第5世代Fire(2015)にカスタムROMのCyanogen Mod 12.1を入れてみました。
Amazonのロゴが描かれたFire 5th。
これをひっくり返すと、
Cyanogen Modです。
これで普通のAndroidタブレットとして使えるようになったので、Fire OSのときと比べるとだいぶ使いやすくなりました。今回は私が試してうまくいったカスタムROMをインストールする方法を一例として紹介します。
※root化やROM焼きには多くのリスクが伴います。当該情報に基づく行動により損害または不利益などを被ったとしても、当ブログの関係者は一切責任を負いませんので予めご了承ください。
0.前準備
0-1.Fire 5thのroot化
0-2.カスタムROMとGapps(とSuperSU)のファイルをダウンロード
0-3.FlashFireをインストール
1.カスタムROM(CM12.1)のインストール手順
1-1.Wipe(消去)する
1-2.カスタムROM、(SuperSU)、Gappsをインストール
1-3.CM12.1の起動
0.前準備
0-1.Fire 5thのroot化
カスタムROMを焼くためにはFire 5thをroot化する必要があります。root化の方法については過去記事ご参照のこと。
0-2.カスタムROMとGapps(とSuperSU)のファイルをダウンロード
最初に必要ファイルをダウンロードします。今回用意したのはXDA公式フォーラムで紹介されていた『CM12.1』と『Gapps』です。
⇒http://forum.xda-developers.com/amazon-fire/orig-development/rom-cm-12-1-2015-11-15-t3249416
ファイルはFire 5thの内部ストレージかSDカードなどわかる場所に保存しましょう。上記リンク中腹の『Downloads』の項目にリンクがあるのでそれぞれダウンロードしていきます。
CM12.1
CM12.1のリンク先はこんな感じでした。普通に『DOWNLOAD』をクリックすればダウンロードが始まります。
Open Gapps
Gappsのダウンロード画面はコチラ。Platformは『ARM』、Androidは『5.1』を選びます。Variantは上の方が容量が大きく、下の方にいくにつれ容量が小さくなっていきます。推奨は『mini』か『pico』とのことなので今回は『mini』を選択しました。
Super SU
リンク先のCM12.1には『SuperSU』が入っていなかったので必要であれば別途ダウンロードします。
https://download.chainfire.eu/743/SuperSU/
こちらのインストールは私は未実験。
0-3.FlashFireをインストール
次にCM12.1などをインストールするためのツール『FlashFire』アプリをインストールします。
『設定』→(『シリアル番号を7回タップ』)→『開発者オプション』→『ADBを有効にする』をON(橙色)にしておきます。
また、Fire 5thとPCはUSBケーブルでつなげておきます。
次にPCにてroot化時に使用した『SuperTool』を起動。
SuperToolが起動したら、『5』と入力し『Enter』。
FlashFireをインストールするので『1』と入力し『Enter』。
「続行するには何かキーを押してください」と表示されたら『Enter』キーなどを押す。
インストール成功と表示されます。
Fire 5thに『Flash Fire』がインストールされているか確認しましょう。
以上で『FlashFire』の導入完了です。
1.カスタムROM(CM12.1)のインストール手順
1-1.Wipe(消去)する
まずは『FlashFire』を起動、スーパーユーザーリクエストを『許可』します。さらに『AGREE』→『NO THANKS』と順にタップ。
FlashFireが開いたら、まず右下の『赤丸+』をタップし、『Wipe』をタップします。
以下の4つにチェックを入れ、右上のチェックボタンをタップします。
・System data
・3rd party apps
・Dalvik cache
・Cashe partition
Actionsのリストの中に『Wipe』が追加されたことを確認します。
1-2.カスタムROM、(SuperSU)、Gappsをインストール
再度右下の『赤丸+』をタップし、『Flash ZIP or OTA』を選択します。
ディレクトリが表示されます。まずは『CM12.1』を保存した場所を開き、タップします。
『CM12.1』のOpitionsは全てのチェックを外し、右上のチェックをタップします。
Actionsに『Flash ZIP or OTA』のCM12.1が追加されていることを確認します。再度『Flash ZIP or OTA』をタップします。
※『SuperSU』もインストールする場合は、『Gapps』を追加する前に、ここで『SuperSU』を追加します。
次に『Gapps』を選択。
『Gapps』の場合は『Mount /System/read/write』のみにチェックを入れて、画面右上のチェックをタップします。
最後にWipeを長押し・スライドさせて『Flash ZIP or OTA』の上に持っていきます。最終的には、
・『Wipe』
・『Flash ZIP or OTA(CM12.1)』
(Flash ZIP or OTA(Super SU))
・『Flash ZIP or OTA(Gapps)』
の順番にして一番下の『Flash』をタップ。
『OK』をタップします。
カスタムROM、(SuperSU)、Gappdのインストールが始まります。
正しい手順を踏んでいれば、5~10分でCyanogen Mod12.1が起動します。
1-3.CM12.1の起動
CM12.1が起動したらあとは普通のAndroidと同様『Wi-Fi設定』『googleアカウント設定』『支払い設定』などの設定をしていきます。
設定をし終え『開始』をタップして、ランチャーを選択します。
無事起動しました。
Gapps(mini)に同梱されているアプリは以下のとおり。
あとは通常のAndroidタブレット同様お好きなアプリをインストールしてお楽しみください。
おわりに
やはりFire OSとして使うよりもAndroid(カスタムROM)にした方が使いやすいですね。プライム会員であればこれが4,980円です。カスタムROM搭載でさらに高コスパに。
ひと区切りついたので、Fire 5thシリーズの記事は今回で最終回です。あとは普通に使うなり、さらなるカスタマイズをするなりしてお楽しみください。