台) - (LTEプラン[誰でも割なし]x5台x4ヶ月 + MNP諸費用) > 0
であれば損益分岐点を超えていると思います。
転売価格を1台50,000円と仮定すれば、
(キャッシュバック + 50,000 x 5) - (2,017 x 5 x 4 + 63,125) > 0
(キャッシュバック + 250,000) - 103,465 > 0
キャッシュバック > -146,535
転売する:-146,535円
転売しない:103,465円
iPhone6を売りさばけばキャッシュバックがいくらであろうが利益が出る。
転売しないなら103,465円以上のキャッシュバックがあれば利益が出ます。
言い換えるならキャッシュバック+転売価格が103,465円以上なら利益出ます。
携帯電話の転売価格は時期や売り方によって大きく異なるので、
見えない利益となりますが、実際に計算してみると、スマホの本体価格が
一括0円であることはかなり得をしているということがわかりますね。
おわりに
かなりざっくり計算してみたので、
計算式は最適解ではないかもしれないし、
誤算や前提条件の違いがある可能性もあります。
あくまで参考程度にとどめておいて下さい。
(追記--2015/1/22)
auで3回線以上契約するには利用者登録(家族の本人確認書類)が必要です。
詳しくは次の記事参照。