dTVで映画『インサイド・ヘッド』を観てみました。DVDもすでに発売されているのですでに閲覧された方も多いかもしれませんね。あらすじや印象に残ったシーンをかいつまんで紹介してみます。
(「try not.do or do not.」~紹介してみますじゃない、紹介するかしないかじゃっ!~)
画像引用元:http://www.disney.co.jp/movie/head.html
1.インサイド・ヘッドのあらすじ
頭の中の5つの感情(ヨロコビ/イカリ/ビビリ/ムカムカ/カナシミ)を擬人化した映画。
主人公は11歳の少女ライリー。彼女の人生展開に合わせて、5つの感情たちがどうやってライリーを幸せにできるか奮闘するという頭の中の出来事が描いた映画です。
○主な登場人物
画像引用元:ヨロコビ|インサイド・ヘッド|映画/ブルーレイ・デジタル配信|ディズニー
外部的な出来事としては、ミネソタ州に生まれ、幼少の頃からやんちゃなライリー。両親とアイスホッケーをしたりして楽しむ。その後引越しをし、転校をすることになるが新しい環境にうまく馴染めないライリー。失敗続きで限界がきたライリーは家出をしてしまう・・・というストーリー。
内部的な出来事としては、5つの感情たちが脳内の司令室でライリーの感情をコントロールし、ライリーの人生がうまくいくようにサポート。最初はうまく役割分担できていたものの、トラブルによりヨロコビとカナシミがチューブに吸い込まれ司令室からいなくなってしまう。残されたイカリ/ビビリ/ムカムカの3つでライリーの感情をコントロールしようとするがうまくいかず、どんどん崩壊してしまう精神。感情たちはライリーの精神崩壊を止めることができるのか・・・?
といった内容です。起きる出来事に対する脳内の感情の反応という二つの側面がうまく描かれています。最期はホロリと泣けてしまうんですね。
2.【ネタバレ】私的に印象に残っているシーン。
ネタバレありなのでまだ見てない人はご注意を。
2-1.ヨロコビがカナシミを円の中に閉じ込める。
ヨロコビは頭の中の主人公といってもいいくらいの重要感情。ライリーの幸せはヨロコビで保たれているといっても過言ではないかもしれない。対照的にカナシミはライリーの思い出を悲しいものにするので、ヨロコビはカナシミの存在を疎ましく思っていた訳です。
そんなヨロコビのとった行動がこれだ。
「あなたに重要な仕事がある」といい、カナシミを連れて行く。そしてチョークで床に円を描いて「この中から出ないでね。」と言い放つヨロコビ。
ひぃぃぃぃ!むごいッ!!!
このシーンを見た私のインサイド・ヘッド(頭の中)はビビリで持ちきりでした。ヨロコビって残酷。
(「そうだ…この世界は…残酷なんだ」 進撃の巨人(2) (講談社コミックス) より)
2-2.母の脳内で再生されるイケメン。
インサイド・ヘッドの良いところはライリーの感情だけでなく、両親などの脳内も描かれているところ。
両親とライリーが晩御飯を食べているときにケンカになり、ライリーは部屋に引きこもってしまう。父の脳内感情(イカリ)は「皆よくやった!最悪の事態は避けられた!」といっているが、母の脳内感情(カナシミ)は「ホントもう最悪・・・。」とコメント。
そんなライリー母の見出した解決法がこれだ。
(イケメン「おいで、一緒に飛ぼう、お嬢さん!」)・・・!?
サンフランシスコ行きの飛行機の機長を思い出し妄想に浸るという現実逃避!
ライリー父に対する失望感が原因でしょうね。ってか胸毛。
物語終盤では状況改善。ライリー父のことを見直しこのイケメンがちゃんと父に切り替わります。
2-3.ライリーの理想のボーイフレンド
ライリーの脳内でヨロコビとカナシミと空想上の友達ダンボンがさまようシーンのひとつ。ライリーが思い描いていた理想のボーイフレンドが登場する。
そのシーンがこちら。
(理想のボーイフレンド「ライリーのためなら死ねる!」)
英語版では「Ill die for Riley!」を連呼しててウケた。canじゃなくてwillになるんだね。
ちなみに理想のボーイフレンドをみたときのヨロコビのリアクションはコチラ。
(ヨロコビ「おえ~。」)
(カナシミ「(-д-)・・・。」)
そして、物語終盤で理想のボーイフレンドが大活躍(?)するシーンがあります。
・・・とまぁ印象に残っているシーンはこんなところです。
普通の人よりだいぶズレていることは認める。
他にも『ダンボンが消えるところ』『家族仲直りするところ』あたりで感動できると思います。
あとスタッフロールのときに猫の頭の中(感情)が一瞬出てきます。ペット好きな人はお見逃しなく。
3.【ネタバレ】カナシミの隠された役割とは・・・?
インサイド・ヘッドのひとつのテーマはカナシミの存在意義。
終始役立たずと思われたカナシミの存在ですが、物語終盤になるにつれてその能力の秘密が明かされていきます。カナシミに浸り涙を流すことでリラックスさせたり、悲しい思い出を思い出すことで人との絆を取り戻したり。
カナシミを含め、5つの感情をうまく役割分担していくことで、ライリーは今後もハッピーな人生を送っていきます。
動画配信サービス:dTV
おわりに
でもやっぱヨロコビだけでよくない?ってなっちゃうんだよね。(台無し)
カナシミの存在意義を示すならカナシミだけが行方不明になってうまくいかないという状況にならないと証明にならないはず。
また、ストーリー中に感情や長期記憶、潜在意識、夢なども表現されているので、脳科学や心理学、脳外科などの知識がある人はより楽しめるかもしれません。私は無学なためそういった部分に反応することはできませんでしたが。
トータル的にはアクションあり笑いあり感動あり。お手軽に見れてハッピーになれると思います。インサイド・ヘッドの感想でした。
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