この記事では、Crouton Integrationを使ってChromebookのChromeブラウザ内でXubuntuを起動させる方法をシェアします。
※Chromebook flip C100PAを使った例です。
※当記事ではあひるうさぎが試してうまくいった方法を一例として掲載しています。当該情報に基づく行動により端末に不具合等生じても当ブログ関係者は一切責任を負えませんので予めご了承ください。
0.参考記事
1.拡張機能Crouton Integrationを追加する
2.Crouton Integrationをセットアップする
3.Crouton Integrationを無効化する方法
0.参考記事
今回参考にさせて頂いたありがたい記事は以下のとおり。
Chrome拡張機能「crouton integration」を無効化する方法 | Chrome速報
0.準備
Crouton Integrationを使うには、前提として『開発者モード』で起動していることと、『CroutonでXubuntuなどを導入している』必要があります。導入がまだの場合は過去の記事をご参照のこと。
1.拡張機能Crouton Integrationを追加する
まずはCroutonをウィンドウ内で動作させるための拡張機能
crouton integration - Chrome Web Store
を追加します。上記アドレスにアクセスし『Chromeに追加』をクリック。
使用される権限は、
・通知を表示
・コピー&ペーストするデータの読み取り
の2点。クリティカルなものはありません。
問題なければ『拡張機能を追加』をクリック。
以上で拡張機能Crouton Integrationの追加は完了です。
2.Crouton Integrationをセットアップする
次に『ターミナルを起動』→『bash起動』→『コマンド入力』します。
ctrl + Alt + T
shell
sudo sh ~/Downloads/crouton -r trusty -u -t xiwi
数分待つとセットアップが完了します。
sudo startxfce4
でXubuntuを起動させましょう。
Xubuntuを起動すると画面上部に「全画面表示を終了するにはF11を押します」と表示されます。
このメッセージをクリックするか、Chromebook flip C100PAにはF11がないので全画面ボタン(F5)を押します。
するとXubuntuがウィンドウ内に表示されます。
以上でCrouton Integrationを使ったブラウザ内でのXubuntu起動完了です。
・Xubuntuのウィンドウがアクティブな状態で『全画面表示ボタン(F5)』を押すと全画面と小窓の切替ができます。
・全画面表示のときはCtrl + Alt + Shift + F1 or F2でChromeOS⇔Xubuntuの切替も可能です。
色々なものを起動させて遊んでみました。
3.Crouton Integrationを無効化する方法
Crouton Integrationを有効化すると機種によっては重くなってしまう場合があります。そういう場合のためのCrouton Integrationを無効化させる方法は以下のとおり。
一応Xubuntuをログアウト。
ターミナルにて以下のコマンドを入力。
sudo sh ~/Downloads/crouton -r trusty -u -t x11
※ll(エルエル)ではなく11(イチイチ)です。
数分待つとcrouton Integrationの無効化が完了します。
sudo startxfce4
でXubuntuを起動させましょう。
元通り全画面でXubuntuが起動しました。
上部に「全画面表示を終了するには~」といったメッセージは出なくなり、『全画面ボタン(F5)』を押しても小窓に切り替わらなくなります。
元通り、ChromeOS⇔Xubuntuの切替は、ctrl + Alt + shift +F1 or F2で運用できるようになります。
※機種によっては、ctrl + Alt + F1 or F2
おわりに
当方Chromebook flip C100PA 4GB RAM版を使用しており、多少軽快に動作しました。しかし、GIMPやThunderbirdなどLinuxソフトを使っているともたつくことが多いので、普段はCrouton IntegrationをOFFにして運用しています。
それにしてもChromebookはいつの間にこんなに便利になったのか。色々できることが増えて楽しいですね。