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【緊急首脳会議】ギリシャがデフォルトの危機!?

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22日午後7時(日本時間23日午前2時)、ユーロ圏財務相会合『緊急首脳会議』がおこなわれます。

会議の趣旨をざっくり説明すると、「お金を返さないギリシャをデフォルトにするか?」という内容です。

※デフォルト=債務不履行:借金返せないと決定すること。

 

ギリシャはこれまでIMF(国際通貨基金)などから融資を受け、デフォルトを回避してきましたが、15.8億ユーロ分(約2210億円)の返済期限は6月30日。とはいえギリシャはお金返せそうもないため、IMFのラガルド専務理事が「じゃあ7月1日からデフォルトにするよ」と言い始めたわけです。

 

元々は6月5日~19日に返済する予定だったものを6月30日まで期限を延ばしてもらっていたギリシャでしたが、6月30日になっても返せないということで、さすがにIMF(国際通貨基金)もこれ以上の期限先延ばしはできない状況

元々の返済スケジュール

①6月5日:3.0億ユーロ

②6月12日:3.5億ユーロ

③6月16日:5.8億ユーロ

④6月19日:3.5億ユーロ

→これを6月30日に一括15.8億ユーロ返済と期限を延ばしてもらっていた。

1.デフォルト(債務不履行)になると誰が損する!?

2.ギリシャがデフォルトしたら為替や日本株式市場への影響は!?

3.デフォルトになったらギリシャの人たちの生活はどうなる!?

4.ギリシャに残された選択肢は!?

 

1.デフォルト(債務不履行)になると誰が損する!?

デフォルト=お金返せません。

ということなので、直接的被害として、ギリシャにお金を貸していた人(ギリシャ国債を保有していた人)は損します。お金を返してもらえなくなります。

ちょっと古いデータですが、ギリシャにお金を貸している人(国)はこんな感じ。

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参考:Reuters - Euro zone debt crisis in graphics

フランス:479億ドル(約5兆8850億円)

ドイツ:186億ドル(約2兆2850億円)

イギリス:115億ドル(約1兆4130億円)

ポルトガル:87億ドル(約1兆0680億円)

アメリカ:60億ドル(約7370億円)

オランダ:41億ドル(約5030億円)

イタリア:32億ドル(約3930億円)

オーストリア:26億ドル(約3190億円)

 

このくらいギリシャにお金を貸していた訳ですが、デフォルトとなった暁にはもれなく返してもらえません。お隣韓国もギリシャ国債をかなり保有しているとの噂です。

 

2.ギリシャがデフォルトしたら為替や日本株式市場への影響は!?

私的にはデフォルトは投機する材料になるため、短期的に為替のボラティリティは上がるものと思っています。が、デフォルトに関する記事をいろいろ拝見させて頂いた結果、デフォルトの影響は限定的と結論付ける方が多いようです。

●1つ目の理由としては、ギリシャの経済規模がそこまで大きくないから。

ギリシャの2014年名目GDPは2380億ドル(約29兆円)。

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ちなみに

・ドイツ、フォルクスワーゲンの2014年売上高は2020億ユーロ(約28兆円)。

・大阪府の2012年名目GDPは約36兆円。

・トヨタの2014年売上高は約25兆円(連結)。

ギリシャの経済規模はこれらと同じくらい。大阪府が勝ってる。

●2つ目の理由として、ギリシャのデフォルトはすでに織り込み済みだから。

最初にギリシャ危機が起きたのは2009年10月。ギリシャの政権交代を期に財政赤字の隠匿が判明。他にもポルトガルやイタリア、アイルランド、スペインも財政が危ないぞ、ということが判明し欧州危機が訪れましたね。これらの国を合わせてPIIGS(豚)と読んだりして。

2009年12月あたりからユーロ/米ドルは下がり始め、2010年5月にギリシャショックで大きく値下がり。

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最近では2015年1月15日に『スイスフランショック』があり、ここでもまた更にユーロは価値を下げています。現在のユーロは割安すぎる状態にあり、ここ数週間を見てもユーロは若干値上がり傾向にあるため、ギリシャのデフォルトについてのネガティブ要因はすでに相場に折込済みとの見解があるようです。

むしろギリシャがGREXIT(グレグジット・ユーロを脱退すること)になれば、ユーロにとってポジティブ要因になるという見解さえ見受けられました。

 

と、いうことで、ギリシャのデフォルトの影響は限定的。日本株式市場への影響も一時的に調整は入るかもしれないが、そこまで変動しないといった意見の方が多いように感じます。

 

3.デフォルトになったらギリシャの人たちの生活はどうなる!?

たとえば、

・国がつぶれるので公務員の賃金大幅カット。

(公務員に払うお金がない。)

・国がつぶれるので社会保障のサービス力大幅ダウン。

(医療費が高いとか年金もらえないとか生活保護もらえないとか)

・お金を返さなかったのでユーロ脱退。自国の通貨ドラクマを使わないといけなくなる。

(とはいえユーロ脱退のルールが現在はないため、脱退となるかどうかは今後の会議の結果による)

・お金を返さなかったので信用大幅ダウン。ハイパーインフレが起こる。

(お金の信用度が落ちているので、たくさんお金を払わないと食べ物とか服とかモノが買えなくなる)

たぶんこんな感じでしょう。とりあえず生活がすごくやりずらくなります。国はちゃんと運営して返すものは返していきましょう。

 

4.ギリシャに残された選択肢は!?

①IMFやユーロ圏諸国からの厳しい財政再建策を受け入れて、追加融資をもらう。

(今度こそ言うこと聞いてちゃんとお金返すからもうちょっとだけお金貸してください策)

②財政再建策の条件緩和と債務減免をしてもらって、なおかつユーロに残る。

(ごねることでIMFやユーロ圏諸国に甘くしてもらう策)

③EUとユーロ通貨から脱却。債務も放棄。(デフォルト)

(EUから抜けるしユーロ通貨ももう使わないからお金も返さないよ策)

④その他

 

どれも非現実的ですが、結果は必ずどれかに収束します。他世界解釈でいけばどの現実も一定の確率で存在していますが、どれか1つしか体験できません。一体どんな未来になることやら。

 

まとめ

ということで、記事書き終えた時点で緊急首脳会議まではあと数時間。影響は限定的という見解が多かったにせよ、ちょっと為替の乱高下が怖いので、ミラートレーダーは一時休止します。株やっている人とかはどんな対策をとってるんだろうか。

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