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IPO投資用口座を解説するときの注意点、選択肢、用語解説 まとめ

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いざIPO(新規公開株)投資をはじめようと証券会社に口座を開設しようとすると、よくわからない単語が多く出てきます。例えば『特定口座』『一般口座』『NISA口座』『スイープサービス』『MRF』『MMF』『株式数比例配分方式』などなど。

今回は口座開設時に役立つ、選ぶべき選択肢や用語解説をまとめてみたいと思います。ほとんど私的メモ。

目次

1.『特定口座(源泉徴収あり)』を選ぶ

2.『NISA口座』の併設はお好みで

3.『株式数比例配分方式』を選択する

4.MRFの『自動スイープ』を適用する(される)

5.銀行と証券間の『スイープサービス預金』はお好みで

6.『FX口座』は開設しなくていい

 

1.『特定口座(源泉徴収あり)』を選ぶ

証券会社で口座開設する時に必ず選択肢が出てくる、

①『特定口座(源泉徴収あり)』
②『特定口座(源泉徴収なし)』
③『一般口座』

の3つ。

基本的に『節税に有利』で『確定申告もしなくてよい』、特定口座(源泉徴収あり)を選択した方が良いです。詳しい解説は前回の記事にて。

 

2.『NISA口座』の併設はお好みで

上記の『特定口座』や『一般口座』とは別に『NISA口座』を併設することができます。

 

通常、株を売却して利益を得た場合、『特定口座』や『一般口座』では、20.315%課税されることになります。

例:120万円で買った株が200万円で売れた(+80万円)⇒税金 約16万円⇒税引き後の利益約64万円

 

上記の売買を『NISA口座』で行ったとすると、非課税(0%)となります。

例:120万円で買った株が200万円で売れた(+80万円)⇒NISA口座なので税金0円⇒利益80万円

 

同じ取引をしたにもかかわらず、『NISA口座』では最終的な利益が16万円も多くなりました。こうなると全ての口座を『NISA口座』で取引したいところですが、次のような制限があります。

①1年に1口座ずつしか開設できない。
②非課税となる期間は最大5年間。投資枠の上限は120万円まで。
③損した場合『損益通算』や『損失の繰越』ができない。

『NISA口座』をたくさん開設しようとしても1年に1口座ずつしか開設できません。

また、非課税となるのは利益に対してではなく120万円の投資金額に対してです。

そして、損した場合に税金を取り戻すことはできないので、リスクの大きい投資には向いていません。

 

ということで『NISA口座』は、損する可能性の低いIPO投資やリスクの低い債券・ETFなどを5年間ほど保有するという中期投資に向いています。

私は最初はIPO投資にNISA口座を使うことにしました。開設した証券会社は『SBI証券』。比較的主幹事回数と割り当て株数が多めで購入株式数を上げたり、IPOチャレンジポイントを使ったりして当選確率を上げることができるからです。

 

3.『株式数比例配分方式』を選択する

IPO投資とはあまり関係ないですが、『配当金』の受け取り方についてです。

・『株式数比例配分方式』⇒配当金を証券会社経由で受け取る
・『登録配当金受領口座方式』⇒指定の銀行口座に送金してもらう
・『配当金領収書方式』⇒領収書を送ってもらい、郵便局で換金する
・『個別銘柄指定方式』⇒銘柄ごとに「配当金払込指定書」を提出、指定の銀行の預金口座に入金する
source

という4つの配当金の受取り方を口座開設時に選択します。

通常は配当金の受取りが楽な『株式数比例配分方式』を選択。

また、NISA口座において配当金も非課税にする場合にも『株式数比例配分方式』を選択する必要があります。

『株式数比例配分方式』を選択する際の注意点

・複数の証券会社で口座を開設している場合、1つでも『株式数比例配分方式』を選択すると、他社の口座であっても全ての口座で『株式数比例配分方式』が適用されます。

・複数の証券会社で口座を開設している場合、その中に『株式数比例配分方式』に対応していない口座があると、『株式数比例配分方式』を選択できなくなります(参考)。

何らかの理由で配当金の受取りは口座振込みがいいとか郵便局での受け取りがいいという場合は注意が必要。

 

4.MRFの『自動スイープ』を適用する(される)

銀行預金の場合は、お金を預けておくと少し金利がもらえます。

証券口座の場合も、お金を預けていただけで金利がもらえます。これは証券口座に預けているお金は自動的に投資信託で運用されているからです。

自分の証券口座と投資信託間の資金移動を自動的に行うことを『自動スイープ』、証券口座の資金を運用する投資信託のことを『MRF(マネーリザーブファンド)』といいます。

 

『MRF』はリスクの低い債券を中心に資産を運用するので、元本割れのリスクはとても低く、銀行の普通預金よりは高金利です。

証券会社の口座開設の際に『自動スイープ』は自動適用され、株を売買しなくても資金を預けておくだけで少し金利がもらえます。証券会社によっては単なる『預かり金』として『自動スイープ』をしないように選択できたり、『MRF』をどこにするか選択することができたりします。

例えば、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の場合だと『国際のMRF』『三菱UFJ MRF』『三菱MRF』『ダイワMRF』の4つを選択できます(source)。いずれのMRFも安定した運用を行っており、金利の差異は微々たるものなので吟味する必要はありませんが、気になる場合はそのMRFの実績や安定性、金利などを調べてみてもいいかもしれません。

 

のちにMMFを申し込むこともできる

証券口座の資金を運用する投資信託には『MRF』の他に『MMF(マネーマネジメントファンド)』というものがあります。こちらも基本的には『MRF』と同じく安全性の高い債券を中心に資産運用を行います。

違いは『MMF』の場合は『30日以内に解約すると手数料がかかってしまう』かわりに『MRFよりも高金利を期待』できる点です。銀行でいう定期預金のような感覚ですね。

 

『MMF』は口座開設後に申し込むこともできますが、私は利用してません。

 

5.銀行と証券間の『スイープサービス預金』はお好みで

各社名称が異なりますが『スイープサービス預金』の選択肢が出てくるのであれば、合わせて申し込んだ方が若干おトク。

 

『自動スイープ』は自分の証券口座とMRFの資金を移動しますが、『スイープサービス預金』は、自分の証券口座とMRFに加え、自分の銀行口座間を『自動スイープ』できるサービスです。

このサービスを利用するメリットとしては、

・銀行預金をそのまま株購入資金にできる(入出金が楽)。
・金利が普通預金/MRFよりも高くなる。
・元本保証/預金保険制度(ペイオフ)の対象となる。

といったところです。

銀行口座と証券口座を連携するため、元々その銀行口座にお金を入れていれば、株を購入するために証券口座に送金する必要がなく、また振替手数料もかかりません。入出金が楽になります。

また、銀行口座と連携するため『預金保険制度(ペイオフ)』の対象となり、もしその会社が倒産しても1,000万円までの預け入れであれば保証されます。

 

ただし、サービスの性質上、銀行と証券が同一のグループ会社でないと『スイープサービス預金』は使えません。同サービスを提供する会社とサービスの名称は、

・住信SBIネット銀行&SBI証券⇒『SBIハイブリッド預金』
・楽天銀行&楽天証券⇒『マネーブリッジ』
・大和ネクスト銀行&大和証券⇒『ダイワのツインアカウント』

こんな感じです。

 

1,000万円まで保証されており、引き出しも銀行預金と同じようにでき、普通預金/MRFよりも金利を多くもらえる(さらに課税所得に含まれない)ので、実は普通預金をするより『スイープサービス預金』を利用したほうがおトク。

『スイープサービス預金』のデメリット

1,000万円までしか保証されない。

『預金保険制度(ペイオフ)』により1,000万円まで保証される『銀行預金』および『スイープサービス預金』ですが、そうでない通常の証券口座の場合は保証されるのか?

実は、私たちが証券会社に預けたお金は、証券会社の資本とは別々に管理されています(これを『分別管理』という)。よって、証券会社が破綻しても証券会社の資本とは別々に管理されている私たちの預けていたお金は仕組み上全額戻ってきます。

なので、ある意味『スイープサービス預金』にすると1,000万円までしか保証されなくなるというわけですね。

 

ただし「証券会社がしっかり『分別管理』をしていること」が前提になってくるので、「預金保険制度の方がより安全」という可能性はあるかもしれません。

手続きに手間がかかる

『スイープサービス預金』は銀行口座と連携するので、ATMカードが送られてきたり、書類の郵送が遅くなったりします。

 

あとは「特にその会社の銀行口座は使わない」「金利の上乗せは微々たるものなので不要」ということであれば申し込まなくてもOKです。

 

6.『FX口座』は開設しなくていい

これも各社名称が異なりますが『FX口座』併設の選択肢がある場合があります。基本的にFX(為替取引)に興味がない場合は開設しなくてOKです。

『FX口座』を開設しなくても、もちろんIPO投資はできます。

 

おわりに

簡単にですが、証券会社の口座開設時の注意点はこんな感じです。口座開設した後に内容を変更するのはちょっと面倒なので、できれば最初から自分の目的にあった適切な選択をしていきましょう。

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