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SIMロックありのiPhoneを格安simで使う手順と失敗しない方法!(SIMロック/テザリング/おすすめmvnoなど)

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今現在docomo、au、Softbank(Y!mobile、UQ mobile)で購入したiPhoneを使っており、そのiPhoneを格安simで使いたいと思っている人向けの記事。

キャリア(docomo、au、Softbank)から格安simに切り替えると月額料金はかなり安くなりますが、iPhoneに『simロック』なるものがかけられており、テキトーに格安simを選択すると使用できない恐れがあります。

今使っているiPhone(もしくは中古で購入したiPhone)を格安sim運用する方法を案内。(初回投稿日:2016年1月26日 / 最終更新日:2017年8月10日)

目次

1.simカード / 格安simとは?
1-1.simカードとは?
1-2.格安simとは?
1-3.docomo系格安sim / au系格安sim / softbank系格安sim / mvnoとは?
2.simロックとは?
2-1.simロック解除とは?
3.どの格安simを選んだらよいか
3-1.今docomoのiPhoneを持っている
3-2.今auのiPhoneを持っている
3-3.今softbankのiPhoneを持っている
〇Appleストアで購入したiPhoneの場合は?
〇simロック解除したiPhoneの場合は?
4.どのmvnoを選んだらよいか?
4-1.SoftbankのsimロックありiPhoneを格安simで使う場合
4-1-1.音声通話sim
4-1-2.データsim
4-2.auのsimロックありiPhoneを格安simで使う場合
4-2-1.テザリングを使いたい場合
4-2-2.テザリングが使えなくてもよい場合
4-3.docomoのsimロックありiPhoneを格安simで使う場合
5.最終チェック!そのmvnoの格安simは実際に使えるか?
5-1.動作確認端末一覧表を確認
5-2.simカードのサイズを確認する
5-3.(au系格安simの場合)nanoSIM(au VoLTE非対応sim)を選択する
6.docomo/au/softbankでMNP予約番号を発行する
6-1.MNP予約番号発行方法
6-2.手数料と解約金
7.mvnoで格安simを契約する
7-1.用意するもの
7-2.MNP予約番号を発行した場合
7-3.MNP予約番号を発行していない場合
8.simカードが届いたら構成プロファイルをインストールする

 

1.simカード / 格安simとは?

まずは格安simとは何かから簡単に解説。知ってたら2へ。

1-1.simカードとは?

iPhoneに挿してある下画像のような小さいチップのことを『simカード』といいます。

f:id:ahiru8usagi:20160125090725j:plain

(iPhone 4 ~ iPhone 6sの例:画像引用元iPhone または iPad の SIM カードを取り出す/移し替える - Apple サポート

docomoで契約したiPhoneならdocomoのsimカード、auならau、softbankならsoftbankのsimカードが挿してあります。iPhone購入時に付属している『simカード取り出しツール(画像のクリップみたいなやつ)』を使って取り出します。

なくしてしまった場合でもAmazonなどで売ってるので大丈夫。

ペーパークリップとかでも取り出し可能です(保証はいたしませんが)。

1-2.格安simとは?

毎月の使用料金が安いsimカードのことを『格安sim』といいます。『格安sim』だけを契約すると1-1.のような小さいチップ『SIMカード』が送られてくるので、これを手持ちのiPhoneに挿せばそのまま格安で通信できるようになります。

電話番号そのままで格安simに乗り換える(MNPする)ことも可能です。

1-3.docomo系格安sim / au系格安sim / softbank系格安sim / mvnoとは?

格安simは回線別に分けると次の3種類になります。

・docomo系格安sim⇒docomo回線を使って通信できる格安sim
・au系格安sim⇒au回線を使って通信できる格安sim
・softbank系格安sim⇒softbank回線を使って通信できる格安sim

また、格安simを取り扱う(販売する)業者のことを『mvno』といいます。『mvno』によってどの回線の格安simを取り扱っているかは異なりますが、ほとんどの『mvno』はdocomo回線を取り扱っています。

2017年8月時点では、主に以下の会社が各回線の格安simを販売しています。

・docomo系とsoftbank系を取り扱うmvno⇒b-mobile、u-mobileなど
・docomo系とau系を取り扱うmvno⇒mineo、IIJmioなど
・au系のみを取り扱うmvno⇒UQ mobile
・docomo系のみを取り扱うmvno⇒上記以外のほとんどのmvno[楽天モバイル、イオンモバイルなど]

 

2.simロックとは?

『simロック』とは他のキャリアのsimカードでは通信できないようにするロックのことをいいます。docomo/au/softbankで購入したiPhoneにはこの『simロック』がかけられています。

すなわち、『simロック』がかかった状態でも同じキャリアの回線を使うsimカードであればそのまま使用できるというわけです。

2-1.simロック解除とは?

各キャリアの回線を使えるようにするための『SIMロック解除』という手続きを行うこともできます。ただし、2015年5月以降に販売された端末に限るので、iPhone 6s~SE~7は可能、iPhone 6以前は不可、となります。

simロック解除をすればdocomo / au / softbankいずれの格安simも基本的には使用できるようになりますが、各社対応周波数が異なっているので端末によってはその周波数に対応していなかったり、OSのバージョンによって使用できたりできなかったりという場合もあります。

※simロック解除手続き条件詳細については各キャリアのHPをご参照のこと(docomo / au / softbank

 

3.どの格安simを選んだらよいか

3-1.今docomoのiPhoneを持っている

docomoのiPhoneを持っている場合は、docomo系格安simが使えます。

3-2.今auのiPhoneを持っている

auのiPhoneを持っている場合は、au系格安simが使えます。 

3-3.今softbankのiPhoneを持っている

softbankのiPhoneを持っている場合は、softbank系格安simが使えます。

〇Appleストアで購入したiPhoneの場合は?

Appleストアで購入したiPhoneにsimロックはかかっていません。『simフリー端末』などと呼ばれます。『simフリー端末』で格安simを使用する場合は、基本的にdocomo系格安simを選択します。

〇simロック解除したiPhoneの場合は?

simロック解除を行い『simフリー端末』としたiPhoneの場合も、基本的にはdocomo系格安simを使用することを推奨します。

※3G回線・4G回線・VoLTE回線・iOS端末・Android端末などでsimカードの種類が異なるau・Softbankのsimカードに比べ、docomoのsimカードはこれらの要因で種類が異なるといったことはないため、simカードの選択が容易です。
※docomoのsimカードはテザリングが(無料で)使えるというメリットもあります。
※例外的にau系格安simのUQ mobileでもテザリング可能(UQ mobile 動作確認端末一覧を参照)。

 

4.どのmvnoを選んだらよいか?

総務省による2016年12月末の統計によると、mvno事業者は全部で668社もあります(MVNOサービスの事業者数の推移を参照)。

Softbank系とau系格安simを取り扱っているmvnoが少ないので選択肢しやすいですが、その他ほとんどのmvnoはdocomo系格安simを取り扱っており、サービス力はピンキリです。筆者の独断と偏見ではありますが、以下のような方法でよりベターなmvnoを選択できると思います(2017年8月時点の考察です)。

4-1.SoftbankのsimロックありiPhoneを格安simで使う場合

Softbank系格安simで有力なmvnoは『b-mobile』と『U-mobile』の2社です。

4-1-1.音声通話sim

2017年8月16日より、SoftbankのsimロックありiPhoneで使える初の音声通話機能付き格安simが発売されます。よって、SoftbankのSIMロックありiPhoneで格安simを使いたい場合は

b-mobile [b-mobile S スマホ電話SIM]

の一択です。

※テザリングは使用不可(よくあるご質問を参照)
※Y!mobileはSoftbank回線も使用しているものの、Softbankのsimロックがかかっている端末では使用不可。別回線と考えたほうがよい。
ANA PhoneでもSoftbank回線を使用する音声通話simを取り扱っていますが、simカードのみの契約はできず、端末抱き合わせの購入しかできないため除外。

HitスマホはHit net TV!対象エリア外の場合契約できないため除外。

4-1-2.データsim

データsimの場合、simカード単体で契約できるmvnoは以下2点となります。

b-mobile [開幕sim]
U-mobile [U-mobile S]

料金体系は同じですので好みでよいでしょう。

※こちらもテザリング不可です。
※スマモバは2017年6月に行政指導を受けているため(Source)除外。

※HAWKS FANタブレットと日本教育新聞タブレットはタブレットの同時購入が必要であるため除外。

 

4-2.auのsimロックありiPhoneを格安simで使う場合

au系格安simを取り扱うのは主に『UQ mobile』『mineo』『IIJmio』『Fiimo』の4社ですが、『Fiimo』はmineoがMVNEを務めるMVNOであるため今回は選択肢から除外します。

4-2-1.テザリングを使いたい場合

auのsimロックありiPhoneでテザリングを使用したい場合『UQ mobile』の一択となります。仮にsimロック解除をしたとしても『mineo』と『IIJmio』のau回線プランではテザリングできません。

UQ mobile [nano SIM]

※UQ mobileでいうところの『マルチsim (au VoLTEに対応したsim)』を使用したい場合、simロック解除が必要です。

4-2-2.テザリングが使えなくてもよい場合

テザリングが使えなくてもよい場合、選択肢は以下2社となります。

UQ mobile [nano SIM]
mineo [nano SIM]

回線速度が速い方がよいなら『UQ mobile』。契約時の特典が多い(安い)方がいいなら『mineo』を選択した方がよいでしょう。

※『IIJmio』のau回線プランは「au VoLTE対応sim」のみの取り扱いとなるため、simロックを解除したiPhoneでなければ使用できません。

 

4-3.docomoのsimロックありiPhoneを格安simで使う場合

上記UQ mobile以外のmvnoを含む、その他600を超えるmvnoはdocomo系格安simを取り扱っています。選択肢が多すぎてdocomo系格安simを選択するだけでひと記事書けてしまうので、ここではざっくりとフィルタリングして数社の優良mvnoを紹介します。

RBB SPEED TESTのユーザー対象に行われた満足度調査『格安simアワード2017上半期』で名前の挙がったmvnoとMM総研の『国内MVNO市場規模の推移(2017年3月末)』で公開されている利用者数TOP7のラインナップと各社の特徴は以下のとおり。

mineo [ケイ・オプティコム]:契約時の特典が多くコミュニティが盛ん
IIJmio:業界切っての技術力を持つmvno
楽天モバイル:端末の抱き合わせ購入が安い
LINEモバイル:LINEの年齢認証ができる唯一の格安sim
イオンモバイル
:シェアプランで家族で使うと安い
OCN モバイル ONE
:ユーザー数が最も多い
BIGLOBE SIM:ポイントサイトとのコラボ企画あり

こういった「ユーザー数が多い」「知名度が高い」「満足度の高い」まともに運営されているmvnoを選んだ方が、失敗する可能性は低いでしょう。

※freetel[プラスワン・マーケティング]も統計に入っていたものの、2017年4月に行政指導を受けているため(Source)除外。
※UQ mobileも統計に入っていたが、au系格安simのみの取り扱いであるため除外。

5.最終チェック!そのmvnoの格安simは実際に使えるか?

よさそうなmvnoが決まったら、そのmvnoの格安simを現在のiPhoneで使えるかどうか、mvnoのサイトで確認しましょう。『[mvno名] 動作確認端末』で検索すると出てきます。

5-1.動作確認端末一覧表を確認

例えばmineoの場合だと、

auプラン(Aプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
ドコモプラン(Dプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)

こういった表があります。自分のiPhoneと同じ型番で動作しているかどうか確認しましょう。表に載っていない機種(iPhone 5以前など)については直接mvnoに問い合わせるか自分で調べるかになります。

5-2.simカードのサイズを確認する

simカードには3種類の大きさがあります。(標準SIM / Micro SIM / nano SIM) 今使っているiPhoneはどのサイズのsimカードになるか、Apple公式サイトで確認できます。

iPhone または iPad の SIM カードの種類を確認する - Apple サポート

mvnoでもそれぞれのサイズの格安simを販売しているので、契約の際に適切なサイズを選択します。

5-3.(au系格安simの場合)nanoSIM(au VoLTE非対応sim)を選択する

au系格安simの場合、同じnano SIMサイズであってもau VoLTEに対応しているsimとそうでないsimがあります。simロック解除をしていないiPhoneの場合、『au VoLTE対応sim』は使用できないため、au VoLTEに対応していないsimカードを選択する必要があります。名称はmineo、UQ mobileともに『nano SIM』とのみ記載されています。

auプラン(Aプラン)動作確認端末一覧 | mineo(マイネオ)
動作確認端末一覧 | SIM | mobile製品 | 格安スマホ・格安SIMのUQ mobile

6.docomo/au/softbankでMNP予約番号を発行する

現在のiPhoneで使っている電話番号をそのまま使いたい場合は、番号そのままで格安simに移行することができます。これを『MNP』といいます。電話番号がかわっても構わない(もしくはデータ専用simで使う場合)のであればこの手続きは必要ありません。

6-1.MNP予約番号発行方法

『MNP』をするために必要な番号のことを『MNP予約番号』といいます。『MNP予約番号』は、ショップ/電話/インターネットいずれかの方法で発行できます。問い合わせ先や方法詳細の確認は各社HPにて。

携帯電話・PHS番号ポータビリティ(MNP)を利用した解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
MNPお手続き方法 | ご解約前の注意事項を確認 | au
ソフトバンクから他社へ変更する場合 | お客さまサポート | モバイル | ソフトバンク

6-2.手数料と解約金

MNP予約番号を発行し、格安simを契約した時点でMNP発行手数料と解約金などの費用が発生します。(MNP予約番号を発行しただけでは手数料等発生しません。)MNP予約番号発行手続きの際にdocomo/au/softbankから金額を教えてもらえるので、格安simに移行してよいかどうかの最終判断をしましょう。

7.mvnoで格安simを契約する

7-1.用意するもの

①クレジットカード
②本人確認書類(免許証など)
③(MNPする場合は)MNP予約番号

7-2.MNP予約番号を発行した場合

選んだmvnoのWebサイトで格安simを契約します。動作確認済みの端末かどうかの確認と、simカードのサイズ、種類で適切なものを選択します。契約の際に『MNP予約番号』の入力欄があるので、番号を入力します。docomo/au/softbankは自動的に解約になるので解約手続きは不要です。

7-3.MNP予約番号を発行していない場合

mvnoのWebサイトで格安simを契約します。動作確認済みの端末かどうか、simカードのサイズ、種類で適切なものを選択します。契約後、docomo/au/softbankの回線が不要であれば解約手続きを自分で行います。基本的には解約手続きはショップでおこないます。

携帯電話の解約お手続き方法 | お客様サポート | NTTドコモ
解約お手続き方法 | ご解約前の注意事項を確認 | au
ソフトバンクを解約する場合の手続き方法を教えてください。 | モバイル | ソフトバンク

8.simカードが届いたら構成プロファイルをインストールする

新しいsimカードが届いたらsim取り出しツールを使ってiPhoneに挿します。次にその格安simの設定を行います。設定方法は各mvnoのWebサイトから『構成プロファイル』をインストールするだけです。Safariなどで["mvno名" 構成プロファイル]と検索すればダウンロードページが出てきますが、この時点でWebに接続できていないといけないので、Wi-Fiが繋げられる環境は必須です。

(契約時の説明書などに記載されている内容となります。)

おわりに

以上で現在のiPhoneを格安simで使えるようになります。

SoftbankのsimロックありiPhoneを持っている場合は、2017年8月16日からようやくモバイルデータ通信と音声通話を使用できるようになります。SoftbankのiPhoneの価値が高まることでしょう。

また、以前はauのiPhone 5sではデータ通信ができないなど不便な部分がありましたが、2017年8月現在は問題解消され使いやすくなりました。UQ mobile ならテザリングできるところもgoodです。

2017年8月現在『シンプルプラン』や『docomo with』『auピタットプラン』といった安めのプランが出てきたものの、「端末の購入をしない」&「かけ放題がいらない」ならまだまだ格安simの方が月額使用料金は安いです。各社プラン内容に特徴が出てきたので単純な比較は難しいところではありますが、キャリア(docomo/au/softbank)の通話従量制プランと各回線mvnoを1社ずつピックアップして比較表にしてみると維持費はこんな感じ。

MNO/MVNO docomo au Softbank 楽天モバイル UQ mobile b-mobile S
音声プラン シンプルプラン シンプル ホワイトプラン (かけ放題なし) 音声プラン -
通話使用料 20円/30秒 20円/30秒 20円/30秒 20円/30秒 20円/30秒 5分かけ放題
基本使用料 980 (合算) 934 700 1680 (合算)
データプラン シェアパック5 auピタットプラン パケット放題フラット 5GBプラン データ高速 -
データ容量 5GB ~5GB 7GB 5GB 3GB ~5GB
データ使用料 6500 3980 5700 1450 (合算) 3850
インターネット接続料 spモード - S!ベーシックパック - - -
接続料金 300 (合算) 300 - - -
1年目(税抜) 7480 3980 6934 2150 1680 3850
2年目(税抜) 7480 4980 6934 2150 1680 3850
備考 通話従量制はシェアプランのみの選択となるので1人で契約すると割高 データプランは利用した分から計算される 通話従量制の5GBプランなし 楽天でんわアプリで通話料半額 5GBプランなし 通話従量制なし

b-mobile Sは現状通話従量制プランがない上にあまり維持費が安くないので、SoftbankのsimロックありiPhoneをそのまま使うかどうか悩ましいところ。Softbank的にmvnoはかなり乗り気でないということでしょう(だったらY!mobileを相互利用可能にしてほしいですよね)。docomoとauは単純に維持費が安くなるので、新しい端末が特にほしくないという場合は格安simを選択肢に入れてよいと思います。ご参考までに。

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