2016年2月発売の(新型)Chromecastと第1世代Chromecastの画面の遅延比較を行ってみました。結論としてはあまり変わりませんでした^^;使用環境によって異なると思いますので、いちサンプルとしてご照覧ください。
(以下、第1世代Chromecastを『Chromecast 1st』。(新型)Chromecastを『Chromecast 2nd』と表記します。)
1.使用環境
2.ミラーリング時の遅延
3.ミラーリングでゲーム
4.Chromecast対応アプリの遅延
5.結論
1.使用環境
まずは私の使用環境について簡単に。
無線ルーター:AtermWF1200HP(5GHz帯/11ac対応)
11b/g/nの実行速度:下り24~41Mbps / 上り13~38Mbps
11a/n/acの実行速度:下り23~75Mbps / 上り88~92Mbps
使用した端末:Nexus 5
2.ミラーリング時の遅延
最初にミラーリングした場合、どれくらいの遅延が発生するか確認してみました。
比較の方法としてはミラーリングした状態でストップウォッチアプリを起動。スマホとTVをカメラで撮影(10連写して数字判別がしやすいものをピックアップ)、秒数の違いを見ます。
2-1.Chromecast 1stの場合
遅延、約0.2秒。
2-2. Chromecast 2ndの場合
遅延、約0.2秒。
2-3.結果、ミラーリング時の遅延は同じ
結果、Chromecast 1stとChromecast 2ndはどちらもコンマ2秒の遅延でした。
3.ミラーリングでゲーム
ミラーリング状態でTVを見ながらAndroid搭載のドロイド君のゲームをやってみました。([Android5以降]設定>端末情報>Androidバージョン連続タップ>ロゴを連続タップ)
無理です。タイミングがシビアなので0.2秒の遅延は死活問題。何度かやってみましたが、最初のゲートをくぐることができず撃沈。
タイミングゲームやアクションゲームはスマホの画面を直接見ながらじゃないと厳しそうです。
4.Chromecast対応アプリの遅延
次にChromecastに対応しているアプリ『Angy Birds Friends』で遊んでみました。
5.結論
・私の使用環境では『Chromecast 1st』と『Chromecast 2nd』の同期速度に違いはなし。
・ミラーリングでは約0.2秒遅延。Chromecast対応アプリでも遅延あり。
だったので、現在『Chromecast 1st』を持っているなら『Chromecast 2nd』は必要ないかなという結論になりました。ただし、2.4GHz帯では電波干渉が起こりやすく、5GHz帯でないと快適にWi-Fi接続できないという環境下であれば、5GHz帯に対応している『Chromecast 2nd』を使うメリットが出てきそうです。
また、タイミングゲームはChromecast 1st / Chromecast 2ndでは難あり。アクションゲームも快適にはできないです。基本的には動画再生用や黒猫のウィズなどタイミングがあまり必要とされないゲームで用いるのがよさそう。
おわりに
Chromecast 2ndでは同期の速度が早くなるというイメージがあったので残念な結果となりました^^;使用環境によっては画面の遅延が改善されるかもしれません。あとはルーターを変えた場合とか有線接続をした場合とかの比較とかも考察していければなといったところです。ご参考までに。