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物事を自分の角度から見るブログ

【祝】日経平均株価2万円突破!?株価が上がるとどうなるの?

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2015年4月10日(金)、ついに日経平均株価が一時20,000円を突破しました。およそ15年ぶりの快挙です。ところで株価が上がるとどうなるのでしょうか。儲かるのは株を買っている人だけ?給料は上がらないの?今日はそこらへんをわかりやすく説明します。

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目次

1.日経平均株価とは?

2.日経平均株価が2万円に到達するのは15年ぶり!?

3.株価が上がるとどうなるの?

4.給料はあんまり上がった気がしない?

 

1.日経平均株価とは?

日経平均株価2万円突破!と騒がれていますが、そもそも日経平均株価とはなんだ?

ご存知のとおり株って売ったり買ったりできますよね。この株の売買ができるところが東京証券取引所に代表される証券取引所です。証券取引所は日本の各都市にありますが(東京証券取引所とか名古屋証券取引所、JASDAQ、マザーズ、等)東京証券取引所の一部だけで、約1,760銘柄もの株が取引されています。

非常にたくさんの株があるので、非常に株価が高い銘柄もあれば、非常に株価が低い銘柄もあります。全ての株価を平均すると、実用的でないため、日本経済新聞社はこの中から独自に取引が活発な銘柄で、業種のバランスなども考慮しながら225銘柄を選定しました。それが日経平均株価です

2.日経平均株価が2万円に到達するのは15年ぶり!?

過去、最後に日経平均が2万円に到達していた日は、2000年4月17日でした。その後日本経済は低迷をし続け、株価が上がるかと思ったら、ライブドア・ショック(2006年)やサブプライムローン(2007年)、リーマン・ショック(2008年)、東北沖大震災(2011年)等の影響により今ひとつ日本経済が本調子を出しきれずにいました。

ちなみに日経平均株価の過去最高値はバブル期の3万8915円。過去最安値はリーマン・ショック後の6,997円でした。

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政権が一度民主党に渡り、再度自民党に戻ったあたりから日経平均は爆進。ここにきてやっと当時のような活気のある日本経済を取り戻しつつあるのです。

3.株価が上がるとどうなるの?

さて、株価が上がるとどうなるんでしょうか?私の給料は上がるの?では順を追って説明しましょう。まずは株を買っていた人は当然儲かるでしょう。

投資家(株主)のケース

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例えば、ここではわかりやすく日経平均株価自体を買うことができる『日経平均先物』を買った投資家がいるとします。最安値付近の7,000円で1枚(1,000倍の700万円分)買っていたとして、現在の20,000円で売ったとすると、

(20,000円 - 7,000円)x 1,000 = 1300万円

1300万円(!)の利益となります。 

個別銘柄(トヨタとかパナソニックとか)を買った場合は、日経平均株価とは値動きが別になるので、利益も別になりますが、株価が上がればもちろん儲かります。要は株を買っていた人は、株価が上がれば儲かるという当たり前のお話。

経営者(会社)のケース

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先に説明した通り、株価が上がると株主は儲かるので、株主は経営者に対して会社の株価をもっと上げろと命令します。経営者は会社の株価を上げるために、新しい事業を起こしたり、商品や広告を増やしたり、優秀な人材を雇ったりします。しかし、肝心の資金が無ければなかなかことは上手くいきません。

その資金調達面で、活きてくるのが株価。

株価が上がっていれば、会社の信用度も高くなるので出資してくれる人が多くなる。また、新しく株を増やしたとき(新株発行)は、資金調達できる金額も大きくなります。

例1)株価7,000円のときに10万株を新しく発行

7,000円 x 100,000株 = 700,000,000円(7億円の資金調達)

例2)株価20,000円のときに10万株を新しく発行

20,000円 x 100,000株 = 2,000,000,000円(20億円の資金調達)

実際には新しい株価を発行すると1株あたりの価値が下がりますので(株価の希薄化)例のようにはいきませんが、株価は高い方が増資はしやすくなります。また増資がうまくいけば、会社が儲かりやすくもなるわけです。

さらに株価が高ければ買収(M&A)される心配も少なくなり、企業イメージの上昇から優秀な人材が集まりやすくなります。

従業員のケース

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お待ちかね(?)の従業員の場合です。上記説明したように、株価が上がることで、株主は直接的に儲かり、会社も儲かりやすくなります。会社が儲かれば、さらなる事業拡大のために、優秀な人材の確保や新しい人材募集を行います。これにより、求職中の方は就職しやすくなります。

更には雇用中の従業員のモチベーションアップやスキルアップのために賃金上昇(ボーナスアップ)なども行うようになるでしょう。よって、株価が上がることで、最終的には従業員の賃金アップにもつながってくるようになっています。

とはいってもアベノミクスアベノミクスとニュースで盛り上がってはいるが、給料はあまり上がっている気がしない?そんな声が聞こえてきそうです。実際には世の中のサラリーマンの給料は上がっているのでしょうか。

4.給料はあんまり上がった気がしない?

厚生労働省より毎月平均給与の統計が出されているため、表とグラフにしてみました。

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名目賃金とはいわゆる額面上の給料のことです。(対して物価を考慮した賃金を『実質賃金』という)

上記の表とグラフは、平成27年2月速報分から逆算した『名目賃金』の5年間の推移ですが、ご覧のとおり、ほっとんど変化ありません。平成25年を底として、徐々に回復基調を見せているような印象を受けます。(平成26年以前はボーナス月も平均化しての表示なので、平成27年2月の賃金は前年平均に対して少なくなっています。)

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株価が上がって、会社の業績が上がって、賃金上昇までには時間差が生じるということでしょう。しかし、今後株価が上がり続ければ、賃金も上昇しやすくなります。ようやく復活の兆しを見せた日本経済。この調子で好景気が続き、賃金も軒並み上昇してくれるとありがたいですね。

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