『Gmail』をメールソフト『Thunderbird』にIMAP設定をして使っているときに、Gmailの2段階認証設定行うと、それ以降『Thunderbird』の起動時にこのような表示が出るようになります。
Googleの2段階認証ではセキュリティが強化されているため、Thunderbirdは安全性の低いアプリとみなされ、通常のパスワードははじかれてしまいます。
そこで今回はGmailの2段階認証設定後もThunderbirdでメールの送受信ができるように再設定する方法をシェアします。※2017/6/2:一部サイトの画面偏移が変わったため、画像を適切なものに差し替えました。
1.Thunderbird用のパスワード生成
まずはThunderbirdだけは特別にアクセスを許可してもらえるようThunderbird専用のパスワードを生成します。
新しいタブの画面右上のメニューボタンから『アカウント』をクリックしログインします。
もしくは、Googleへのログイン(https://accounts.google.com/signin/v2/sl/pwd?hl=ja&flowName=GlifWebSignIn&flowEntry=ServiceLogin)ページにアクセス。
ログインとセキュリティの項目の『Googleへのログイン』をクリック。
『アプリパスワード』をクリック。
アプリパスワード設定画面が表示されます。
『端末』と『アプリ』を選択し『生成』をクリックします。(今回はWindowsパソコンでThunderbird用のPWを生成するので『メール』と『Windowsパソコン』)
以上の操作でメールアプリ用パスワードが生成されました。(16ケタのアルファベット)この画面は出したままにしておきましょう。(画面を消したら再確認できません。)
2.Thunderbirdの受信設定をする。
メールアプリ用PWを生成できたら、画面はそのままでThunderbirdを起動します。
起動後、「パスワードを入力してください」との表示が出るので、1で生成したPWをコピペします。『パスワードマネージャにパスワードを保存する。』はチェックをいれたままで『OK』をクリック。
以上でThunderbirdへ2段階認証した後のGmailのIMAP再設定完了です。メールが正常に受信できるかどうか確認してみましょう。
しかし現在受信メール(サーバー)のPWを再設定しただけなので、送信ができない状態です。
3.Thunderbirdの送信設定をする。
送信メール(サーバー)のPWを再設定するためには、新規メールを作成し、自分宛にメールを送信します。『件名』と『本文』は何か適当な文字を入力して『送信』をクリックしましょう。
PWを再入力したためエラーが出ます。『新しいパスワードを入力』をクリック。
送信メール(サーバー)用のパスワード設定画面が開きます。こちらにもさきほどと同じメールアプリ用に生成したPWを入力。『パスワードマネージャにこのパスワードを保存する。』にチェックをいれ、『OK』をクリックします。
以上で送信メール(サーバー)のPW再設定も完了です。自分自身にメールを送って送受信できるかどうか確認しましょう。
おわりに
これで2段階認証設定しているGmailでもThunderbirdで送受信できるようになりました。これからGmailに2段階認証設定をしようと思っている場合はご参照あれ。
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