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【凝縮の宇宙】池田学展『The Pen』を観てきた感想!【超絶技巧】

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東京芸術大学卒の国際的アーティスト『池田学』氏の展示会『The Pen』を観てきました。池田学さんのペンを用いた極限の緻密さと創造力あふれる作品は世界的に高い評価を受けています。私自身これまで絵を観て感動するということはなかったのですが、池田学さんの絵を観てなんとついに感動してしまったので内容をシェアしたいと思います。

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目次

1.Chapter 3
1-1.コヨーテ
1-2.コアラ
1-3.マガモ
2.新作『誕生』
3.なぜ感銘を受けるのか

1.Chapter 3

たしかChapter1~5まで展示されていたと思いますが、撮影×アップロードしてよいのはChapter3の動物画と新作のみなのでまずは動物画の方から何匹かシェアしてみます。

1-1.コヨーテ

コヨーテです。みてください、このフサフサ感!

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ペンだけで毛の質感を見事に表現されてますね。触りたい。

1-2.コアラ

コアラです。

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ニマッとした表情が良き。

1-3.マガモ

マガモです。

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どう見てもマガモです。

2.新作『誕生』

続きまして池田学氏が3年かけて制作したといわれる超大作『誕生』です。

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ほぎゃああああああ画質が落ちまくってる!

一応補完かけてますがこれが限界です。それでも伝わる圧巻の緻密さ。実際に観ると更に緻密です。

以下の画像も縮小しているので画質落ちてますがそれぞれの部分を拡大して見ていきましょう。

左上の華の部分。

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美しい。このピンクと白の配色大好きなんですよね。

中央下の木の根っこの部分。

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大木の根に崩れた建物や橋や道路や人やカモメや仏像や波が混ざり合っててすごい!何かわからないけどすごくすごい!!すごくトイレに行きたい!すごくトイレに行きたい!!

左下の部分。

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津波で流されたイメージ!?細かく観ると流された物物すら全て緻密に描かれていてやばい!

枝の部分。

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死にかけた大木の枝から生れ出る新しい生命の融合のイメージ?いろいろ描かれすぎて観れば観る程に新しい発見の連続!!

どうでしょう、なかなか琴線にふれる美しい絵ではないでしょうか。この新作『誕生』を観ただけでも大満足の展示会だったのですが、他に2、3このくらい大きい描画があるのでいずれも必見です。

3.なぜ感銘を受けるのか

なぜ池田学氏の描画を観て感銘を受けるのか。

池田学氏曰く「小さい絵を描くときは最初に何かを描くと決めて描かないと絵にならないが、大きい絵を描くときは『山』とか『海』とか大まかなテーマを決めて描き進める。」とのことでした。また、ひたすら緻密に描画するので「1日に10平方センチずつしか進まない。」とのこと。

言語で絵を理解しようとすると被写体は急激に色褪せる。絵は絵、象は像、キリンはキリンとしか認識できなくなり、記号化された概念を観るだけになってしまう。しかし池田学氏は自分の中にある全イメージ、体験、災害のニュース、日常生活に起こる事象などを1日に握りこぶし1つ分という極限まで凝縮された絵画としてアウトプット。その圧倒的なコンテンツ量は観る人の目に一挙に押し寄せそれを言語で理解することが不可能となり絶句する。この感覚は、うまれたの頃の言語を習得する前の、初めて目で見る理解できない何か{世界}を観た時のただ見るという感覚なのではないだろうか。この不思議な感覚が蘇ること、それが感銘を受けることなのではないかと私は思いました。

そんな話を友達にしてみたら、

(友´∀`) {要は絵を観て感動したって話やね!}

私の頑張った説明を返せ。

おわりに

池田学展は2017年3月20日迄佐賀県立美術館にて開催中(詳細)。3月20日以外の月曜日は休館日です。佐賀に旅行の予定がある方は寄ってみてはいかがでしょうか。

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