2016秋-2017冬版格安スマホのコスパランキングを作ってみました。性能・使い勝手評価の指標は『PCMark for Android Work』を使用。価格は記事執筆時点(2016/11/11)の価格です。比較対象とした機種は全38機種。(初回投稿日:2016年1月12日 / 最終更新日:2016年11月11日)
1.2016年秋-2017年冬版格安スマホコスパランキング
※データ参照元:PCMark for Android / Amazon.co.jp
※[PCMark for Android指標 / Amazon価格]の数値が高い方が1円あたりのパフォーマンスが高いと仮定しランキングにしました。
※比較対象機種は全38機種。指標もしくは価格どちらかの情報がないものはコスパ0で表記。
1-1.PCMark for Androidとは?
Futuremark開発のAndroid機ベンチマーク測定アプリです。
PCMark for Android Workでは、以下の要素を判断基準とし総合スコアを出しています。
・Work Battery life:バッテリー時間
・Web Browsing score:ブラウザ閲覧の快適さ
・Video Playback score:動画再生のしやすさ
・Writing score:文字入力のしやすさ
・Photo Editing score:画像編集のしやすさ
充電持ちが考慮されていたりと、他のベンチマークアプリよりもより使い勝手を重視した指標といえそうです。また、スマホの性能を測る指標としてAntutu Benchmark/3D Mark/GeekBenchあたりが有名ですが、国内mvno(楽天モバイルなど)が販売しているスマホのスコア情報がかなり少なかったため、今回はPCMark for Androidのスコアを参照しています。
1-2.Amazon価格とは?
コストの方は2016/11/11時点のAmazon販売価格を参照しています。定価では相場価格と乖離しすぎており、キャンペーン価格は著しく変動するため、Amazon価格を参照することとしました。ストレージとカラーが複数ある機種の場合は、最も安いモデルの価格を参照しています。
1-3.コスパ指標の算出方法
『PCMark for Android Work』 ÷ 『Amazon価格』= 『コスパ指標』
と算出し、ランキング化しました。コスパ指標が高いほうが「1円あたりの性能が高い」ということを意味します。
2.2016年秋 注目の格安スマホ
私的にコスパが知りたかった国内版ZenFone 3やMoto Zが情報不足でコスパ算出できませんでした。若干やきもきしますが、2016年秋、注目のスマホをピックアップしていきたいと思います。
2-1.ZenFone 2 ZE551ML
やはりコスパNo.1に輝いたZenFone 2 ZE551ML。元々良機種であることに加え、俗にいう楽天モバイルの三木谷割により相場価格が押し下げられ、コスパ上昇しております。今回の算出方法で1位になったのは2GB/32GBの低スペック版でしたが、メイン端末として使用するなら4GB/32GB(4位)か4GB/64GBの使用をおすすめします。
2-2.ZenFone 2 Laser ZE500KL
ZenFone 2の廉価版ともいえるZenFone 2 Laserはコスパ3位。「今どきスナドラ410はないわ」と言われつつ、機体を触ったときの思った以上のサクサク感が好評に。5インチなので小さめスマホが好みの人の手にもフィット。
2-3.極 KIWAMI
Made by Japanのプライドを魅せたFREETELの提供するKIWAMIは堂々のコスパ2位。だけどMade in Chinaです。同機種は表記上のスペック/価格比は良好ですが私的にあまりおすすめしてません。詳しくはAmazonのレビューなんかをご参照あれ。
2-4.Nexus 5X
私の使ってるメインスマホです。コスパランキングは13位ですがなんだかんだでデキがいいので使ってます。Google謹製スマホだけあってシステムアップデートが早くセキュリティ◎。指紋認証も早くて便利です。充電持ちは良くないのでそこを気にしないならおすすめできる機種。
2-5.今後注目のスマホ
今後注目のスマホは、
・DSDS対応のZenFone 3
・同じくDSDSに対応するFREETELフラッグシップモデルのKIWAMI 2
・充電持ちを重視したFREETELのRAIJIN
・Google開発のNexus後継機Pixel & Pixel XL
・motorola新機種Moto Z & Moto Z Play
こういったところかと。すでに発売済のものや発売直前のものも含まれていますが、値下がりすればコスパは一気に高まってくる機種たちだと思います。技適問題さえなければ中華スマホを紹介したいところなんですけどね。以上、2016年秋-2017年冬の格安スマホコスパ比較表でした。
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---以下は1年前に書いた昨年分のコスパ比較になります。---
2015-2016秋冬格安スマホコスパ一覧
格安スマホのコスパを比較表にしてみました。題目1~2は比較の仕方について。3~5は比較表(主にPC閲覧用)。6~8は格安スマホの簡易コスパランキングです。手っ取り早く比較表を見たい場合はをクリック or タップ!
1.比較する端末(格安スマホ)
1-1.選択した10社のMVNO
1-2.比較した端末(全47機種/メーカー別)
2.コスパを導出するにあたって
2-1.端末価格の導出の仕方
2-2.性能の導出の仕方
2-3.コスパの導出の仕方
3.Androidオクタコア部門コスパ比較表(PC閲覧向け)
3-1.Androidオクタコア-安さ比較&ランキング
3-2.Androidオクタコア-性能比較&ランキング
3-3.Androidオクタコア-コスパ比較&ランキング
4.Androidクアッドコア部門コスパ比較表(PC閲覧向け)
4-1.Androidクアッドコア-安さ比較&ランキング
4-2.Androidクアッドコア-性能比較&ランキング
4-3.Androidクアッドコア-コスパ比較&ランキング
5.iOS/Windows Mobile/BlackBerry部門比較表(PC閲覧向け)
5-1.iOS/WM/BB-安さ比較
5-2.iOS/WM/BB-性能比較
6.Androidオクタコア部門コスパランキング簡易版(スマホ閲覧向け)
7.Androidクアッドコア部門コスパランキング簡易版(スマホ閲覧向け)
8.iOS/Windows Mobile/BlackBerry部門価格一覧(スマホ閲覧向け)
8-1.iOS端末価格一覧
8-2.Windows Mobile端末価格一覧
8-3.BlackBerryOS端末価格一覧
1.比較する端末(格安スマホ)
以前の記事で比較したMVNOランキングトップ10社を選択。(ただし、BIC SIMを除く。)その10社が2016年1月現在提供している端末(格安スマホ)全47機種のコスパを比較しました。
1-1.選択した10社のMVNO
IIJmio、mineo、楽天モバイル、BIGLOBE SIM、DMM mobile、OCNモバイルONE、FREETEL、Nifmo、b-mobile、u-mobile、
1-2.比較した端末(全47機種/メーカー別)
○Android
・Acer
Liquid Z330 / Liquid Z530
・ASUS
ZenFone 2 Laser ZE500KL (2GB/8GB) / ZenFone 2 Laser ZE500KL (2GB/16GB) / ZenFone 2 Selfie ZD551KL / ZenFone 2 ZE551ML (2GB/16GB) / ZenFone 2 ZE551ML (2GB/32GB) / ZenFone 2 ZE551ML (4GB/32GB) / ZenFone 2 ZE551ML (4GB/64GB) / ZenFone 5 A500KL (2GB/8GB) / ZenFone 5 A500KL (2GB/16GB)
・FREETEL
SAMURAI 極 / SAMURAI 雅 / priori3
・HTC
Desire 626 / Desire EYE
・HUAWEI
P8 lite / honor 6 Plus / Mate S / Ascend Mate7 / Ascend G620S / Ascend G6
・KYOCERA
LUCE KCP01K / DIGNO M KYL22
・LG
LG G2 mini
・Motorolar
Moto G (第3世代)
・SHARP
AQUOS SERIE SHL25 / AQUOS SH-RM02 / AQUOS SH-M01 / AQUOS SH-M02(g04)
・SONY
Xperia J1 Compact
・TCL
ALCATEL ONETOUCH IDOL 3
・UPQ
UPQ Phone A01
・VAIO
VAIO Phone VA-10J
・ZTE
Blade V6 / Blade L3(g01) / Blade S Lite(g02) / Blade S(g03) / Blade S7(g05)
・富士通
arrows M02(RM02) / arrows M01
○iOS / Windows Mobile / BlackBerry
・Apple
iPhone6(16GB/新古品) / iPhone6(64GB/新古品)
・BrackBerry
BlackBerry Classic / BlackBerry Passport
・FREETEL
KATANA 01 / KATANA 02
2.コスパを導出するにあたって
コスト比較→性能比較→総合ポイント算出→コスパ導出、という流れでやってみました。
2-1.端末価格の導出の仕方
選択したMVNO10社の最安値を端末価格としました。割引やセール(楽天モバイルの半額など)は考慮しておりません。また、端末価格が同じときは、優先順位①クロック周波数②RAM③バッテリー容量④ROMの順でソートしています。
2-2.性能の導出の仕方
47機種全てのBenchmarkスコアを見れるサイトが在ればよかったのですが、国内メーカーの格安スマホなどはマイナーすぎるためか下記のどのサイトにも47全ての機種のスコアが揃っているところはありませんでした。
Ranking - AnTuTu Benchmark -- Know Your Android Better
J1 - Geekbench Search - Geekbench Browser
http://www.phonearena.com/phones/benchmarks
Best Smartphones Comparison 2015 - Reviews and Ratings
ハイエンド端末のスコアは結構載っているのでご参考までにどうぞ。
仕方ないのでまずCPUのコア数で端末を分類し、優先順位①RAM②クロック周波数③バッテリー容量④ROMの順でソート。一番上にきたものを性能が高いと仮定しました。重みを分けるため安さ比較のときとは周波数とRAMの優先順位を逆にしています。
その他、CPUのメーカー・端末のサイズ・画素・音質・Felica搭載の有無・見た目などなどは全く考慮しておりませんのであくまでご参考までに。
2-3.コスパの導出の仕方
2-1の順位と2-2の順位を足してポイントが少ない順にコスパが高いとしています。ポイントが同じだった場合は、優先順位を①性能②安さの順でソート。購入して使えないスマホだったら意味がないということで性能に重みを持たせる方向性。つっこみどころ満載ですが、こんな感じのざっくりした徹底比較ということで。
3.Androidオクタコア部門コスパ比較表(PC閲覧向け)
※クリックで拡大
3-1.Androidオクタコア-安さ比較&ランキング
3-2.Androidオクタコア-性能比較&ランキング
3-3.Androidオクタコア-コスパ比較&ランキング
4.Androidクアッドコア部門コスパ比較表(PC閲覧向け)
4-1.Androidクアッドコア-安さ比較&ランキング
4-2.Androidクアッドコア-性能比較&ランキング
4-3.Androidクアッドコア-コスパ比較&ランキング
5.iOS/Windows Mobile/BlackBerry部門比較表(PC閲覧向け)
5-1.iOS/WM/BB-安さ比較
5-2.iOS/WM/BB-性能比較
6.Androidオクタコア部門コスパランキング簡易版(スマホ閲覧向け)
コスパ5位:HUAWEI『MATE S』
CPU:Hisilicon Kirin 935 2.2+1.5GHz / メモリ(RAM):3GB / 最安値:¥79,800
コスパ4位:ZTE『Blade S (g03)』
CPU:Qualcomm Snapdragon 615 (MSM8939) 1.5+1.0GHz / メモリ(RAM):2GB / 最安値:¥24,800
コスパ3位:ASUS『ZenFone 2 Selfie ZD551KL』
CPU:Qualcomm Snapdragon 615 (MSM8939) 1.5+1.0GHz / メモリ(RAM):2GB / 最安値:¥37,680
コスパ2位:HUAWEI『Ascend Mate 7』
CPU:Hisilicon Kirin 925 1.8+1.3GHz / メモリ(RAM):2GB / 最安値:¥39,800
コスパ1位:FREETEL『SAMURAI 極』
CPU:MediaTek MT6795 2.0GHz / メモリ(RAM):3GB / 最安値:¥39,800
7.Androidクアッドコア部門コスパランキング簡易版(スマホ閲覧向け)
コスパ5位:ZTE『Blade V6』
CPU:MediaTek MT6735 1.3GHz / メモリ(RAM):2GB / 最安値:¥26,800
コスパ4位:ZTE『Blade L3 (g01)』
CPU:MediaTek MT6582M 1.3GHz / メモリ(RAM):1GB / 最安値:¥10,000
コスパ3位:Acer『Liquid Z530』
CPU:MediaTek MT6735 1.3GHz / メモリ:2GB /最安値:¥24,800
コスパ2位:Motorolar『Moto G (第3世代)』
CPU:Qualcomm Snapdragon 410 1.4GHz※ / メモリ:2GB / 最安値:¥24,800
コスパ1位:FREETEL『SAMURAI 雅』
CPU:MediaTek MT6735 1.3GHz / メモリ:2GB / 最安値:¥19,800
8.iOS/Windows Mobile/BlackBerry部門価格一覧(スマホ閲覧向け)
8-1.iOS端末価格一覧
・Apple iPhone6(16GB/新古品)¥69,800
・Apple iPhone6(64GB/新古品)¥79,800
CPU:Apple A8 1.4GHz デュアルコア / メモリ:1GB / 最安値:¥69,800
CPU:Apple A8 1.4GHz デュアルコア / メモリ:1GB / 最安値:¥79,800
8-2.Windows Mobile端末価格一覧
・FREETEL KATANA 01¥12,800
CPU:Qualcomm Snapdragon 210 (MSM8909) 1.1GHz クアッドコア / メモリ:1GB / 最安値:¥12,800
・FREETEL KATANA 02¥19,800
CPU:Qualcomm Snapdragon 210 (MSM8909) 1.1GHz クアッドコア / メモリ:2GB / 最安値:¥19,800
8-3.BlackBerryOS端末価格一覧
・BlackBerry BlackBerry Classic/ 最安値:¥49,800
CPU:Qualcomm Snapdragon S4 Plus (MSM8960) 1.5GHz デュアルコア / メモリ:2GB / 最安値:¥49,800
・BlackBerry BlackBerry Passport
CPU:Qualcomm Snapdragon 801 (MSM8974-AA) 2.2GHz クアッドコア / メモリ:3GB / 最安値:¥64,800
※Qualcomm Snapdragon 410は1.2GHzだったんですが、Moto G 第三世代の規格表には1.4GHzと書いてあったのでそのままランキングにしています。
※端末の最安値は1/11時点のMVNO販売価格の最安値です。
※ランキングは当ブログ独自の基準です。一般的な指標ではありません。
おわりに
以上のような形で格安スマホのコスパ比較・ランキングをしてみました。初めて格安スマホを購入する場合は、一応の目安になるかと思います。格安スマホをすでに使っている場合は、ご自身の感覚とランキングが合っていましたでしょうか。また、今回の最安値は割引・キャンペーンを考慮していません。楽天モバイルなどでよく格安スマホ割引キャンペーンを行っているので、利用するとコスパを大幅に上げられると思います。
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